表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元管理職、経済力で異世界を支配する  作者: わた
二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/49

第三十八話 力をつけよう

大変申し訳無いのですが、これから毎日一回の投稿になります。

また忙しくなくなれば3回投稿します。

朝になった。

流石に急がねば。

寄り道をしすぎてしまった。


温泉でゆっくりしていたら何故か特訓をさせられるし散々だ。


なんかまだ視界が歪んでいる。

特訓の成果なのか?


うーん、バタン。


「お、おい。大丈夫か?」


声が遠くに聞こえる。なんかやっぱり若く聞こえるなあ……


はっ!何が起きたんだ?

朝急ごうと思っていたら視界が歪んで…

それ以降は覚えていない。


今はベッドの上にいる。


「おお!目覚めたか!」


やっぱりおじいちゃんだ。


「あの、どのくらい倒れていましたか?」

「一時間くらいじゃな。もう少し休んどれ。」


かなり楽になったな。疲れが何故かかなり消えている。一時間しか寝ていないのにどうしてなんだ?


「あの、なんか変なことしてませんよね?」

「世話をしてもらっておいて変なこととは何だ。変なこととは。」


それは確かに申し訳ない。でも、あんたが俺を倒れさせた原因な気がするけどな。


すると、眼の前にトカゲが現れた。

叫ぶのを必死で我慢する。


よくよく見るとドラゴンだった。寝首を掻気に来たのか?


と、思っていたらドラゴンが急にピンク色の波動を出してきた。


これ、死ぬやつ?……


……あれ?むしろ楽になっていく。ナニコレ?

どういうことですか?


「こやつヒールドラゴンだったのか!」


おじいちゃんが驚いている。癒やすトカゲってことか?


「そんなにレアなんですか?」

「今まで生きていた中で見たことがないぞ。昔の文章とかには情報が載っていることもあるが」


あまり、実感がわかない。

トカゲのレア度にも段階があるのか。


それよりも、魔法みたいなものを使っていたが、どうやって魔法みたいなものを使うのかが知りたい。


「さっきのピンク色の波動は何ですか?」

「ヒールじゃよ。怪我や疲れを癒やすことが可能なんじゃ。」

「使い方はわかりますかね?」

「あそこまで完璧なものはわからんが、基本的なところはわかるぞ。」


教えてほしいなあ。疲れは少しでもないほうがいい。


「どうやるんですか?」

「なんか感覚で掴むものじゃよ。」


剣を教えるのはうまいのに、魔法を教えるのは下手なんだな。

それは仕方ないか。全部が完璧だったらそれはそれで怖い。


「イメージが大事なんじゃよ。ファイアなら火のイメージを具体的にすることじゃな。」


うん?火の魔法もあるのか?


「ほれ、これは熱くない炎じゃよ。イメージがうまくいけばこんなことも、アッツ!できるはずなんじゃ。」


できてないのかよ。


炎のイメージか。ガスコンロで近くで見ていたから割と具体的に思いつく。

でも、手のひらの上に浮いているイメージはわかないな。熱そうで、火傷しそうだから。


コンロの上ならできるかも。というわけでコンロを取り出した。


コンロに火を…


ついた!まじか!

本当にイメージだけで使えたよ。


「おお」


おじいちゃんも少し驚いた顔をしている。


「まさか一発でできるとはのう」


いや、俺もびっくりだよ。

ただコンロの火をイメージしただけなんだけどね。


スキルが解放されました


【火魔法 Lv1】


おお、急に出た。

やっぱりスキルだったのか。

さらにもう一つ表示が出る。


【レシピ更新】


ん?

