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Episode:25 神の使徒

1日遅れで25話投稿です。




やぁ、現在王女や宰相達に青い顔で凝視されてる蝗の王(アバドーン)だ。


………熱い視線を浴びてると、なにやら興奮するな!




(まただよw)


(変態に磨きがかかってキタコレ!w)


(いい加減、別のパターンにしる!w)


(お前は最高だぁぁぁぁぁ!!!)





「此処で、ハッキリと明言しておく。



俺は人間ヒューマンがキライだ。


誤解するなよ? 今の俺に”天敵”としての本能は無い。


だから、本能に突き動かされて、全ての人間ヒューマンを闇雲に憎んでる

訳じゃ無い。


純粋に、その愚かで傲慢な行動に怒りを感じているだけだ。」





(((やっぱり、何事も無かった様に話しを続けるお前が

好きだぁー!w)))



それほどでもない!(キリッ)





「さっき、言ったな?



俺は【造物主達】に深い恩義を感じ、感謝していると。


だから無自覚にも、いや、無自覚だからこそ、彼等を失望させ。


今も尚、哀しませ続けるキサマ等人間(ヒューマン)がキライだ!


キライでキライでたまらん!!



…この世界に生きる全ての者は、皆【造物主達】に取って

子供の様なものだ。


想像して見ろ、12番目に生まれた末っ子が、脆弱さを哀れんで

与えた”知恵”を使って増長し、他の兄弟達をないがしろにして、

更にはその大地までも汚し、蹂躙していく。


その結果がどうなるか、考えもせずにな。


自分達の住む場所を破壊した後、キサマ等人間(ヒューマン)は、

一体どこで暮らしていくつもりだ?



それを、強大過ぎる力故に、黙って見ているしか無かった”親”の

気持ちが想像出来るか?

【造物主達】達とて、何とか出来ないか、色々と試みてはいたのだ。


だが、神とて万能では無い、強大な力の影響を完全に消す事は

出来はしない。


知っていたか? 神と人とが対峙したら、その身に纏う力の波動の

影響だけで、人は簡単に死に到る。


神に害意が無く、ただそこに居るだけでそうなるのだ。



様々な試行錯誤の結果、【造物主達】が世界に介入する手段は、

他の種族に”声”を届けて”神の名の元に”キサマ等人間(ヒューマン)の勢力を、

削ぎ落とす様に命令するぐらいしか、残ら無かった。



だが、この世界でその命令が実行に移された事は一度も無い。



……【造物主達】には出来なかったのだ、”我が子”に”我が子”を攻撃させるような命令は。



結果として今まで放置したにも等しい事になってしまった。


神としての責任と義務を考えれば、怠慢だと考える者も居るかもしれん。




だけど、俺はそうは思わん。



自分の子供を裁く事を、躊躇ちゅうちょしない親など居ない。


そこまで悩み抜いて、責任と躊躇ためらいの葛藤の末、この俺に話しが

廻って来たのだ。



誰が、その頼みを断れたと言うのだ?



彼らの秘めた葛藤を理解し、その苦しみから解放する為に、

俺はキサマ等人間(ヒューマン)を”監視”する事を決意した。



そして、そこまで【造物主達】を苦悩に追い込んで置きながら、

貴様ら薄汚れた人間ヒューマン共は、”協会”なんぞを作って私欲を貪ったり、

兄弟たる他種族を【亜人】と差別して虐げ、自分達の仕出かした

総ての事を、事も在ろうに”神の名の下に”とうたって、

神の所為にして来たのだぞ!



この俺が、キサマ等人間(ヒューマン)を嫌い抜く理由が他にも必要か!!!」






『『『『『 ……………… 』』』』』






……やっべ! つい話してる内にヒートアップして、

目の前に居る連中を攻める様に、怒鳴っちまったよ。


全員、涙目状態になっちまった。(汗)




「……ふぅ、少し興奮しすぎて、我を忘れてしまったようだ。


実際に俺が今言った事の総てを、あんた等がやった訳では無いし、

さっき王女と宰相殿に敬意を抱いたと言うのも嘘じゃないから、

あんた等を嫌っている訳じゃないんだ。


まぁ、まったく関係が無いとは思わんから、謝罪はしないがな。



ただ、重ねて言うが俺は闇雲に、あんた等人間(ヒューマン)

滅ぼそうとは思わん。


飽くまでも、邪な行いで他の種族や自然に対して害を為す者だけを

”刈り取る”だけだからな。


正しき行いをする者は、俺達を恐れる必要は無いって事だ。」




(お? ちょっと涙目治ってきたかな?)


(怯えさせてから、優しい言葉をかけるとかwマジ悪魔ww)


(このドS皇帝サディスティック・ロードww)




わざとじゃ、えっての!!!?





「ちょっと、興奮して話しがそれたけど、ここでさっき宰相殿が疑問に

思った、俺らの”戦力”の話に辿たどり付く訳だ」




『(……長かったですな……。)』


『『『『 ……………… 』』』』





「依頼を受けた俺に【造物主達】は過剰とも言える能力を

付与してくれた。


俺が、任務の途中で死んでしまわないように。



元々優しすぎる彼等は、自分達が託した使命の所為で、俺が死んで

しまう事を極端に恐れたんだと思う。


だから、最初の眷属の居ない状態でも、時間さえ掛ければ、

無傷のまま(・・・・・)俺一人で総(・・・・・)ての人間を(・・・・・)殺し尽くせる(・・・・・・)程の能力があった。」





『『『『『 …………… 』』』』』





……うわっ? 

