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異世界の女子どもが俺のぱんつを狙ってる  作者: シャイン樽画
第一章 旅立ち ~俺のぱんつを狙ってる~
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 18枚目 せいじょ、こうりん

作者「お食事中の方には、不適切な表現が含まれますが、許してちょ!」

「ユータさんのぱんつは、人の能力を高める効果があるんじゃないかと思うのですよ……」


 シスター・クレアは、歩きながら俺に言った。


「マールさんの話では、ぱんつを被ったユータさんは、ドラゴン級災害を起こせるほどの怪力を得たと聞きました」


 マールさんは直接見たわけじゃないけどね。


「そして、漆黒の盾の皆さんの場合は、ビッグヴァイパーの毒が無くなりましたが、それは考えてみれば、ぱんつによって身体能力が高まって、自然治癒力が強くなったんじゃないかと……」


 あれ? そうなのか?

 俺はてっきり、ぱんつが毒を吸い出したと思っていたが……


「それなら毒の成分が、ぱんつの方に移っているはずです。ですが、あの時見たぱんつは、血こそ吸って赤くなっていましたが、毒のようなものは見受けられませんでした……まあ、ちらりと見ただけだったので、これは確信がありませんが……」


 言われてみれば、そうか。

 もしも、ぱんつが毒を吸っていたのなら、毒で汚染されたぱんつを素手で触った俺は、あの時、毒にかかっていたかもしれない……

 あれだけの毒だものな。


「ユータさんがべろんべろんに酔った時も、被っていたぱんつは、特に変化ないように見えました……」


 そして、シスター・クレアは顔を赤らめて「少し黄ばんでましたけどね……」と言う。

 うん、カワイイ。

 そういう反応するから、ついセクハラしたくなるのだよ、シスター。


「これらのことから考えて、ユータさんの穿いたぱんつには、人の能力を高める力があると考えました。さて、そう結論づけると、私は、ひとつ試したいことを思いつきました……」


 シスター・クレアが俺の目をじっと見て言う。


「私がユータさんのぱんつを被って、回復魔法を唱えると、どうなるんだろう……って」


 どうなるんだろう?

 もしも、クレアさんの仮説が正しいなら、クレアさんの能力が高まって、すごい回復魔法を唱えられるのか?


「それを確かめたいんです。もしも、今まで私がどう頑張っても癒してあげられなかった方を、ぱんつを被った上での魔法で治せたら……私の仮説が正しいことになります」


 ふむ、しかし、あれだ……

 クレアさんが、あれこれ考察していたことはわかったが、結局のところ、俺のぱんつ被りたいのか。

 ふ、ふふふ……むふふふ……

 あの清楚なクレアさんが、俺のぱんつを……デュフフフ……

 あれだけ嫌がってたのは、口だけだったんだな。ぐへへ……

 そんなことを考えて、にやけていると……


「言っておきますが……人から被らされるのと、自分から被るのでは全然違いますからね!」


 うお! 心の中読まれた!


「いえ、別に心の中読んでませんから……」


 シスター・クレアは笑いながら、手をパタパタやって否定した。


「いやいやいや! 絶対読んだでしょ、今!」

「いえいえ、ユータさんの顔に出ているというか、あまりに分かりやすかったから……」


 ホントかな?

 試しに「ファミ●キください」とテレパシーを送ってみる。


「さあ、雑談はこれくらいにして、早く行きましょう」


 華麗にスルーされた……


・・・・・・


 やがて、俺達は、少しみすぼらしい感じの一軒家に着いた。

 庭先では、若い娘が掃き掃除をしている。


「こんにちは、メリーさん」

「あら、シスター・クレア、お久しぶりです……」


 メリーと呼ばれた娘は、年の頃は17歳頃だろうか。

 髪は、少し巻き毛のある茶髪。どことなく憂いを帯びた顔つきで、いかにも苦労していそうな雰囲気を漂わせていた。


「ヴォルマルさんは、ご在宅ですか?」

「ええ、まあ……父はあのような状態ですし……」

「よかった。では、ヴォルマルさんにお会いしたいのですが、よろしいですか?」

「それは構わないのですが……その、どういったご用件で?」


 メリーは、訝しげな表情でそう尋ねた。


「実は、新しく試したい治療法が見つかったので……」

「え……でも……」


 メリーはうつむいて、言おうか言うまいか迷っていたようだったが、やがて顔を上げて言った。


「でも、お高いんでしょ? シスター……うちには蓄えが……」

「いえ、いいんです、お金は。今回のは新しい試みですし、回復魔法での治療で、私も修行の一環となることなので……」

「そ、それなら……」


 メリーは、少しほっとした、というところだろうか、表情が明るくなった。

 そして、そこでようやく俺の存在に気付いたようで、シスターに尋ねる。


「ところで、そちらの方は?」

「冒険者のユータさんです。今日はアシスタントをしてもらおうと思いまして……」

「どうも。ご紹介に預かりました、ユータと申……」

「ひぃ! ぱ、ぱんつ魔ユータ!」


 俺の自己紹介が途中だというのに、メリーさんは突然、悲鳴を上げて飛びのいた。


 くっそ!

