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夢2  作者: 桃花
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無題

継ぐはずだった家業がつぶれた

不況の煽りを受けてというよりも人材不足で。という感じだろうか

人は居るが、一定の基準にみたない人間が多すぎて受注が取れない

取れたとしても採算が合わない

それならばいっそ

そう社長である父が判断し決定した。

父も既に70歳

次と言われていた俺や従兄にも中々継がせずいた理由は、俺が能力では跡継ぎとして一番だったが人間関係が上手く行かなかったということと家が合わないと独立した従兄が本家である我が家を吸収合併しませんか?と話を持ちかけたことが有ったのだろう

こだわりが強く人にそれを強要するために社員には嫌われている。口は悪くとも指摘は間違っていなのがムカつくというのが社員たちの言葉だ

会社をやめるとそう判断した社長から話を聞き10年くらいのスパンで徐々にという話を従兄とともにされたのが、高専を卒業しし3年ほど働いた23歳の時だ

実量はまああるだろうがちょっと足りない?従兄は人と円滑にコミュニケーションを取ることができる人である。足を引っ張るしか脳がない兄たちよりはいい。

残すもの技術を磨かせて分家の会社へ移動させるものなど話を詰めソノための指導をしていくことになる。まあ、分家に転職させる人間はこういう資格を取ってもらいこういう業務をしてもらうと年度初めに話をしてソノために指導して行くことを社長に言われた

何が跡継ぎ候補だ。

何が有力候補だ。

もてはやして上に上げていたのにお前は無理といきなり地に落とすようなやり方をする社長に怒りがこみ上げる前になんのための努力だったのか。やりたいこともたくさんあったのにという失望の思いが有ったが

だったらちゃんと後始末をした後に好き勝手行きてやると思い立った

以前からちょいちょいやっていた株式運用を本格的にやり。家を離れるならと元々一人暮らしをしていたのを本格的にし実家に帰らなくなったし次期社長候補として連れ回されていた催し事に参加することを辞め従兄に丸投げした。

開いた時間でやりたいとアイデアはあるが、会社では出来ないだろうと思っていた物を趣味として作りほしいという人間に個人的に売却したり一人旅行をしたりして過ごす。

嫌味を言わずに指導の予定を記した書類を配布し適性や向き不向きを判断してこの業務をしてもらうと資格取得や業務を回せるように指導をしていく。無論、それは従兄を推している奴らも同じでできるようになったら

地方に勉強してこいと転勤させて仕事を廻させる。資格取得奨励制度を作り資格取得しやすくする。勉強会も行うし資格取得したら給与アップしたりしてやる気アップをさせつつ肥大した会社を縮小をしていく。どうやっても使えない人間は従兄が引き取るようにと仕向けられているので、ある程度回るように勉強をさせて。なおかつ地方の方に転勤させ地方の空気を学ばせて地方から中央の支社へと戻したりと色々と経験を積ませて10年。中央の本社に集められていた者たちを取捨選択肢地方の分家へ廻し層を厚くし本家が無くても回る用にした

地方の分家同士のやり取りと本家を通してのやり取り一つ一つ他社として連携していますという耐性を築き上げたので、後は本家の始末をとなったので社長である父に最後のワガママとして

「最後の社長として襲名したい。分家は他社となったし従兄が率いる会社も別会社となった。後は数年で定年退職の奴らだけだから大きな仕事もしなくてもいいなら」それならと最後のわがままだし。承認された。

