魔族の噂って素敵やん
皆、灯火系の魔法は使用できるようで明かりをともしながら地下へと落下していく。
何かを支えながら落下するシエンちゃんだったが、その速度は徐々に弱まった。
地下に到着する時はまるで大切なものを置くかのようなソフトランディングだった。
「すまん、みんな。みんなを巻き込んでしまった」
巨大な何かを地面に置いたシエンちゃんがいきなり俺たちに謝罪をした。
「いいのですよ、このアースドラゴン、あっ、ドラゴンと言うと気に障りますか?」
アルスちゃんが巨大な何かを優しくさすりながらシエンちゃんを見る。
「いや、別にかまわん」
「そうですか、このアースドラゴンは子を宿していますね。シエンさんは母体にダメージを与えないようにしたのですね」
「ああ、そうだ。だからそれで皆を巻き込んでしまった。すまん。」
「何言ってんすかシエンの姐さん!姐さんがいなきゃ俺らは潰されてっすよ!」
「そうですよシエンさん。謝る事は何もありません、こちらこそ助けて頂いて感謝します」
男らしく頭を下げるシエンちゃんにシャスカとムジーカはこちらこそと頭を下げる。
「アースドラゴンってシエンちゃんの仲間なの?」
俺は小さな声でアルスちゃんに聞く。
「いえ、ドラゴンとついてはいますが知能はそれほど高くなく人化も当然できません。人とお猿さんくらいの違いはありますね。龍の皆さんの中にはこの魔物にドラゴンの名がついている事を嫌う方もいますね」
「だからシエンちゃんに気を使ったんだ」
「シエンさんはそんな事は気にされないようですけどね」
なるほどね、伯爵の奴めさすがにシエンちゃんの正体を知ってこう行動する事を見抜いてこいつを用意した訳ではあるまいが、それでも子持ちの魔物を武器代わりに使うとは許せんな。
「お腹に赤ちゃんがいるのにあんな高い所から突き落とすとは許せん!今から殴りに行く!」
言うが早いかシエンちゃんは凄い速度で飛びあがった。
『ガッキィィィィィィィン!!』
凄まじい音がしてシエンちゃんの動きが止まった。
「とんでもない数の防護術式を重ねておるわ。まったくなんて小心者だ」
、
降りて来たシエンちゃんが腕組みをしてプンスカ怒っている。
シャスカとムジーカはこれまた恐ろしい物を見たかのような目でシエンちゃんを見ている。そりゃそうだよな、あの速度で壊れない壁に突っ込んで、ドエライ音を立ててるのにも関わらずなんのダメージも負ってないんだもんなあ。
「ゴワァァァ、グルリラァァァァァ」
アースドラゴンが媚びるような唸り声をあげシエンちゃんに首をこすりつける。近くで見ると龍ってよりもでっかいセンザンコウのようだ。まあ、センザンコウってのは大昔には龍鯉と呼ばれ龍の鱗を持つ陸に住む魚と思われていたなんて話もあるからな。ドラゴン呼ばわりされるのもなんとなく納得できるような気もする。
「なんだなんだ?うんうん、そうかそうか。よし、それじゃお願いするぞ」
シエンちゃんはアースドラゴンの鎧のような首を撫でながらそんな事を言う。
「何々?どしたの?その子、なんか言ってるの?」
「おう、出口に案内するって言ってるぞ」
俺の質問にシエンちゃんが答えてくれる。
「アースドラゴンさんは穴掘り名人ですからね、地中の情報をつかむのがとてもお上手なんですよね」
アルスちゃんがニコニコして言う。
「そうそう、こいつはかわいいやつなんだ。見た目はゴッツイけどな」
シエンちゃんが言いシャスカとムジーカが少しのけぞりながらアースドラゴンを眺めた。
長くて強力そうな爪にごっつい鱗、見た目で言えば確かにアースドラゴンはイカツイな。
「それじゃあお願いしますね」
のっそりと動き出すアースドラゴンにアルスちゃんが優しい声をかける。
アースドラゴンはまるで返事をするかのようにゆっくりと尻尾をふった。
「うふふ、かわいいですねえ」
