47話 ビッグマウンテン
お久しぶりです。もんちです
「ちょっと待ってくれ……」
コイツは何を考えているんだ。とてもじゃないが常人がやるようなことではないぞ。はっきり言って俺みたいなクソ野郎に優しくしてくれる時点で普通じゃないが、さすがに混浴はNGでは無いのか。もしこれが許されるならば、俺は「ひゃっほおおおおおい!! パンツ!」と言いながら、そこら辺の女子高生のスカートをめくりまくっている。ってか弓梨はこんなんだから変な男に近づかれるんだ。小学生の時なんて明らかに怪しい小太りのおっさんに「ぐ、ぐへへ。弓梨ちゃん、おじさんといいことしよう?」とか言いながら触られそうになってたし、やっぱりコイツは誰かが監視して無いと危なーー
「じゃあ入るね〜」
「ちょ、止まれ!」
「えっ」
「『なんで入っちゃダメなの?』みたいな顔すんな! 今お前が小学生の頃おっさんに襲われてたのを思い出してたんだから!! 」
「なんで今思い出したの?」
……あれ、叫んだら頭から飛んで忘れた。
「……しらん」
「ぷっ……月夜、今さっき考えてたこと忘れるなんてまるでにわとりみたいだね」
弓梨が口に手を当ててわざとらしくおちょくる。さっきから弓梨が邪魔でイライラしてたせいか、普段馬鹿にされる時より数倍腹が立った。
「……お前は牛みたいだな」
と、今度はこちらが冷やかしを入れる。勿論、牛みたいなのは顔の下にある双方のおっぱいだ。タオルに隠れているが、恐らく平均を余裕で上回る。
「なっ……」
相当なダメージのようだったのか、驚愕しながら後ろにたじろぐ弓梨。そして途端にお腹を手で覆うように隠す。
「こ、高校に入る前からそんなに体重変わってないもん! ……ほんのちょっとしか……」
付け足すようにもじもじと呟く。本音を言うと牛なのはそっちでは無いが、だいぶくらったようだ。
「へぇ〜、あまり変わってないのかぁ……でも俺はちょっと太ったように見えるかなぁ」
当然嘘だが。タオル越しじゃスタイル抜群にしか見えない。
「すぐ痩せるからいいもん! アイドルみたいにほそ~くなるもん!」
「お菓子大好きなのに我慢できるのか?」
弓梨は美味い飯を作れるからか、美味い食べ物も大好きだ。それは3食の食事でもあるが、特に好いている物を述べるとしたら、甘いお菓子等だ。
「で、できる……」
「お、そうか。せいぜい頑張れー」
適当に返して湯船に深くつかると、弓梨は頬を赤らめて、はたまたもじもじとし始めた。
「……つ、つきやは、痩せてる女の子の方が好き?」
「いや、別に。普通でいいかな。まぁ、強いて言うならお前ぐらいがベストだな」
「そ、そっか……じゃあ、現状維持でいいかも」
グヘヘ、おぱんちゅ




