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第二十四話 最終特訓

新人戦まで残り七日。


流星竜舎。


レオンは朝から厳しい顔をしていた。


レオン

「今日から最終調整だ」


恒一

「来たな」


レヴナント

『来たな』


ガロン

「嫌な予感しかしない」


レオン

「新人戦を想定する」


レオン

「スタート」


レオン

「加速」


レオン

「コーナー」


レオン

「最後の直線」


レオン

「全部やる」


恒一

「全部か」


レオン

「全部だ」


その日。


レヴナントは走った。


何度も。


何度も。


何度も。


スタート。


失敗。


スタート。


失敗。


スタート。


失敗。


レオン

「遅い!」


恒一

「今の俺じゃない!」


レオン

「お前だ!」


レヴナント

『お前だ』


恒一

「お前もか!」


ガロン

「仲良いな」


午後。


コーナー練習。


今度はレヴナントが転ぶ。


レオン

「膨らむな!」


レヴナント

『地面が悪い』


レオン

「お前だ」


恒一

「お前だな」


レヴナント

『味方がいない』


夕方。


最後の模擬走行。


スタート。


加速。


コーナー。


直線。


今までで一番良かった。


レオンは腕を組んだまま頷く。


レオン

「よし」


恒一

「どうだ?」


レオン

「勝負になる」


恒一

「本当か?」


レオン

「本当だ」


恒一の顔が明るくなる。


だが。


レオンは続けた。


レオン

「ただし」


恒一

「ただし?」


レオン

「勝てるとは言ってない」


恒一

「だと思った」


ガロン

「いつものだな」


レヴナント

『勝つ』


レオン

「その意気だ」


新人戦まで残り七日。


準備は整いつつあった。


― 第二十四話 終 ―

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