↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トイレ販売員、異世界で水洗便器を売る ~ウォシュレットを設置したら王妃と魔王から指名されました~  作者: たむ
第2章 町に、便器を広げます

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
73/76

第74話 汲み取りを一日早めても、別の便所をあふれさせないでください

第三便所。


混雑。


少し。


分散。


第二便所。


利用。


増加。


清掃水は。


減らせました。


でも。


回収槽は。


予定より早く。


上がっています。


なら。


汲み取りを。


早めればいい。


――それだけでは。


済みません。

「次の汲み取り予定は?」


 直人が聞いた。


「三日後」


 サデル。


 第二便所。


 回収槽の記録を。


 指す。


          ◇


「この増え方で?」


「だから呼んだ」


          ◇


 清掃水。


 昨日より。


 減った。


 でも。


 利用者そのもの。


 増えている。


 回収槽。


 水位。


 上昇。


          ◇


 フィル。


 記録。


 追う。


「このままだと」


 一度。


 計算。


「三日後までは厳しいです」


 サデル。


「じゃあ明日呼ぶ」


          ◇


 直人。


 すぐ。


 頷かなかった。


「誰を?」


「ダスだ」


          ◇


 第一便所。


 回収担当。


 ダス。


 周辺の。


 便壺。


 回収槽。


 決まった順番で。


 回っている。


          ◇


「明日来てもらえば済むだろ」


 サデル。


「ダスさんの明日の予定は?」


「知らん」


          ◇


 直人。


「確認しましょう」


          ◇


 翌朝。


 ではない。


 その日のうち。


 ダス。


 呼ぶ。


          ◇


 荷車。


 止まる。


 臭気。


 少し。


 風。


 流れる。


 ダス。


 記録板を見る。


「第二便所を明日?」


「可能ですか?」


          ◇


 ダス。


 即答。


「無理だ」


 サデル。


「そんな早く答えるな」


「明日は第一便所と南の長屋だ」


          ◇


「一つ増やすだけだろ」


「一つじゃない」


 ダス。


 荷車。


 指す。


「槽を一つ空けるなら、その分を積む場所が要る」


          ◇


 直人。


 荷車を見る。


 回収容器。


 数。


 決まっている。


          ◇


 いっぱい。


 積めば。


 終わり。


 ではない。


 運ぶ。


 処理先へ。


 下ろす。


 容器。


 洗う。


 次。


 回る。


          ◇


「明日の第一便所を後へ回したら?」


 サデル。


 ダス。


 顔をしかめる。


「第一便所の槽は?」


「知らん」


「俺は知ってる」


          ◇


 ダス。


 自分の記録。


 開く。


「明日抜かないと、あっちも余裕が少ない」


          ◇


 第二便所を。


 助ける。


 ため。


 第一便所を。


 遅らせる。


 それでは。


 危険。


 場所。


 移る。


 だけ。


          ◇


 フィル。


 小さく。


「また同じですね」


「はい」


 直人。


 頷く。


          ◇


 第三便所の。


 列。


 減らした。


 第二便所へ。


 負担。


 移った。


 今。


 第二便所の。


 汲み取りを。


 早める。


 その負担。


 第一便所へ。


 移そうとしている。


          ◇


「じゃあどうする?」


 サデル。


          ◇


 直人。


「まず、三つ見ます」


「三つ?」


「第二便所の残り余裕」


「第一便所の残り余裕」


「ダスさんが一度に運べる量」


          ◇


 数字。


 だけ。


 先に。


 決めない。


 実物。


 確認。


          ◇


 まず。


 第二便所。


 水位。


 測る。


 昨日から。


 上昇。


 速い。


 でも。


 警戒線。


 まだ。


 距離あり。


          ◇


 次。


 第一便所。


          ◇


 ベルク。


 入口。


「第二便所の話?」


「はい」


          ◇


 ダス。


 第一便所。


 回収槽。


 確認。


 直人。


 隣。


 見る。


          ◇


「こっちは?」


 フィル。


「明日の通常回収なら問題ない」


 ダス。


「一日延ばすと?」


「嫌だな」


          ◇


 即答。


          ◇


「警戒線へ届く?」


「利用が普段通りなら、届かない可能性はある」


「なら延ばせる?」


「そういう決め方はするな」


 ダス。


 直人を見る。


          ◇


 直人。


 少し。


 笑う。


「その通りです」


          ◇


 可能性。


 ある。


 と。


 余裕がある。


 違う。


          ◇


 第一便所。


 明日。


 予定通り。


 回収。


 ここ。


 動かさない。


          ◇


「荷車の容量は?」


 フィル。


          ◇


 ダス。


 容器。


 数える。


「第一便所を抜いたあと、そのまま第二便所を全部抜くのは無理だ」


「一部なら?」


「できる」


          ◇


 サデル。


「一部?」


          ◇


 回収槽。


 必ず。


 空っぽまで。


 抜く。


 必要。


 ない。


          ◇


 必要なのは。


 警戒線へ。


