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ドラゴン娘とラノベ作家の現代生活  作者: 福耳 田助
2章:ドラゴン娘は現代生活を学ぶ
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25/37

12月5日(3) ドラゴン娘の特訓を横目で見つつ夕食の仕込みをする

4月28日 2/3


 揃ってスープまできっちり完食した後、ディーネは特訓に戻り俺は後片付け。

 ディーネは洗い物は自分がすると言ったのだが、今は特訓を優先させる。

 

「むむむ…!」


 ディーネの様子を見れば、また午前中と同じ様に力むような様子で集中している。

 よく見ると角や翼が、僅かではあるが縮んだり戻ったりしている。

 今朝聞いた所によると、一度でも完全に消した状態に出来れば、次からは自由自在に出し入れできるようになるだろうとの事だ。

 良く分からんが、自転車の乗り方のようなものだと思っておこう。


「夕食の仕込みも済ませとくか」


 夕食のメニューは既に決定済み。

 今の内に仕込んでおけば、晩になってから直ぐ仕上げられる。

 使う食材は…。


 ジャガイモ。

 夕食のメイン食材である。

 品種は男爵。


 人参と玉葱。

 先程のタンメンに使った残り。

 既にみじん切りに刻み済み。


 豚挽き肉。

 本来は牛挽き肉だが、豚食文化の道産子的に豚肉。

 …まぁ単に冷凍庫にあったのを使うだけなので、何なら鶏挽き肉だって良いのだが。


 まず深めのフライパンに水を張り、脚付きの網を置いて蒸し器にする。

 ジャガイモを蒸し器に並べ皮付きのまま蒸かす。


 芋を蒸かしている間にもう一つフライパンを熱し、バターを溶かして玉葱と人参を炒める。

 弱火でじっくり炒め、全体がしんなりしてきたら挽き肉追加。

 固まらないよう解す様に手早く炒める。

 肉に火が通ったら一度火を消し、こちらは一旦置いておく。


 芋が蒸しあがったら冷めない内に皮むき。


「あちち…」


 火傷しないようキッチンペーパーを使って持ち、竹串で引っ掛けるようにして皮を剥いていく、芽取りも忘れずに。

 剥き終わったら割る様にして軽く潰す。

 後で他の具と混ぜる時にも潰れるのであくまで軽く。

 ここを手早くやらないと、内側に水気が籠って芋がべちゃっとしてしまうのだ。


 先程の挽き肉炒めと塩胡椒を加えよく混ぜる。

 芋の食感が無くならない様、潰し過ぎに注意。

 充分に混ざったらバットや大き目の平皿などに広げる。

 これは粗熱を取り、余分な水気を湯気の形で逃がすためだ。

 冷めた所で一個当たりの大きさが均一になる様に小分けし、小判型に成形。


 ラップを掛けて冷蔵庫に入れ、これで仕込みは終了。

 もうお分かりであろう。

 本日の夕食はとんかつ・エビフライと並ぶフライの代表格、コロッケである。

 ここまでやっておけばあとは簡単、衣をつけてあげるだけ。

 この場で衣つけまでやらないのは、冷蔵庫で冷やす事で固まって崩れ辛くなり、衣をつけやすくなるからだ。


「さて、ディーネの様子はどうかな?」




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