今度はヤバイぐらいに 顔色が青くなった!!? 面白ろww!!



(ヒドすww)


(なんと言うSww)




「具体的な能力をいくつか言うと、


全身の甲殻の強度は”竜王ドラゴン・ロード”のウロコ以上。


事実上、この世で最も硬い物質だって事だな。


これだけでも、手が出ないだろうけど、更に【不可侵】と【レジスト】の

概念をパッシブスキルとして、常時発動してる。


まぁ、これでも、俺達の能力のほんの一部だけどな。」





『ちょっ!? おまww』


『『『 (涙) 』』』




(ビックリしすぎて、宰相さんコワれたww)


(そして、有象無象半泣きww)


(誰に剣を向けようとしたか理解したんだろww)


(ようやっとだけどなww)





「現在は更に【クラスチェンジ】を果たして、更に多くの能力や

スキルを得ているし、結界で閉じ込めれば、逃がす心配も無い。


ついでに言うなら、結界張ってる事からも推測出来るだろうが、

魔法も使えるぞ。



……膨大な魔力と合わせて。」




『にんげん\(^o^)/オワタ。』


『アバドーン様、もうやめてあげて!爺ぃのライフはもうゼロよ!!(泣)』








「具体的に言うなら、人間ヒューマンが渾身で放った”ラメラッテェー(炎系最上級極大呪文)”を、

片手間で放った”ラメェ(炎系下級呪文)”で打ち消すとかw」




(追い討ちした!ww)


(追撃の手を緩めないww)


(容赦()えぇぇぇぇ!?)


( こ の ド S め w )


(最低だこのヒト!ww)


(最悪すぐるwww)









・・








・・・・・・









・・・・・・・・・・










「さて、落ち着いたか? 宰相殿。」




『……ええ、かたじけない。 見苦しい処を、お見せしまして……。』




(まぁ、王様の所為なんだけどねww)


(見た目は冷静で無表情だから性質たち悪いなww)


(本当にねww)




「まぁ、これで戦力に関しては納得、戴けただろうか?」




『……はぁ、骨身に沁みて理解致しました。』




「あとは、いま一つの”違和感”に関してだが………。」




『いいえ、改めて聴くまでも無く理解致しましたわ。


罪無き者の保護とは、【造物主達】の意向なのですね?』




Exactly(イグザクトリー)




『……はぁ、やっぱりですの。』




「だが姫さん、俺は貴族や王族の様に、権力を行使していくらでも

身を護る手段のある人間は 確かにどうでもいいが、身を護る

すべの無い力弱き者まで、どうでもいいとは思っていないぞ?


あんた等、王族や貴族みたいに、身を護る手段があるにも係わらず

慢心や油断で窮地に落ちいる奴は、自業自得と思ってるだけだ。


実際、油断したからこそ、姫さんの親父殿は毒を盛られたんだろうが。」





『……はぅ。』





やだ、何このカワイイ生き物。


……うむ、やはりカワイイ娘の泣き顔はい!!




(このロリコンめ!ww)


(自分の欲望満たす為に泣かせんなよ!ww)


(あなたって、本当に最低のクズだわww)





それほどでも無い!(キリッ)




((( 褒めて無いから!!ww )))





「そうだ、これをやろう。」



そう言って強引に話を逸らした俺は、ポーチから一個の

タル(小樽)を出した。




『……いま、どこからこの樽を出したのですか???』




「俺達の”不思議”の一つだ、気にしたら負けだぞ?


これは中側を、結界を応用した”特殊な魔法”でコーティングした樽で、

中には”生命の水(ウィシュクヴェ一ハ)”が入ってる。


まだ 宰相殿にも必要だろうし、姫さんのおんにも必要だろう?」




『……”おん”てアンタ……。

一応、我が国(うち)の国王なんですけど……。』



ビッ!




「細けえ事はイイんだよ!!」



(裏手突っ込みした!ww)


(宰相さん、再び涙目ww)


人ン家(よそのくに)の国王捕まえて”おん”とかww)


(無法者過ぎるww)





……この後、細々とした事を打ち合わせた後、この戦争が

終わったら改めて会うと、再開を約束して、俺達は【石のみやこ】への

帰路についたんだ。















そして、”軍団レギオン”が帰った後の、宰相の部屋では、




『今日はなんだか、一生分を驚いてしまったような気がするわね。


それと、爺ぃ。 毒の事気づけなくてごめんなさい……。』




『なにを、仰せられるのですか、姫様。


某こそ 宰相の重役にありながら、みすみす陛下に毒を盛られた

ばかりか、彼らに教わるまで うたがいもしませんでした。


まことに、お恥ずかしき限りでございます。』




『……ふぅ、お互いに謝ってばかりいても仕方ないわね、

過ぎたことを悔やんでばかりいても、何も変えられ無いものね。


まずは、これからの事を考えましょう、その方がよほど建設的だわ。』




『左様で御座いますな。


おお、そう言えば彼らの話に驚いてすっかり忘れておったが……』



そう言って宰相は、ぶち抜かれて すきま風が吹き込む窓をみながら




『………?』





























『……窓修理(なお)して逝けよwww』









そんな訳で、いままで神様にしちゃ対応がお粗末すぎね?


って、思われてた部分の理由と言うか裏話でした。


どんなことにも、裏に廻れば、表に出ない葛藤がある。


まぁ、あくまで主人公視点での思いではありますが。

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