「だろ?よし、名前を付ける権利をアルスにやろう」
「よろしいのですか?」
「ああ、こいつもアルスの事が気に行ったようだしな」
シエンちゃんはそう言って歩いているアースドラゴンを撫でた。
「ではチャッピーで」
「それはもうつけてるぞ」
「でしたら、ぴっぴで」
「それもすでに命名ずみだ」
「ではロッピ」
「それも」
アルスちゃんとシエンちゃんがアースドラゴンの名付けで終わりなき戦いを始めた。
「さすがだよ、この状況で一切の緊迫感がねえ」
「あのふたりはいっつもそうだよ、あのふたりが緊迫した状況だったなんて、ああ、一回だけあったな」
「どんな状況だったんだ?」
ムジーカが真面目な顔で問う。
「学園にもうひとり手練れの仲間がいるって言ったっしょ?その仲間と初めて出会った時はふたりともピリピリしてたな」
「むぐっ、あのお二方がピリつくほどのお方がいるのかよ?しかも、あんたの仲間なのかよ?」
「うんそう。俺とそのキーケちゃんとシエンちゃん、アルスちゃんで冒険者パーティー組んでるからね」
「嘘だろ?なんてパーティー名よ?」
「アリビオ団っつーんだけど、知らないでしょ?」
「ぶっ!!アリビオ団!!」
いきなりムジーカが噴き出して大きな声を出す。
「ちょっと待って下さい。あなた、もしかしてアリビオ団のリーダーであり世界屈指の大商会の創設者、オポッサムのトーモですか?」
俺たちの話を聞いていたシャスカさんがグイッと顔を近づけて言う。
うおっ、甘い香りがふわっときて頭がくらくらするぞ。
「ちょ、近いって。そのオポッサムのトーモってのは知らんけど、一応アリビオ団のリーダーは自分て事になっはいるよ。あと、世界屈指の大商会かどうかは知らないけど一応ケイトモに名前は連ねてはいるよ。どっちも名前貸しみたいなもんで実際は有能な別の人が動かしてるんだけど」
言っててちょっと悲しくなるよ。
「出たっ!これがオポッサムか!」
「だから何なのよ?そのオポッサムって」
俺はムジーカに聞く。
「オポッサムってのはな死んだふりが上手いんだよ。アリビオ団のリーダーも普段は頼り無い感じで、気弱な事ばかり言うんだそうだ。だが実際は荒ぶる破壊神のような仲間を治める事ができるのはリーダーだけであるって話しさ」
「勘弁してくれよ。それこそ噂が独り歩きしてるってやつだよ」
俺は頭を抱えて言った。
「では、エルミランド帝国のかの悪名高き壁の中で群雄割拠する英傑たちをなぎ倒し、壁の中の歴史以来初めて二大英雄に会談の機会を作らせたと言うのは?」
シャスカさんが聞く。
「ああ、メルヘンベルちゃんとデクラインさんね。あれは別にうちらがどうこうって訳じゃないよ。元々、落としどころを探してたっぽいし。うちらはただ、仕事でそれぞれの街を通っただけだから」
「じゃじゃじゃ、じゃあよ、あのモスマン族の王子と近衛兵団長の娘さんが最も信頼を寄せる男って噂は?」
「最も信頼を寄せるかどうかは知んないけど、ふたり共懇意にさせて貰ってはいるよ」
「うおーっ、んじゃーよ。エルスフィア第二次独立戦争で…」
それからしばらくはムジーカとシャスカに質問攻めにされる事となった。
どれもこれも尾ひれがついていて、俺の答えは、そこまでは知らないけどこれこれは確かにそうだ、という答えるばかりだった。
ううむ、どうやらエルミランドでの事やエルスフィアでの事は魔族界隈ではそこそこ有名な話になっているようだ。
「ほんじゃーよ、ほんじゃーよ」
ムジーカが興奮気味に言う。
「もう、いい加減にしてくれって」
「最後にこれだけ!ストーンキッズやジョサイエフ家と揉めてるってのは本当かよ?」
「ああ、それね。別に本格的に事を構えてる訳じゃないからね、言っとくけど。そこら辺の手先機関とちょこちょこ揉めてるだけだから。バンプトンクラブとか覇連研とか、さ」
