12月5日(3) ドラゴン娘の特訓を横目で見つつ夕食の仕込みをする
4月28日 2/3
揃ってスープまできっちり完食した後、ディーネは特訓に戻り俺は後片付け。
ディーネは洗い物は自分がすると言ったのだが、今は特訓を優先させる。
「むむむ…!」
ディーネの様子を見れば、また午前中と同じ様に力むような様子で集中している。
よく見ると角や翼が、僅かではあるが縮んだり戻ったりしている。
今朝聞いた所によると、一度でも完全に消した状態に出来れば、次からは自由自在に出し入れできるようになるだろうとの事だ。
良く分からんが、自転車の乗り方のようなものだと思っておこう。
「夕食の仕込みも済ませとくか」
夕食のメニューは既に決定済み。
今の内に仕込んでおけば、晩になってから直ぐ仕上げられる。
使う食材は…。
ジャガイモ。
夕食のメイン食材である。
品種は男爵。
人参と玉葱。
先程のタンメンに使った残り。
既にみじん切りに刻み済み。
豚挽き肉。
本来は牛挽き肉だが、豚食文化の道産子的に豚肉。
…まぁ単に冷凍庫にあったのを使うだけなので、何なら鶏挽き肉だって良いのだが。
まず深めのフライパンに水を張り、脚付きの網を置いて蒸し器にする。
ジャガイモを蒸し器に並べ皮付きのまま蒸かす。
芋を蒸かしている間にもう一つフライパンを熱し、バターを溶かして玉葱と人参を炒める。
弱火でじっくり炒め、全体がしんなりしてきたら挽き肉追加。
固まらないよう解す様に手早く炒める。
肉に火が通ったら一度火を消し、こちらは一旦置いておく。
芋が蒸しあがったら冷めない内に皮むき。
「あちち…」
火傷しないようキッチンペーパーを使って持ち、竹串で引っ掛けるようにして皮を剥いていく、芽取りも忘れずに。
剥き終わったら割る様にして軽く潰す。
後で他の具と混ぜる時にも潰れるのであくまで軽く。
ここを手早くやらないと、内側に水気が籠って芋がべちゃっとしてしまうのだ。
先程の挽き肉炒めと塩胡椒を加えよく混ぜる。
芋の食感が無くならない様、潰し過ぎに注意。
充分に混ざったらバットや大き目の平皿などに広げる。
これは粗熱を取り、余分な水気を湯気の形で逃がすためだ。
冷めた所で一個当たりの大きさが均一になる様に小分けし、小判型に成形。
ラップを掛けて冷蔵庫に入れ、これで仕込みは終了。
もうお分かりであろう。
本日の夕食はとんかつ・エビフライと並ぶフライの代表格、コロッケである。
ここまでやっておけばあとは簡単、衣をつけてあげるだけ。
この場で衣つけまでやらないのは、冷蔵庫で冷やす事で固まって崩れ辛くなり、衣をつけやすくなるからだ。
「さて、ディーネの様子はどうかな?」




