君の名は
筐体の光だけが照らす空間に電灯の光が差すがそれに苦しむ1人の男を除いて皆が声の主の方へ顔を向ける。
「ミチルちゃん!久し振りだね!」
「やだもーサイトウさんったら、昨日会ったばっかりじゃん」
と笑顔を振り撒く女に視線が固まってるとその女がこちらに歩いてきて一言
「この人が新しい仲間?担当の色は何色なの?」
「朱君は名前と同じ赤担当だよ。」
サイトウさんが説明すると
「私はピンク担当の如月ミチル!よろしくね!」
そう言われて自分の頬が赤くなるのが分かった。
自分の他にもう1人頬を赤くしている男が居たがそこには誰も触れなかった。
「ミチルちゃんは何でここに?お仕事は?」
「たまたま近くで撮影があったからサイトウさん達はいつもここに居るからカレーが食べられるかなぁってね。」
と笑顔を絶やさない彼女にサイトウさんも叶わないなぁと頭を掻きながらカレーの用意をして渡す。
「今回はイカカレーかー。食べられるモノでよかったー。」と言いながら渡されたカレーを頬張る。
その途端に光が彼女を包み込んだ。
これは・・・
と呟いていると
まぁ簡単に言えばレベルアップだよ。ゲーム内なんかでも音が鳴ったりするだろ?それと同じさ。
と説明をしてくれるサイトウさんが君も食べれば分かるさとカレーを差し出してくる。それを一口食べると全身に漲る力と共に身体が光り出した。
すると変身もしていないのに視線の先に例のイルカが目の前に現れたのであった。