「やっぱりそうか。俺、あんたのファンなんだ、握手してくれ」
いきなりそう言って握手を求めてくるムジーカ。
「え?あ、はい」
なんかわからないが熱い握手を交わす羽目になる俺。
「ストーンキッズとかジョサイエフとかはよう、人族至上主義だろ?俺ら魔族に取っちゃあいつらは俺らへの風当たりを強くするクソ野郎どもだからよ。あいつらの鼻を明かしてくれたあんた達は俺たちの希望の星さ」
ムジーカは俺の目を見て嬉しそうにそう言った。なんだか俺は前世の某元ポロボクサーのタレントのエピソードを思い出してしまう。
その方は映画の撮影でアメリカに行った時、スタッフは彼に対しなめた対応をしていたが、自分は石の拳と言われたパナマの国民的英雄ボクサーと戦った事がるんだ、と言った所スタッフの対応がガラッと変わったという話だ。
なかなか香ばしい話しで俺は好きなのだが、まさか自分がそれに似た状況に置かれる事になるとは思わなかった。
まったく長生きはするもんだよ
「彼らは人族至上主義ではありませんよ」
アルスちゃんが穏やかに言う。
「では、何なのですか?」
シャスカが穏やかに問うた。
「彼らは人族の中にも優劣があると説いています。彼らの手先機関にもその傾向は強く見て取れますね」
「バンプトンクラブや覇連研ですか?」
「それらもそうですけど、今私が言っているのは一般市民を対象にした思想団体ですね。自分達は選ばれた民であり、ここに所属しないすべての民族は後に滅ぶのだと繰り返し説くような団体は要注意ですね」
「チョーズン派ロビーですね」
「ええ、良くご存知ですね」
シャスカが言いアルスちゃんがそれを褒める。シャスカが頬を赤らめムジーカが気が気でないような表情になるのはおもろいが、ちょっと聞き逃せないキーワードが出てきちまったぞ?
「チョーズン派ロビーって何?」
「トモトモはご存知なかったのですか?ニューモミバトシャンマジカルサイエンスを筆頭に選民思想の強い団体が幾つか力を合わせましてね、政策を自分達の都合よく動かすためのロビー活動をしているんですよ。そちら方面に耳が早いトモトモならご存知の事と思いましたが」
「いや、初耳だけど、おかしくない?だってどの団体も自分の団体こそが神に選ばれた民だって言い張ってる訳でしょ?なんでそんな団体同士が協力できる訳?」
「それこそトモトモの得意とするところでしょうに」
アルスちゃんに言われてハッとする。
「そうか、どの団体も後ろ盾は同じって事か」
「確証はありませんが、恐らくそうでしょうね」
「そのチョーズン派ロビーにラザインの告知教会は参加してるの?」
「参加していますね。実質、一番力を持っているのはラザインでしょうね」
「むう」
俺は考えこんだ。
「どしたんだよクルース兄さん?そんな糞詰まりみたいな顔して」
「糞詰まりってお前なあ、つーか兄さんって」
「いいからクルース兄さん、何を考えこんでたんだよ」
「ふぅ~、嫌な予感がしてね。チョーズン派ロビーの後ろ盾にストーンキッズがいると仮定するだろ?前に話したジェニファー・スプレーンな、あれがハンドラーって組織の人間なのは話したよな?」
「ああ、聞いたよ」
「ジェニファー・スプレーンはラザインの告知教会の運営に関わってるんだよ。本人が直接言ってたんだから間違いない。あいつがどの立場でそういう団体を動かしてるのかわからないが、下手をするとハンドラーはストーンキッズと協力関係にあるのかも、ってあ!」
「なになに?どうしたの?急に大きな声を出して」
「つーか、ジェニファー・スプレーンって覇連研の幹部だった!覇連研ってよく考えたらストーンキッズと繋がってるフシがあったよね?最初からスプレーンはどっちにも所属してたって事か」
スプレーンの所属を考えればハンドラーとストーンキッズが繋がっていた事にもっと早く気付く事はできたのか。