 近づかない。


 余裕を。


 戻すこと。


          ◇


「部分回収」


 直人が言う。


          ◇


 ダス。


「第二便所から、荷車に残る分だけ抜く」


「どこまで?」


「そこを決める」


          ◇


 第二便所。


 戻る。


          ◇


 回収槽。


 側面。


 確認。


 これまで。


 警戒線。


 ある。


 でも。


 回収判断。


 警戒線だけ。


          ◇


 直人。


「もう一本、目印を付けたいです」


 サデル。


「何の?」


「汲み取り相談線です」


          ◇


 警戒線。


 設備。


 止める。


 線。


 その前。


 余裕。


 あるうちに。


 回収側へ。


 連絡する。


 線。


          ◇


 フィル。


 書く。


 回収相談線。


          ◇


「そこへ来たら?」


 サデル。


「ダスさんへ連絡」


「その日に来る?」


「来られるとは限りません」


          ◇


「じゃあ意味ないだろ」


「逆です」


 直人。


「来られない時間を見込んで、早く知らせるためです」


          ◇


 警戒線。


 直前。


 呼ぶ。


 今日。


 来られない。


 明日。


 来られない。


 その間。


 利用。


 続く。


          ◇


 だから。


 停止線。


 より。


 前。


 回収。


 相談。


          ◇


 ダス。


 頷く。


「それなら助かる」


          ◇


「俺が?」


 サデル。


「毎日、水位を見る」


「見てる」


「相談線へ来たら?」


「ダスへ知らせる」


「俺が来られないなら?」


「利用の増え方を見て、受付を早く絞る」


          ◇


 直人。


「はい」


          ◇


 回収。


 来ない。


 なら。


 満杯まで。


 使う。


 ではない。


          ◇


 外部受付。


 早めに。


 止める。


 第二便所。


 通常利用者へ。


 別施設。


 案内。


 できるだけ。


 水位上昇。


 抑える。


          ◇


 フィル。


 管理表。


 追加。


          ◇


 回収相談線到達――回収担当へ連絡。


 回収日時確定まで水位上昇を監視。


 必要時、通常外部受付を早期終了。


 警戒線到達――全利用停止。


          ◇


 サデル。


「相談線と警戒線」


「役割が違います」


「相談線は、まだ使える」


「はい」


「警戒線は、止める」


「はい」


          ◇


 ダス。


「これなら俺も動ける」


          ◇


 でも。


 今日。


 第二便所。


 もう。


 相談線。


 近い。


          ◇


「明日は?」


 サデル。


          ◇


 ダス。


 予定表。


 見る。


「朝、第一便所」


「その後?」


「荷車に残りが出る」


「第二便所を部分回収」


「できる」


          ◇


 全部。


 空に。


 しない。


 でも。


 数日分。


 余裕。


 戻す。


          ◇


「その後、処理先へ?」


 フィル。


「そうだ」


          ◇


 予定。


 決定。


          ◇


 翌朝。


 第一便所。


 予定通り。


 回収。


          ◇


 ダス。


 第二便所へ。


 移動。


          ◇


 サデル。


 水位。


 回収前。


 記録。


          ◇


 回収。


 開始。


          ◇


 全部。


 抜かない。


          ◇


 ダス。


 荷車。


 残容量。


 見ながら。


 止める。


          ◇


「ここまで」


          ◇


 サデル。


 槽。


 見る。


「まだ残ってるぞ」


「残していいんです」


 直人。


          ◇


 目的。


 空っぽ。


 ではない。


 安全な。


 余裕。


 戻す。


          ◇


 フィル。


 記録。


 第二便所――部分回収実施。


 回収後水位――相談線より十分下。


          ◇


 ダス。


「これなら次の通常回収まで持つ可能性はある」


 サデル。


「可能性?」


「水位を見ろ」


          ◇


 昨日まで。


 利用者。


 増えた。


 今日。


 さらに。


 増えるかもしれない。


          ◇


 予定。


 作った。


 から。


 安心。


 ではない。


          ◇


「毎日確認します」


 サデル。


          ◇


 第三便所。


 その日。


 朝。


          ◇


 待機。


 三人。


 昨日。


 四人。


          ◇


 第二便所へ。


 最初から。


 向かう人も。


 いる。


          ◇


 利用。


 少しずつ。


 分散。


          ◇


 フィル。


 昼。


 第二便所。


 水位。


 確認。


          ◇


 上昇。


 昨日ほど。


 急ではない。


          ◇


「部分回収したから?」


 オグ。


「それもあります」


「他は?」


「清掃水を減らしたことも」


          ◇


 一つ。


 だけ。


 効いた。


 わけではない。


          ◇


 利用分散。


 清掃基準。


 部分回収。


 早めの水位連絡。


          ◇


 いくつか。


 重なって。


 余裕。


 戻る。


          ◇


 夕方。


 ダス。


