Air:28 取引
どういう意味だ・・・。
「どういう意味だ!?。」
「君は親友を守りたかったんでしょ。ここに来て初めてで来た友達をね。」
ノナのことかぁ・・・。守りたかったっていうのはおそらくあの時だ。その時僕はフォノアの力を得た。もしかして、こいつ・・・。
「分かってるねぇ・・・。僕には君の考えていることが手に取るようにわかる。そうさ。僕はその時、君が呼びだしたんだ。そして、僕は君に光の力を与えた。そして、君がフォノアとしてこの世界で成立することになる。」
「・・・。」
「じゃあ、今まであったことは全部君が・・・。」
「違うねぇ。それは全て君がしたいと思ったからだ。僕は君のコントロールで動くしかないからね。君が親友を救ったときみたいなことが起こってほしいと思ったから、僕をまた呼び出して、あたりを真っ白に包んだんじゃないか・・・。僕は残念だけど、君の操り人形なのさ。」
「・・・。」
こういうこ戸を話していると普段は頭が痛くなる。しかし、ゲームになったら話が違う。僕はそういう頭の持ち主だ。
「つまり、僕が君の力を借りたいと思えば、君は僕に力を貸してくれるのか。」
「そうだよ。それに、僕には・・・。」
彼はそういうといきなり券を出した。白い剣だ。これも能力によるものか。そして、彼は僕と彼の間にあった扉に向かって剣を振った。扉は一瞬にして真っ二つになった。
「こんなこともできちゃうんだよねぇ・・・。今のは君の意思でやったことじゃない。だから、僕が引き出せる能力を小さいんだけどね。」
「・・・この世界に住んでいる能力者には全員に君みたいな人が存在しているのか。」
別のことを聞いた。
(仕方ないなぁ。君はこの世界のことはほとんど知らないから、教えてあげる。そうだよ。この世界に住む能力者は全員心に僕みたいな操り人形を従えている。そして、その操り人形を操る人間の意志が強ければ強いほど、操り人形が引き出す能力は大きくなる。これが僕たちアビリティーオリジナルさ。」
「アビリティーオリジナル・・・。」
「そして、アビリティーオリジナルを宿した人は1日か2日ぐらい後に僕たちと契約をかわすことになる。その状況が今の君さ。もちろん、君が拒めば、僕はすぐに消えることになる。拒まなければ、僕は君のために何でもするよ。出来ることならね。」
「契約って。いったいどんな契約をするっていうのさ。」
「簡単だよ。別に体の取引をしようと言っているわけじゃない。それをすると僕たちにホモ疑惑がたつんだっけ。」
「そんな話・・・。どうでもいい。」
「そうだね・・・。契約は本当に簡単さ。今から僕が言うことを君がどう思うかにかかっている。僕と一緒にいたければ、僕は君の心の中に住む。」
「冗談じゃない。お前なんかを・・・。」
「いいの。お父さんを救えなくなっちゃうよ。」
(・・・。)
「フッ・・・。じゃあ、今から契約内容を言うね。」
彼は僕の背中に回った。
次回は11月5日です。