最初の小さな工場で後始末として10年をちょいちょい引き続き取引しててくれている会社の仕事をしていく。

前社長が時々顔を出して来ることもあるが、定年退職として辞めていく社員を引き止めはしない。十分働いてくれた。そう言って退職金を多少色を付けて渡して行く

最後は自分一人で仕事をしていたが、それはそれで好き勝手にできているので楽しかった。

全てを片付けてから社長も出来たし。延長期間で資産形成していたものがちょいバイトしたらのんびり暮らせる値段にもなっていたので、引っ越した

憧れていた試される大地へ

父には憧れの土地で好き勝手生きると伝えてでてきたし、新しい住所は教えていた。時々顔を見に来ている。90歳なのに元気だなと来たときには2人で酒を飲んで過ごしている

母親は俺が小さい時になくなっているので父親のみで、ポンコツ兄貴どもも家業がって時にガンガン鍛えて他社へ就職させて生活も安定している様子なので心配していない

兄弟でも親しくないので、父には知らせても知らせなくてもいいと言っているので、年始の挨拶にはがきが来る程度である

それがお互いにちょうどいい距離

そういう風に好きなように好きなことして過ごしている40歳。時折風の噂で独立した従兄が何やらやっているとは聞いていたが、特に興味は無く

流石、家を出て独立しただけあるし。本家を吸収合併しようとした人間は違うな。とは思うが、それはそれ。これはこれである

 故になぜ出会い頭に子供がぬいぐるみを抱きしめて離さないように抱きしめられているのがさっぱりだし

どこに言ってたんだよ。離れんなやと言われるとは思っても見なかった。

俺等それほど仲が良かったわけでもないし

実家にいた頃から俺のことどうでもいいって感じだったよな君?そもそも仕事で顔を合わせていたときだって雑談なんてしたことなかっただろ?なんでこう暑い抱擁をされているのかさっぱりである

従兄の後ろから歩いてくる呆れた顔をした父親と従兄の兄である人に手を振り

「なにこれ?」尋ねれば

「俺等もわからん」と返されるし。会話するごとに抱きしめてくる腕の力がますのだが。

「内臓出るからギュッとすんな。腕はなせや。父さん車椅子じゃなくても大丈夫なのか?」そう聞けば杖をついて歩いている以前よりもよぼよぼし始めた父は大丈夫だという

付き添いの従兄についてきてくれたことを感謝し父の分の荷物を受け取る

「突然の連絡だから、よう構えないよ」それでもいいと父は笑い。俺はこいつの監視だと従兄は言う

監視だと言われている従兄は抱きついて離れないのは変わりないが、前からではなく後ろから抱きつくことにしたらしく背後に引っ付いている

のんびりクラスためにと中古の一軒家を購入しリフォームしてくらしている。海が見えるところと注文した通りちょっと街から離れているが、窓から海が見える。

知っている通りバイトして暮らしてるんといい4LDKの我が家に招く。父はいつも通り和室だなと荷物を置き。従兄は一応狭いかもだがと2階の自分の寝室隣にある空き部屋へ誘導

もう一つは趣味の部屋やと玄関の一番近い部屋を説明しリビングで一服

この頃にはダッコちゃんだった従兄も離れてくれたので助かった

それにしても仕事はどうしたん?二人とも社長だろ?と聞けば俺は休みだと言う兄の方。弟はノーコメントである

それにため息を付いて父親が説明をしてくれた

「こいつお前はどこだって騒ぎ始めてな。ちょうどこいつの息子が高専を卒業して働いて数年立っていたからちょうどいいって。突然、息子に仕事を押し付けてお前を出せってうちに凸指摘よってな」ハー迷惑

「お前の所在地は親戚のほぼ全員知っているし。年始の挨拶ではがきは送り合っているだろ?それなのに何を言って居るんだと」呆れた父が言う

「なんで俺だけ知らせてねーんだ」

「なんでって。君の住所。俺は知らんもん。取引相手でもないし。親戚って言ったって君、独立したやん」そう言うとぐっと何かを耐えるような顔をしている

「それにそれほど親しくした記憶もないし。なんで?って言われるけど逆になんで?」

黙っているのでまあいいやと

「いい時間だし。なんか食べに行こう。それと何日滞在?父さんはいいとしてあんた達は泊まること予想していなかったからな」というと迷惑かけてすまんなと言われたので

「布団はレンタルや」それに頷く兄の方の従兄

父のお気に入りの飯屋で飯を食べ。酒豪と言われた父がコップいっぱいで酔っ払っているのを見て老けたなと思いつつ次の日からはホテルに泊まるという兄の方の従兄に頷いておく

弟の方の従兄は不満ですと言う顔をしているが迷惑だと兄の方に叱られ渋々である。それに無理やり仕事を押し付けてきた息子の方からも連絡が来ているのか明後日には帰ることになっているという。

観光という観光はあまりしていない様子で、俺もちょうど休みだったので、朝から父親と技能についての談義をしているのに混じって同じように談義をしてくる従兄弟たちを見て何をしたいのやらとは思いつつ

無下に扱うわけにも行かず趣味の部屋でこの技術はどうのこうの。この機械のこの部分はどうのこうのと談義に花を咲かせて。だったらこれはこうなのか?などと話をして部屋にあった工具でちょいと作り上げたりして過ごす

昔もこういう事あったなとはちらりと思い出すが。懐かしく想う程度でそれ以上でもそれ以外でもない。苛烈に当主にと思っていた家は解体されたし。側で一緒にものを作っていきたいと思っていた相手は独立して会社を立ち上げ楽しく過ごしている。それはそれでいいかと踏ん切りが付けて穏やかに過ごせているからこその。この空間なんだろうなと想う