 俺の二つ名は、どんだけ広まってんだ!


「あ、大丈夫ですよ。噂ほど危険な人ではないですから」

「え……あ……そ、そうなんですか?」

「とりあえすの分別はある方です。ただ、自分の気に入った相手には、噂通り、ぱんつを被せようとしますけどね」

「ひぃ!」

「ふふふ、冗談ですよ」


 フォローになってねぇ……

 シスター・クレアを見ると、何やらドヤ顔をしているし。

 もしかして、さっきのセクハラの意趣返しなんだろうか?

 まあ、散々、ぱんつ被らせるネタで遊んだからな……


 しかし、シスター? 関係無い人を巻き込むのはよくないと思いますよ?

 やれやれ、誤解を解かないと……


「メリーさん、噂なんて信じないで下さいね? 俺は、いたって正常な人間ですよ。正常の証に、ぱんつだって、被らせるより被りたいんです。むしろ、お美しい貴女のぱんつを被りたい……フッ……」


 そんなことを、メリーさんにテレパシーで送ってみる。

 え? 言葉で話すんじゃないのかって?

 それを話すなんてとんでもない!

 コミュ障の俺が、初対面のおにゃのこ相手に、そんな大胆なことできるわけない!


 テレパシーのために、俺は目力いっぱいにして、メリーさんを見つめた。


「すみません……失礼とは存じますが、目が怖いので、あ、あまり見ないでいただけますか?」

「あ、ごめんなさい」


 ふむ、どうやら俺にテレパシーの能力は無いらしい。


・・・・・・


 まあ、そんなことは置いといて、俺達はメリーさんに案内され、一つの部屋に通される。


 そこには、初老の男性が、ベッドの脇に座っていた。

 男性の髪は茶色。毛色から考えて、メリーさんの父親のヴォルマルさんだろうか?

 しかし、妙だな。

 重病人みたいに聞いてたけど、見たところ、どこも悪いところは……


「あ……」


 ヴォルマルさんを見ていて気付いた。

 この人、目の焦点が合っていないのだ……

 もしかして、病気って……


「ヴォルマルさん、お加減はどうですか?」

「おお、その声は! シスター・クレア! わざわざ来て下さったんですな! すみませんな、目が見えないばかりに、誰が来たのか、わからんかったのです!」

「お元気そうですね」

「ハハ、それだけが私の取り得ですから!」


 やはり、病気というのは失明のことだったのか。


 シスターに尋ねると、簡単に説明してくれた。

 ヴォルマルさんは、昔、冒険者をやっていたそうだが、目の病を患って失明。それが元で引退したそうだ。

 現在は家で療養中。

 目が見えなくてもできるような仕事はしているが、冒険者時代の蓄えも底を尽き、結構カツカツらしい。


「さて、ヴォルマルさん? 今日来たのは他のことではないのですが……」


 シスター・クレアは、ヴォルマルさんに、これから目の病気を癒す回復魔法を行いたいことを説明した。


「私も初めての試みなので、正直に言うと、成功するかどうかはわかりません。ですから、お金は結構です」

「おお、タダですか! 何と珍しい……あ、いえ、ハハハ……」


 ヴォルマルさんは、意外そうにそう言った。

 やっぱり、普段から報酬がどうとか、お金にうるさいシスター・クレアが無料でやるというのは珍しいみたいだな。


「ダメでもともとです。タダというなら、どんどんやって下さい!」

「ありがとうございます」


 ヴォルマルさんは、目の治療に同意した。


 シスター・クレアは、「目が治った場合のことを考えて……」と説明し、ヴォルマルさんに目隠しをした上で、カーテンを閉めて部屋を暗くする。

 目が治ってすぐに光を見るのはよくないからだ。


 そして、シスターは俺に目配せをする。


「ユータさん、例のものを……」

「はい……」


 俺は、シスター・クレアに渡すため、ストックしておいたぱんつを漁る。

 レッドドラゴンに投げつける用にいつもより多めに持って来たぱんつのうち、なるべく黄ばんでないものを選んで渡す。


「いきます……」


 そう言って、シスターは息を止めて、一気にぱんつを被った!


