↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
散歩道 俳句を詠んでみました。  作者: あっちゅ寝太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
22/31

散歩道の命の紋(もん)第二章:秋晴れの散歩道

日常のふとした歩みのなかで、景色がふわりと色づく瞬間があります。今回は、私が散歩道で出会った秋の気配と、胸の奥にある故郷の情景を、いくつかの俳句とともに二つの物語に仕立てました。パレットから取り出したような青空から、足元の小さな虫たちの知恵まで。深まりゆく秋の空気感を、どうぞご一緒に歩くようにお楽しみください。




第二章:秋晴れの散歩道


嵐が去り、すっかり高くなった青空を見上げて、お気に入りの公園へと足を延ばす。ここは小川が流れ、豊かな林が広がる、私にとっての癒しの散歩道だ。先日の大雨の傷跡を包み込むように、小川はいつもの穏やかなせせらぎを取り戻していた。


散歩道 秋の小川に 亀歩む


水底をゆったりと進む亀の姿に、焦る必要はないのだと教えられる。

この公園の林には、山の土が運び込まれているという。そのせいだろうか、ふと足元に目をやると、木漏れ日の下に嬉しい秋の便りを見つけた。


秋晴や 垣根の陰に ぬめり茸


見上げる青空の乾いた心地よさと、地面の陰でしっとりと艶を放つきのこの質感。光と影、乾と湿。自然の対比の豊かさに、歩く足取りも自然と軽くなる。

たくさん歩いて、少し火照った額の汗を拭う。たどり着いた広大な芝生広場では、心地よい風とともに、先客たちが賑やかに迎えてくれた。


汗拭い 芝生広場で 鴨が呼ぶ


「こっちにおいでよ」と誘うような鴨たちの声に包まれながら、私は深く息を吸い込む。排水溝の小さな命の闘いも、小川の亀の歩みも、この広場の賑わいも。すべてが等しく、この豊かな秋の一日の中で息づいている。


ご一読いただきありがとうございました。日々の歩みのなかで紡いだ言葉たちが、どなたかの心に届き、小さな道標となれば幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。