養豚場の変態
養豚場に来た綿子は足を踏み入れることを躊躇っていた。
理由は「おいでよ♥️マイハニー」という明らかにヤバい雰囲気が漂ってる標識のせいだ。
中から豚の鳴き声が聞こえてたすぐにでも帰りたくなっている綿子。
(キモい・・・最近気持ち悪いもの多くて目眩がしそう・・・)
洞窟の一件がフラッシュバックする綿子。
「ようこそマイハニー」
意を決して足を踏み入れる綿子に怪しさしかない第一声が響いた。
「こんにちは
豚を見に来ました」
そう怯えながらも答える綿子。
「おっ?君も料理を嗜むものか?
ここの豚は質が良いからなんでも美味しくなるで?」
「角煮作れますか?」
料理の話になり、いきなり角煮の話を持ち出す綿子。
「知らない料理やな
どんなものなん?」
「トロトロに煮込んだお肉です!」
「分かりにくいわ。
もうちょい詳しく教えてや」
「ママに作ってもらったから詳しくはわからないけど国を代表する最高のご飯です!」
「・・・苦労したんやな」
ここまでの会話で全裸の骨の中では綿子は頭が弱く妄想が激しい子となっていた。
デスキングの統治する魔界ではそのような料理は聞いたことがないし、あらゆる料理を学んでいた骨にはそんな料理が想像つかなかった。
しかし、可哀想な骨であるが想像力豊かで新メニューが作れる予感を感じ取っていた。
「君の発想は面白いな
俺と一緒に料理店を出すつもりない?
チュールあげるよ」
「チュール!
いきます!下僕でなんでもしてください!!」
「それなら話早いわ!
前の店の従業員も集めて新しく連合作って料理極めるで」
以前一緒に働いてた仲間と新しいアイデアで夢が広がる変態骨とチュールに釣られてフル回転から移籍を決める綿子。
「自己紹介まだやったな
わいはトガニー
料理と全裸を愛する料理長やで」
「私は渡辺渡辺です
角煮と王子様に恋い焦がれてる平凡な元女子中学生です!」
料理長とスイーツ脳のコラボレーションがここに成立するのであった。




