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騎士たちの夜会
「お前、そんな力を持ってたのか?」
「今まで隠しててすみません。私戦うのが怖くって、それで……。でもあなた達は本気で戦っていたし、シーシアさんも私を必死に守っていた。そんな中私だけ情けなくて。」
「いいや、助かったよ。ありがとう。」
「どういたしまして。」
少女は照れくさそうにそう言った。
その後も戦いは続いた。そして夜になり両軍は戦場から一旦撤退した。
「皆さん、お疲れ様です。戦況はこちら側がかなり有利のところまでもっていくことができました。しかし、先ずは何よりも亡くなった方たちへ祈りを捧げましょう。」
俺の部隊も6人亡くなった。守り切れなかったことは申し訳ないが、戦場で犠牲は付き物。明日の死者を少なくすることを先ずは考えるとしよう。」
「皆さん、今日の戦いで十二星剣を2体討った隊がいます。エルピス隊です。皆さん、彼らの勇士に拍手を!」
拍手が鳴り響く。俺は嬉しかった。俺のことも仲間達のことも認めてもらえて。
「今からは夜の時間です。敵兵も一旦は引きましたが、夜襲が来るかもしれない。気をより引き締めましょう。」
そして夜になった。そこは血に染まった戦場と化していた。敵の総勢3000。絶望的な状況だった。