 シスターには、俺のぱんつはダボダボだった。

 デブの俺のぱんつを被るには、シスターの頭は小さかったのだ。

 シスターは、余った布を頭の後ろで縛る。

 縛った分、俺のぱんつはシスターの顔にぴっちりと張りついてフィットした。


「う……くさい……」


 う……ダメだったか……

 なるべくキレイなもの選んだつもりだったが……

 やっぱり、ぱんつの臭いも強く感じるようになるんじゃないか?


「うぇ……ユータさん……貴方、昨晩一体何を食べました? すごい臭いですよ、これ……新緑の匂いに似てるのですが……何か違います」


 新緑……新緑の匂いかぁ……

 シスター、それね、『イカ臭い』っていうんですよ……


「ちょっとこの臭さは想像以上です……」

「い、いや、なるべく汚くないのを選んだんですが……」

「そ、そうなんですね……でも、うぅ……これはちょっと……」


 やっべ……何、この羞恥プレイ……

 難易度高いんだけど?

 例の業界とか上級者の人ならオカズにできるのかもしれんが、俺には無理だ……


「ううん、こんなことやってても始まりませんね! やります!」


 シスターは、意を決したように、そう言って、両手を組んで祈り始めた。


「天上の聖なる風よ……偉大なるしゅの息吹き……我、願う、この者に振りかかりし災いを払い給え! 我、祈る、その身を清めた給え! ゴッドブレス!」


 シスターは唱え、ヴォルマルさんに手をかざす。


 どこからともなく一陣の光り輝く風が吹き、ヴォルマルさんを中心に渦巻く。


 そして、その光りの渦が次第に消えて……ヴォルマルさんが残った。


 やった、か……


 一同、沈黙する。


「さあ、ヴォルマルさん……目隠しをとってみて下さい」

「はい……」


 シスターに言われて、ヴォルマルさんは目隠しをとる。

 目は、まだ閉じたままだ。


 ゆっくりと目を開ける……

 すると、


「おお……目が……目が!」


 ヴォルマルさんが目を見開く!


「見えます……見えますよ! もう諦めていた私の目が……見えますよ、シスター!」


 ヴォルマルさんは、感激に涙した。

 やった! やったんだ!


「ユータさん! やりましたよ!」

「ええ、シスター! おめでとうございます!」


 感動的だった。

 ぐす……俺も、もらい泣きしてしまいそうだ……

 シスター・クレア、あんた流石だよ!


 誰もがそう思った瞬間だった……


「え……シスター?」


 ふいにヴォルマルさんが素っ頓狂な声を上げた。


「はい、何ですか?」

「その覆面は一体……」

「あ゛……」


 長らく失明していたヴォルマルさん……

 彼が目を癒してもらって初めて見た光景は……意外!

 それは、変態覆面シスターだった!


「うわあああぁぁぁぁ!」


 シスター・クレアが叫び声を上げた!

 うわぁ! 台無しだぁ!

 感動を返せ!


「ヴォ、ヴォルマルさん! ち、違うんですよ! これには事情があって!」

「ああ、わかっています……わかっていますとも!」

「へ?」


 え?

 この状況で何がわかったの?


「シスター……いえ、名も知らない覆面の方!」


 ヴォルマルさんは目に大粒の涙を浮かべながらそう言った。


「普段、お金に厳しいシスターが、我々にだけ無料で、しかもこんな大魔法を使ったなんて言い出したら、周囲から我々がよく思われないに違いない……そう思って、貴女は顔を隠しているのでしょう?」

「い、いえ、そんな大層な話では……」

「ああ、そうでしたね、今はシスターではなく、名も知らない人でしたね……では、覆面の聖女よ……本当にありがとうございました……」


 ヴォルマルさんは、すっくと立ち上がると、深々とお辞儀をした。

 その表情は、感謝の念に溢れていた。


 そう……

 これが後の世に語られる『覆面の聖女』伝説の始まりである……


「あの……変なナレーションつけるの止めてもらえます?」

作者「某ドラクエ3で、クレアさんをキャラメイクしたら、性格が『しあわせもの』でした」


作者「クレアさん、しあわせですか?」


クレア「あの……ユータさんのぱんつは被らせられるし、ヴォルマルさんに変態的な姿見られるし……こんな私のどこが幸せ者なんでしょう?」


作者「でも、ネタ的には美味しいですよね」


クレア「ネタ的に美味しいって、それじゃまるで、遊び人……はっ! まさか!」


作者「え? ち、ちがいますよ! ちゃんと僧侶で登録しましたよ!」



作者「うわああ、マジで忙しくなってきた……更新ペース遅れがちになると思いますが、どうかご容赦を!」

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