ガチャは出るまで回すもの
洞窟から帰還した綿子はせっせとガチャを回していた。
「レーちゃん!
今日もガチャするよー」
「ここ毎日来てるじゃないか!
なにか良いクエストでも攻略したんかね?」
「ボーナス入ったの!
アメたくさんあるからどんどんガチャして髑髏の武器また当てるんだ!」
「そんな簡単には当たりません
とにかく今回は何回するつもりだい?」
「10連!」
伯爵が倒したモンスターから手に入れたアメを使ってガチャを回す綿子。
新しい武器が出ても持っている武器より弱そうなものや、今まで出たことのある武器しか出てこない。
「んがー!
今回も当たらなかった。
私にチートあるんじゃなかったの?」
「そんなもんよ。
限られた者にしか当たらないのがガチャ。
とある骨は「出るまで回せば100%やで?」とかほざいてたがそんなことが出来る骨は一部だけさ。」
確かに出るまで回せば当たるがそこまでの資金力がない綿子には無関係の話だった。
「ところで最近新しく出来た養豚場の話は知ってるか?」
「養豚場?」
「なんでも質の良い豚を取り扱ってるらしいが、豚に興味のある骨が少なくて閑古鳥が鳴いてるらしい。」
「豚・・・煮込む・・・角煮・・・!」
養豚場の話で綿子は大好きな角煮が作れると思い詳しく話を聞こうとする。
「その話詳しくお願い。」
「お、おう?
何年か前に街でも評判があったキッチンがあったのだけど料理長がド変態で常に全裸。
味は上手くても景観を損ねるからといって廃業に追い込まれた骨がつい最近になってどこかのコネを使って豚を育ててるらしい。」
骨しかいない世界にも変態がいるらしく、元女子中学生の綿子は警戒した。
「全裸で変態はちょっとなぁ・・・」
「だまらっしゃい!
綿ちゃんにも夢があるんだろがい!
確かにド変態の頭のネジが外れたイカれた野郎だが腕は確か!
この機会を逃したら二度と来ないかもしれないんだ!
漢なら覚悟を決めていきやがれ!」
(私女なんだけど・・・)
押されると弱い綿子はこうして噂の養豚場に向かうのであった。