レシピを開く。

すると。


【簡易ガスコンロ】

→【魔導コンロ】


に変わっている。


「……あれ?」


作ってみる。わかりやすいように横に二つ並べてみた。見た目はほぼ同じだが、少し違う。

火をつける。


ボッ。


さっきよりも安定した炎が出た。


「おお」

「さっきから思っていたが、それなんじゃ?」


おじいちゃんが覗き込む。


「料理用の道具です」

「便利そうじゃのう」


しかも火力調整ができる。

完璧じゃないか。


かなり元気になってきた。

少し外に出る。

ずっと寝ているわけにもいかない。


「次郎、外に行くか!」

「ワン!」


軽く狩りでもしておこう。激しい運動はあまりしないほうがいいの込も剳それないけど。食料が減ってきているから仕方がないところもある。


森の方へ向かう。

ドラゴンの子供もついてきている。


「お前も来るのか。」

なんか助けてもらったし、爬虫類が嫌いなのは俺が悪いわけだからな。そろそろ名前をつけよう。


次郎だから三郎というのは安直すぎる。そもそも、次郎という名前は友達から取ったものだからな。


ヒールドラゴンか。なんか考えるのめんどくさいからヒールでよくないか。踵という意味もあるけど。


「ヒールでいいか?」


反応なし。沈黙は肯定だ。

まあいいや。


しばらく歩いていると、草原に出た。アフリカのサバンナみたいだ。

すると、


ガサッ。


草むらが揺れる。

次郎がすぐ反応する。


「ワン!」


何かが飛び出してきた。

剣をを投げる。やり投げみたいな感じだ。

何かと投擲は便利だな。


ドスッ。


剣が獲物に刺さった音がした。次郎が追いかけている。


数秒後。

次郎が戻ってきた。


口には鹿みたいな動物。ゴールデンレトリバーとはいえ、よくこれを持ってこれたな。

普通に大きいぞ。

角もあるし。


「お疲れ様。」


撫でる。

尻尾を振っている。


レベルは上がっていない。

まあそんなもんだろう。

雑魚だったのかもしれない。


「よし、鹿肉で料理するか」


鹿肉とか食ったことないけどね。


魔導コンロを出す。肉を解体する。

見た目は普通のお肉だな。


塩を……軽く振る。


鉄板を置く。


ジュウウウウ。


こんなのでいいのかな。ただ塩をまぶして焼いただけだ。

でも、いい匂いが広がる。


次郎がよだれを垂らしている。肉食なんだな。


「もう少し待て」


ひっくり返す。

おお!完璧な焼き色だ!


「よし」


一口食べる。


……うま。

普通にうまいぞ。塩だけでも美味しく作れるな。


「ワン!」

「分かった、分かったから。」


次郎にもあげる。

ヒールも見ている。


「お前も食うか?」


小さく切る。

ぱくっ。

普通に食べた。

やっぱりドラゴンは肉食なのか。


そういえば、ドラゴンの肉があったな。

前に解体したやつだ。

インベントリから取り出してみる。


赤い肉。


見るからに強そう。


「これ、食えるのかなあ?」

「食えるぞい」


うわあ!いつの間に横にいるんだよ!


「むしろ栄養がすごい」


情報をさらにぶち込んでくる。

なぜここに居るのかは言わないのか。


でも、そうなのか。ドラゴン肉とか食べてみたい。とりあえず焼いてみるか。鉄板に乗せる。


ジュウウウウ。


さっきより音が重い。脂が多い。


焼けた。


少し警戒しながら食べる。


「……うま」


いや。


これ。


さっきの鹿よりうまい。


濃い。


旨味が強い。


「なんだこれ」


もう一口食べる。


体が熱くなる。


「……ん?」


腕に力が入る。


なんか、力が強くなってないか?


腕を振っていると、おじいちゃんが笑った。


「強い魔物ほど栄養がある。だから強くなった気がするんじゃろ。」


なるほど?よくわからない理屈だ。


次郎にも肉をあげる。


ぱくっ


美味しそうに食べている。特に影響はなさそうだ。


ドラゴンの子供も見ている。


……。


「お前も食うか?」


でも、よく考えたら

これ、ドラゴンの肉だ。


共食いじゃね?


ドラゴンの子供を見る。

キラキラした目で見ている。


肉を渡すと、


ぱくっ。


普通に食べた。

…気にしないのかよ。


まあ、野生だしな。

ドラゴンの子供は満足そうに座った。


「グル」


元気そうだ。

俺ももう一口食べる。

やっぱりうまい。

体の奥から力が湧く感じがするな。

明日から頑張ろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