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元管理職、経済力で異世界を支配する  作者: わた
二章

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第四十三話 DATE

前提

私はパ◯活も知らないですし、中二病にもなったことはありません。

数時間後。


「あれ?ここは?」

「ソラ!」


目覚めた!治療は成功したのか!よかった!


「あの、私どうなったんですか?最近の記憶が一切ないんですけど。」


場所、やったことを簡潔に説明した。

すると、


「ええ!そんなに経ったんですか?今は、二時間ぐらい寝ていた気分です。」


お気楽だな。結構遠い場所なんだけど。


「それよりも、そちらの方々は誰ですか?ちっちゃいトカゲも可愛いですね!」


この子爬虫類いけるタイプか。

俺はまだ若干苦手意識持ってんだけど。


「左から順番に詐欺医者、おじいちゃん、次郎、ヒールだね。」


本人の眼の前で詐欺医者というのもあれだけど、おの詐欺のレベルは酷すぎたからな。


「流石に情報量が少なすぎます。何を言っているのか全くわからなかったです。」


それはそうかも。

というわけだったので、ソラが倒れた事件からの一週間ほどを三分程でまとめた。


「情報量が多すぎますよ。丁度いいという言葉を学び直してほしいくらいです。」


なんか、ソラが毒舌になった気がする。

もっと心の優しい子だった気がするのに。

今の気持ち悪いな。まあいいや。


ひとまず、意識も回復したから安心だ。

ここから出よう。


「あの、お代は……」

「あ〜、はいはい!10クレドだっけ。」

「じ、10万クレドですね。」


冗談のつもりだったけどかなりビビってる。

自業自得ではある気がする。

でも、回復結晶の相場が100万クレドだとしたら、かなりの大損なんじゃないか?

まあ、俺には関係ないな。


きちんと、10万クレドを払い終わったあと、街に出てきた。


「グランマルクってこんなに大きいんですね!感動します!」


肉体的にはこのまえ初めてリムベルクを見たはずなんだけどな。


インベントリ内ではどのような感じだったのかをあとで聞きたいな。

ある意味タイムスリップできるかもしれない。


さて、用事は終わったけど折角グランマルクまで来てのだから何かしら観光はしていきたい。


あわよくば収入源もなんて思ったけど、すでに毎月20万クレドは確定しているんだった。

大都市の門の権限を買えるなんて思ってもいなかったな。


グランマルクも広いからあと二日くらいは滞在したいな。なんて思っていると、


「あの、わし、そろそろバレるかもしれないから逃げないといけないんだけど。」


そういえば、おじいちゃんは変な男たちから逃げてるんだった。このおじいちゃんも変な人だけどな。


ドラゴンを一人で倒さしたり、偉い人しか使わないような医者の事情を知っていたり、すごい人なのは認めるけど。


「頑張ってくださいね。」

「ファイトです。」


若干棒読みの俺とソラの声が被った。


ソラにはおじいちゃんのことはなんとなく説明をした。やっていることが謎すぎて途中でソラから

「?」

がずっと浮かんでいるのが見えたけど。


ソラはドラゴンや犬などの動物にも苦手意識は持っていないようだから良かった。


犬アレルギーとかないのかな。

少なくとも、俺みたいに爬虫類アレルギーとかではないようである。


アレルギーじゃない?ただの好き嫌い?

でも、頑張って克服しようとはしてるから。


そんなことを思っていると、


「じゃあ、また帰るときに会おう!」


と言っておじいちゃんは去っていった。

あれ?次郎は?もともとあなたのですよね?


まあ、いいか。また会えるなら。



ということで、ソラと二人っきりになった。

これ、デートじゃん!初デートじゃん!


でも、18歳なら日本なら成年だけど、前も言った通り、この世界だと未成年なのである。

つまり、どちらかといえばパ◯活……。


やめよう!これはよくない!デートと捉えよう!


そう考えると、人生初デートの相手は直前に生命の危機だったのか。恐ろしいよ。


さあ、初デートで最初に行く場所といえば……


市場!


だって、映画館も遊園地もないから。

娯楽なんてないからこの世界。

見方を変えると、ウィンドウショッピングだな。


「広いですね〜。大きな街だとこんな感じなんだ〜。」


純粋に楽しんでいるソラを見ていると罪悪感に駆られる。けど、ちょっとは浮かれてもいいよね。

初デートだから。強調!


「どこに行きましょうか?」


ソラなへ聞かれる。これはセンスが問われるのでは?


では、次に向かうのは?……。


本屋!


べ、別に本屋はいいだろ。

図書館デートもあるくらいだから。


目的?

魔法を使えるようになりたかったからです。


あと、魔導書を買ってみたかったからです。

魔導書って、響きがかっこいいから。

男の子なら一回は憧れるよね。


そ、ソラも楽しそうだから。たぶん。

欲しい本があったら、買ってあげるし。


「なにか欲しい本があったら買ってあげるよ。」

「え?ありがとうございます!」


アカン!これ絵面がパ◯活や。

おっさんが、若い子に好きなものを買ってあげている。ヤバい。通報されてしまう。


結局、ソラが買ってきた本は

「読み書きができるようになる100のテクニック」

という本だった。


今度、俺が教えてあげよう。

そう心に誓った。

願わくばお家デートということで。


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