デスキングの剣
「レーちゃん!
こんにちは!」
安藤玲一の元にきた二人の今回の目的はガチャを引くこと。
「何度言えば・・・!
それで今回はどうしたんでぇ?」
諦めた安藤。
御愁傷様。
「今回はガチャを引きにきたのっ
そこの負け犬が沼沼うるさいから格の違い?を見せてやろうと思って」
(いつか殺す・・・って既に死んでるやんけ!)
心の中でもボケツッコミを忘れないサトシ。
「ガチャを引くのは確かに沼じゃけ
お前には引けるわけぇねぇぞ?」
「ふっ・・・」
謎の笑みを浮かべる綿子に安藤玲一は何も言えなくなった。
「ええからはよ引けや
何連するん?」
「今月厳しいから1回だけよ」
「アホか!そんなんで引けるわけないわ!」
何が出るかわからないガチャだが高価なほど確率が低く、当たらないことで胴元のデスキングが潤う仕組みになっている。
「早くしてちょうだい
私にはロコを愛でるというクエストがあるの」
そんなクエストはない。
「それで、どうやってガチャってするの?」
「そんなことも知らへんのか!
あそこにある水晶の前にアメを置くんや
そして手をかざせば置いたアメの数を水晶が感知して装備が現れるんや」
意気込んでいたのでてっきり知ってると思ってたサトシは呆れながら説明する。
「それじゃ引くわよ・・・ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
元は女子中学生とは思えない気合いの入れ方に前世を知らない二人でもドン引きである。
新しい装備が出ると光が輝いて目の前に現れる仕組みになっているガチャ。
光が強ければ強いほどより高価で強力な装備が出るようになっている。
「「なっ・・・」」
「あら、かっこいい。髑髏がたくさんついてるわね。」
綿子が出した武器はこれ以上無いくらい光って現れ、柄の部分に髑髏のついている禍々しい剣が現れたのであった。
「それはお主にはまだ早いっ!
今すぐ返してくるから渡しなっ!!」
「せやで!それは一度デスキング様に伺いを立てて許可をもらわな使うことができないデスキング様の剣やで!!」
今までにないくらい焦る二人。
「嫌よ。私が引いたのだから私のものなの。
そのデスキング?とやらが私のところにきてお願いするなら考えてあげないこともないわ。」
一度会って奴隷契約を結んだ主人のことを忘れている綿子。
「・・・どうなっても知らんで」
そそくさと立ち去るサトシと店を閉めようとする安藤。
「ぐふふ。二人の反応を見るととても強い剣なのね。
転生特典もらってなかったけど実はチート能力あるんじゃないかしら!?
た・の・し・く!なってまいりましたー!」
こうして綿子は最強の剣を手に入れたのであった。