 第三便所へ。


 寄る。


「ナオト」


「はい」


「一つ頼みがある」


          ◇


「何でしょう」


「第三便所も」


 ダス。


 回収槽を見る。


「相談線を付けろ」


          ◇


 直人。


 止まる。


          ◇


 第三便所。


 今。


 あるのは。


 中間水位確認。


 警戒線。


          ◇


「30利用で外を止めるんだろ?」


「第一週は」


「でも回収の都合は30利用じゃ分からん」


          ◇


 ダス。


 正しい。


          ◇


 30利用。


 受付。


 管理。


          ◇


 警戒線。


 設備停止。


          ◇


 その間。


 回収を。


 頼む。


 基準。


 まだ。


 ない。


          ◇


「第二便所だけに相談線があって」


 フィル。


「第三便所にはない」


「そういうことです」


          ◇


 同じ。


 回収担当。


 使う。


 設備。


 違う。


 でも。


 回収連絡。


 考え方。


 同じ。


          ◇


「付けましょう」


 直人。


          ◇


 第三便所。


 回収槽。


 新しい。


 目印。


          ◇


 回収相談線。


          ◇


 警戒線。


 より。


 下。


          ◇


 そこへ。


 到達したら。


 利用停止。


 ではない。


          ◇


 ダスへ。


 連絡。


          ◇


 回収できる。


 日時。


 確認。


          ◇


 必要なら。


 新規外部受付。


 30利用より。


 前でも。


 止める。


          ◇


 オグ。


「30利用より前に?」


「設備状況によって早く受付終了する場合があります」


「札に書いてあるやつか」


「はい」


          ◇


 ようやく。


 入口札。


 その一行。


 本当に。


 意味を持つ。


          ◇


 フィル。


 二つの便所。


 管理表。


 並べる。


          ◇


 第三便所


 20利用――中間確認。


 30利用――第一週の新規外部受付終了。


 回収相談線――回収担当へ連絡。


 警戒線――全利用停止。


          ◇


 第二便所


 利用増加時――追加水位確認。


 回収相談線――回収担当へ連絡。


 必要時――外部受付調整。


 警戒線――全利用停止。


          ◇


「数字は同じじゃない」


 フィル。


「はい」


「でも役割は分けた」


「はい」


          ◇


 確認。


 する線。


 相談。


 する線。


 受付。


 止める線。


 設備。


 止める線。


          ◇


 全部。


 同じに。


 しない。


          ◇


 それぞれ。


 何のための。


 基準か。


 分ける。


          ◇


 その日の。


 終わり。


          ◇


 第二便所。


 警戒線。


 余裕。


          ◇


 第三便所。


 警戒線。


 余裕。


          ◇


 ダス。


 回収予定。


 翌日以降。


 調整。


          ◇


 サデル。


 息。


 吐く。


「これで少し安心できる」


「少し?」


 オグ。


「少しだ」


          ◇


 直人。


 その言葉に。


 頷く。


          ◇


 設備。


 使う。


 限り。


 完全に。


 安心。


 なんて。


 ない。


          ◇


 だから。


 止まる前。


 知らせる。


          ◇


 あふれる前。


 動く。


          ◇


 翌朝。


 フィル。


 回収記録。


 まとめる。


          ◇


「直人さん」


「はい」


「ダスさんの回収先」


 紙。


 見る。


「増えてます」


          ◇


 第一便所。


 第二便所。


 第三便所。


 周辺長屋。


 店。


          ◇


 便所。


 増えれば。


 当然。


 回収。


 増える。


          ◇


「今はダスさん一人ですよね」


「はい」


          ◇


 フィル。


「便器を増やす方ばかり考えてましたけど」


 一拍。


「回収する人が足りなくなったら?」


          ◇


 直人。


 回収予定表。


 見る。


          ◇


 便器。


 作れる。


          ◇


 水。


 流せる。


          ◇


 排水。


 つなげる。


          ◇


 でも。


 最後に。


 溜まったものを。


 運ぶ人が。


 いなければ。


          ◇


 町の便所は。


 増やせない。

第二便所の回収槽が予定より早く上がったため、今回は汲み取り計画を見直しました。


単純に第二便所の回収を一日早めると、今度は予定されていた第一便所の回収が遅れます。


そこで、


既存の回収予定をむやみにずらさない


荷車の残容量を使って部分回収する


警戒線より前に「回収相談線」を設ける


という運用へ変更しました。


回収相談線は使用停止の線ではありません。


そこへ達した時点で回収担当へ連絡し、来られる日時を確認するための基準です。


第三便所にも同じ考え方を導入しました。


そして次に見えてきたのは、もっと大きな問題です。


便器が増えれば、回収する場所も増えます。


現在、その回収を担っているダスは一人。


次は、便所を増やす速度と、汲み取りを担う人手の限界を考えます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。