12月6日(3) ドラゴン娘により神の実在を知る
お待たせしました。
9月22日 1/2
ショッピングモールへの道中は、当然と言うべきか、ディーネの好奇心を刺激し興味を引くものばかりであったようだ。
「あの赤や緑のランプみたいなものは何じゃ?」
「あれは信号機。 交通を整理してるんだよ。 赤は停まれ、青は進め、黄はもう直ぐ赤に変わる、だ」
「…青? どう見ても緑じゃが」
「それはこの国独特の色彩表現だから。 日本人は緑色とか緑の物を、青って言葉を使って表現する事が多いんだ」
「ふむ、ニホンジン独特の感性という訳か」
「おお、あのジドウシャは大きいのう。 造りが随分違うようじゃが、形からすると荷車の様なものか?」
「トラックだな。 あれは2tトラック、小さい方だぞ」
「あれで小さいのか?」
「デカいのなら家が複数乗っかるようなサイズになる」
「…我の本来の姿より大きいの」
「逆にもっと小さい、普通の車と変わらないようなサイズのも在るけどな」
「あの建物は、何だか中がピカピカギラギラしてるの」
「パチンコっていうゲームをする…まぁ賭場だな」
「成程賭場か。 道理で中だけでなく人の目もギラギラしておるわけじゃ。 しかし賭場がこんな表通りで堂々とやっているのか」
「この国では賭場の営業は国からの許可制だから。 ちゃんと真っ当な商売なんだよ」
「なんじゃ、やくざ者が仕切っておる訳では無いのか」
「そういうのもある。 勿論違法だけど」
「どこでも変わらんのう」
「む、あそこは、何やら清浄な空気を感じる。 聖域か何かか?」
「神社っていう神殿みたいな宗教施設…まぁ神様の家みたいなものだから、聖域と言うか神域と言うか、あながち間違ってはいない」
「ふむ、確かに強い神性を感じるのじゃ。 この土地の神であるのなら、後で挨拶に行かねばなるまいの」
「そういうのって分かるのか?」
「無論じゃ。 この国は特にそういう場所が多いようじゃの。 比較的近い所では東の方角にかなりの力を感じるぞ」
「ここから東って、北海道○宮か? …え、マジで?」
「マジじゃ。 それに南東の方角には、そこよりも更に大きく神聖な力を複数感じる。 さぞ名の知れた神々であろうな」
「…え、マジで?」
「何故二回目…」
え、本当に居るの?
いや、どちらかと言えば俺は神とか幽霊とか、存在するって思ってるけど、本当に正にここにいるって事?
俺こっちに越してから一回も詣でてないんだけど。
「…帰りにお参りに寄ろうか」
「そうじゃな。 地元の神への信心は大切じゃ」
「うん、そうだよね。 とても大事」
「?」
すいません。
今度からちゃんとお参りします…。