フフと笑いながら

なんかおもろいなと小さく漏らせば隣りに座っていた父が驚いたような顔をしてから小さく頷いて

「すまん」と呟き

同じように隣に座っていた一緒に仕事をしていた従兄も「そうだな」と小さく頷く

正面に座る独立してでていった従兄だけは少々不満そうな顔をして「又来てやる」という

別に無理してこなくてもいい

年始の挨拶ではがきだけくれればそれでいい。そう言ってホテルに行くと引きずられていく従兄に言うと本当に苦々しい顔をしている

送り出してから

なんであんな顔すんの?と父親に言えば

呆れた顔をしてさあな。と一言

さっさと飯を食うぞと惣菜と適当に作ったおかずを食べ親子団らん?をする

父が認知にという兄貴たちからの連絡を受け様子を見に行った。まあ、年相応の物忘れなどがあって当たり前の年だし。90歳過ぎとるもん当たり前やんと地元で過ごすか誰かの家に来るかと聞けばてっきり地元だと思っていたら俺のところへという。

それならばと連れ帰り色々と手配をして家を見知りを作ってこいとデイサービスを利用させた

社長という肩書すら知らない人々の中で。

息子のところに引っ越してきて右も左もわからんという父にまあ似たような脳みそ具合のジジイたちが色々と話を教えてくれるようで。趣味でやっている将棋なども打つ場所があるらしく時々バスを利用して参加させてもらっているらしく

仕事から帰ってきたらあれやこれやと話を聞かせてくれる

俺も話を聞き相槌をウチつつあれやこれやとツッコミを入れたりして過ごして行く。

100を超えて104歳からちょいちょい体の無理が効かなくなってきた父。俺もバイトをして居る時間以外は父の様子を見て過ごす

ヘルパーさんやデイサービスさんを使って家で過ごしたいという父の要望を答えつつ最後のその時まで一緒にいさせてもらう

最後は俺の側で良かったのかと思いながら満足気に息を引き取った父。

葬儀も俺の方で上げてほしいと言う兄達の要望で、兄と親しくしていた人だけを呼んでこじんまりとする予定だったが。こじんまりするのは無理で、コッチに来てから出来た知り合いと仕事をしていた時に世話になったという後輩連中とウチの一族たちがと切れる事無く挨拶に来ていい葬式が出来たと大きなホールでも入りきれないほどの人が来た父の葬儀を終える

墓は父がコッチに来た時に檀家の系列の寺に引っ越していたので、そちらに収める

父と親子でいた時間があったから手厚く出来たが、会社で誰もを蹴散らし息を抜く事もできずに張り詰めて俺が偉いんだとしていたときよりは穏やかな日々を凄ているので、突然父が会社をたたむと言ったあの時

父が狂ったんじゃないかと思ったが、正しい判断だったようだ。

父の遺品を整理しぽつりぽつりと仲がよくなかった兄たちとそんな話をしていると

わかる。強く同意してくれて

あんときのあの無茶振り。マジ、社長馬鹿だろとか思ったこと有ったとか俺等よりいいってわかっていたけど弟を候補?マジで?

何考えてんのこいつって思ったとまあ、色々とさらけ出して話をしながら思い出話に花を咲かせる手伝うか?と聞いてきた従兄兄弟にはお断りをさせてもらっていたから良かったが

従兄のあれがさーとか

弟の方のあれってなーとか兄弟だけに通じる話をして盛り上がりに盛り上がった遺産整理

形見分けとして遺言にかかれたものを手分けして確認しつつ梱包し各自に連絡をして送り。残ったものは兄弟で話をして必要そうな人に連絡して送りとしていく

1週間ほど掛けてアレヤコレヤと片付けてから

「地面とかあったらマジ大変だった。あん時に片付けたから今が楽」

「わかる」納得している兄たちに

「俺の大変さわかってくれたようだ」笑って言うと。弟が生意気!!との兄たちが文句を言ってから笑って

「今までありがとな」と一言言われて

「本当によ。ポンコツ過ぎて大変だったわ」とため息付けば兄たちも笑ってうるせーと和気あいあいとした雰囲気が流れていく

全てを終えてそれからちょっと寂しいなと想う日々も有ったが、それでも年始の挨拶にははがきが親戚らから来たり

バイト先の人たちと織りなす日々は、会社で次期と言われていたときより充実している

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