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ドラゴン娘とラノベ作家の現代生活  作者: 福耳 田助
1章:ドラゴン娘と同居する
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閑話2.異界の男の第一印象


「う…ん…?」


 何じゃ…?

 暖かい?

 それに、床が…柔らかい?

 我は洞窟で寝たはず…。


「むぅ…?」


 違和感を感じ身を起こすが、まだ目が明かぬ。

 我は朝は苦手なんじゃ。

 目元を擦り、それでもまだ空き切らない目で周囲に目を向ければ…。


 ―――何じゃ、ここは。


 そこは見覚えの無い室内であった。

 見た事も無い、我の感性からすれば奇妙極まりない内装。

 手に触れる床に敷かれた絨毯は柔らかく、上質の作りをしておる。

 部屋のあちこちに置かれた、魔導具と思しきアイテムの数々。


 そしてこれまた見た事の無い、彫りの浅い顔立ちをした黒髪の男。

 着ている服装は見た事の無い造りじゃが、かなり仕立ては良さそうに見える。

 地味で飾り気は一切ないが、この生地の質と仕立ての出来ならば、それなりの身分の人間が身に着けても可笑しくあるまいな。


「…ここは何処じゃ?そなたは誰じゃ?」


 この男が我を拐かしたのかと思ったが、どうもそんな感じではない。

 むしろ我と距離を取り、警戒の籠った目線を向けてくる。

 なのでここは真っ向から聞いてみたのだが…。


「!!」


 何故か驚愕に目を見開いた後、感動に打ち震えるかのような様子で固まってしまった。

 何じゃこいつ。


「おい、どうしたのじゃ?」

「!(ごほんっ)…俺は大原公平、ここは俺の家だよ。外で凄い音がしたから見てみたら君が倒れてたんで、家に運んだんだ」


 もう一度声を掛ければハッとした様子で頭を振り、居住まいを正して説明してくる。

 …さっきの事は聞かんでおこう、その方が良い気がする。




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