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《1月23日発売!》Sランクパーティーを追放された鍛冶職人、世界最強へと至る ~暇になったおっさんは気晴らしに作ったチート武器で無双する~  作者: シオヤマ琴
第一章 追放者編

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第27話 エルフの兄妹

「エルフ? お前たちが?」

「はい。僕はエルフのレオ、こっちは妹のアナです」

「アナです。初めまして」

正座をしながら俺を見上げてくる。


「とりあえず立ってくれないか。話しにくいから」

「はい、では失礼します」

「失礼します」

立ち上がる二人。


エルフと名乗った二人は金髪で耳が尖っており、葉っぱで出来たような服を着ていた。


なあ、エルフって人嫌いなんじゃなかったっけ?

俺は心の中でエクスカリバーに問いかける。


『人嫌いっていうか他の種族とあまり交流しないだけじゃないの? よくわかんないけど、私エルフじゃないし』


「あの……どうかしましたか?」

黙っていた俺を不審に思ったのかレオと名乗った男の方が訊ねてくる。


「いや、悪い。エルフって人間のことを嫌ってるんじゃないかなって思ってたからさ」

「我々があなた方をですか? そんな、嫌ってなんていませんよ。ただ我々エルフの寿命は人間よりずっと長いのであえて交流をしないようにしているだけです」

「別れがつらいですから」

「そうだったのか」


エルフの寿命が人間のそれよりずっと長いということは聞いたことがある。

エルフはそういう理由で人間と距離を取っていたのか。


「それよりさっき俺のことを剣士だって言ってたけど残念だが俺は剣士じゃないぞ。ただの鍛冶職人だ」

「え……で、でもさっき崖を破壊したのはあなたですよね?」

今度はアナという妹の方が質問してくる。


「あー、まあ、それはそうだけど」


あれを見られていたのか。


「人間は鍛冶職人でさえあのような力をお持ちなんですね。正直恐ろしい……ですが今はこの上なく頼もしい存在です」

とレオが言う。


「あらためてお願いします。我々エルフを助けてもらえないでしょうか?」

レオとアナは頭を下げた。

金色のきれいな髪がさらさら揺れる。


うーん、どうするか?

こいつら悪い奴らじゃなさそうだけど……。


『身ぐるみはいで追い返しちゃえば?』

つまらなそうに言うエクスカリバー。

鬼かこいつ。


「じゃあとりあえず話を聞くだけなら」

「あ、ありがとうございますっ」



☆ ☆ ☆



その後レオは自分の村に起こった出来事を俺に淡々と話して聞かせた。

レオが言うにはオークというモンスターの群れにレオたちが住むエルフの村が突然襲撃されたのだという。

エルフたちはオークたちと戦い、傷つきながらもなんとか追い返したのだそうだ。


だがその夜オークの群れの親玉であるオークキングが村に現れてオークキング一匹にエルフの村は壊滅させられてしまった。

それからオークの群れは幅をきかしレオたち以外のエルフの村も次々と蹂躙していったそうだ。

傷つき住処を追われたエルフたちは今、俺がさっきまでいた森の中に姿をひそめているのだという。


「我々はオークたちから逃げて森に隠れ住んでいますが近いうちに奴らはここにも来ると思います。なのでぜひともオークの群れを、オークキングを倒していただきたいのです」


俺が崖を破壊するところを森の中から隠れて見ていた見張り役のレオとアナがこうして頼みに来たということらしい。


「私と兄さんは比較的軽傷で済んだのですがオークキングに殺された仲間たちも沢山いますっ。どうかかたきを討ってください、そして私たちをオークたちから救ってください!」

アナは涙ながらに訴えた。


うーん……話を聞く限りだと放っておくといずれバラン村にもオークたちが攻めてくるかもしれないな。

かたき討ちっていうのは性に合わないがバラン村のためには退治しておいた方がいいのかも。


エクスカリバー、お前はどう思う?

『さっさとそのうるさい女追っ払いなさいよ、うっとうしいわ』

おい、話聞いてただろ。

オークの群れがこっちに近付いているかもしれないんだぞ。


『だから何よ。オーク相手に慌てる必要なんかないわよ、襲ってきたらその時返り討ちにしてやればいいだけだわ。それより私眠いから寝るわね』

あ、こらっエクスカリバー。


『……すぅすぅ』

エクスカリバーの寝息が聞こえてきた。

まったく、相変わらずよく寝る奴だ。


「えっと、村を追われたエルフたちは何人くらいいるんだ?」

「百人ほどですが……なぜですか?」

とレオ。


「いや俺はすぐ近くの村で村長をやっているんだけどよかったらうちの村でしばらく休んだらどうかと思ってさ」

「本当ですかっ? そ、それはありがたいです」

「まあ俺一人で決めるのもあれだからこれから村に戻って村のみんなと相談してくるけど、お前たちも来るか? その方が話が早いし」

「は、はいっ。ぜひ連れて行ってください」

レオは嬉しそうに何度もうなずく。


「でも百人もかくまってもらえるんですか……?」

「うちの村結構広いからそこは大丈夫だ」


こうして俺はエルフのレオとアナを連れてバラン村へと戻っていった。

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