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ドラゴン娘とラノベ作家の現代生活  作者: 福耳 田助
2章:ドラゴン娘は現代生活を学ぶ
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12月5日(5) ドラゴン娘とのお買い物計画

五月九日 1/2


 ここ暫く、何だか世間が騒がしかった気がします。

 高速の渋滞がどうとか、レジャーがどうとか…。

 何かあったんですかね?

 え、ごーるでんうぃーく?

 異国のお祭りか何かですか?


 カタカタ カタタ カタン


「んー…」


 カタ カタタン タン


「…この辺にしとくか」


 あれから集中すること数時間、目途が立った所で一旦仕事を切り上げる。

 俺はそれほど集中力が続く方ではないので、まめに休憩を入れてリセットしないと却って進まないのだ。


「保存保存」


 保存とバックアップは忘れずに掛けておく。

 保存忘れやデータ破損は泣けてくるからな(実体験)。


「四時十五分、か」


 三十分ばかり休憩してからもう少し進めて、それから夕食にするか。

 取り敢えずメールと、ネット小説の更新チェックでも…いや。


「その前に、買い出しリストでも作っとこう」


 明日は色々と買わなければならないものが多い。

 食材は当然として、他に買い漏らしが無いよう今の内に予定を立てておくべきだ。

 取り敢えず必要な物、欲しい物をリストアップすると…



 必須

・食料:二人(実質三人分)で一週間から十日分。 内容は売り場を見てから決める。


・衣服:取り敢えず冬物を上下3~5セット、下着も同様。 あと上着と靴も。


・日用品:タオルや歯ブラシなどの衛生用品と食器が主。



 必須ではないが必要な物

・教材:ディーネの勉強用。 日本語(ディーネは読み書きは出来なかった)の勉強の為に五十音と小学校の常用漢字の本。 絵本を数冊。


・携帯電話:スマホを一台俺の名義で(身分証が無いので)買ってディーネに持たせる。


「こんな所か」


 最低限これだけそろえれば大丈夫だろう。

 後は店に行ってから適当にうろついて、気になる物があればチェックする形で…ああ、最初に銀行行かないとな。

 ついでにレンタルショップで日本の事を学ぶのに良さそうな映画と、あと特撮物でも借りるか。


 …何か本当に留学生の面倒でも見てる気分だ。

 対外的には留学生(それ)で通すつもりなんだけどさ。


「まぁ良いか、他に何か…」


 そこではたと気付く。

 主に日用品の中の衛生用品の部分で。


「ドラゴンて、生理あるんだろうか…?」


 いや、無いとは思う。

 あれは哺乳類の中でも、人間を始めとした霊長類だけの現象の筈だ。

 しかし今のディーネは人型だし、万一あるなら色々必要だろう。

 確認しておいた方が良い、けど…。


「聞き辛れぇー…」


 異世界じゃ知らんけど、現代日本じゃあ完全セクハラじゃん。

 いや、必要な事だし大事な事だけど、男の俺にはハードル高けーよ。

 どうしよ。


「うーーーむ」


 …よし!


「後で考えよう」


 困った時は先延ばし。


「仕事仕事」


 パソコンに向かい、再びキーボードを叩き始める。

 ヘタレと言わば言え。

 問題の先送り万歳。

 

 ―――尚後に意を決して聞いた所、やはりドラゴンには生理にあたる物は無いらしく、むしろ何だかキョトンとされた事をここに後述する―――


 閑話休題(それから暫し)


「…ん」


 現実逃避気味に仕事に打ち込んでから二時間ほど。


「もう七時か。 そろそろ夕食作らねーと」


 コロッケ揚げてキャベツ刻んで、味噌汁は…納豆にしよう。

 結構美味いんだぞ? 納豆の味噌汁。

 具無しの味噌汁に納豆を入れるだけで簡単だし。

 因みにディーネは既に納豆経験済みである。

 普通に食べてた。

 俺のお薦め、生卵入りがお気に入りのようだ。


「そういやディーネはどうしてんだろ?」


 お茶やコーヒーの淹れ方とか、おやつの場所は教えてあるからその辺は適当に何とかしただろうけど、特訓はどうなったかな?




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