俺は少し悔しくなった。
「まあまあトモトモ。まだそうと決まったわけではありませんからね。覇連研の幹部と言えどもストーンキッズとの繋がりを知っているとは限りませんし」
アルスちゃんは柔和な口調でそう言ってくれる。
「そっか、そうだよね。決めつけは良くないよね」
「最悪の場合を想定して動け、キーケちゃんならそう言うだろうな」
先を歩くシエンちゃんが言う。
「うふふ、シエンさんは良く言われてましたもんねえ」
「そうそう、特に我は良く言われてっておーーい!」
アルスちゃんが言いシエンちゃんが大きめのアクションで突っ込んだ。
「腕を上げたねえシエンちゃん」
「ぬははははは!我こそカレッジの爆笑王なりっ!」
シエンちゃんは胸を張って大威張りだ。カレッジの爆笑王って記憶喪失になりそうだな。
地下に笑い声を響かせて俺たちはアースドラゴンの後に続く。
「シューーー!!ハッハッハ!!」
アースドラゴンが二本脚で立ち上がり奇妙な声を出した。
「威嚇してますね、気を付けて下さい」
アルスちゃんが言いムジーカとシャスカの間に緊張が走る。
「キシャァァァァァ!!」
強烈な生臭さと共に空気を切り裂くような獣の声が地下の奥からする。
すぐに姿を現したのは三つ首の大蛇であった。
「うわっ!ヒュドラ?」
「いえ、違いますね。あれはアナンタです」
俺の問にアルスちゃんが答えてくれる。
「待て待て、お前が行く事はないぞ」
威嚇するアースドラゴンにあやすように言ったシエンちゃんはズイと前に出てアナンタの前に立った。
「シャアッ!」
アナンタが威嚇音を上げ太い尻尾をシエンちゃんに叩きつけた。
「シエンさんっ!」
シャスカが叫ぶ。
「ぬるいのう」
シエンちゃんは片手でアナンタの尻尾を鷲掴みしニヤリと笑う。
「攻撃と言うのはな、こうやるんじゃい!」
そう言ってシエンちゃんはアナンタの尻尾を持ったまま鉄棒の大車輪のようにぐるぐると回り始めた。
アナンタは尻尾を持たれたまま回転されたんだからたまらない。その場で一緒に回転し身体をあちこちにぶつけて酷い有様だった。ワニのデスロールを喰らったようなもんだ。
アナンタはシエンちゃんの回転に身体がついて行けず、ねじれにねじれチョココロネみたいな身体になってしまう。
「どんなもんじゃい!」
シュタっと着地したシエンちゃんがファイティングポーズをとって言う。
アナンタは地面でゆっくりとねじりを元に戻し、すごすごと奥へ逃げて行った。
「すげえ!すげえよ姐さん!」
「お見事です」
ムジーカとシャスカが熱い声援を送った。シエンちゃんは力こぶを作ってムフーと鼻息荒く答える。
「ハッハッハッハッハッハ!」
アースドラゴンがまたもや威嚇音を出す。
「あらあら、お次がいらっしゃったようですよ」
アルスちゃんはそう言うと明かりが届かぬ地下の奥へ向かって右手を出した。アルスちゃんの手の平からは霧が勢いよく出た。
『バチッ!バチバチバチッ!!』
地下の奥は霧に満たされその中に稲光が走る。
「キィキィキィキィキィ」
霧の中からガラスをひっかくような高い音が聞えてくる。
「そろそろ良いでしょうかね」
アルスちゃんが言うとすうっと霧が晴れる。
地面には羽の生えたイガグリみたいなものがビッシリ落ちていた。
「なっ、なんすかこれ」
「触るなよ?そいつは良くない虫を針に飼っとるからな」
羽の生えたイガグリを恐る恐る触ろうとするムジーカにシエンちゃんが釘を刺す。
「えっ!!」
ビックリして手をひっこめるムジーカ。
「これはトビガゼと言い内臓はとても美味なんですけどね、生物の血液を主食とするので生き物に向かってくるんですよ。そして、厄介なのはシエンさんが言われたように針に住血吸虫を飼っている事です」
「うわっ、住血吸虫?」
俺は思わず顔を歪めてしまう。
「何なんだよそれ?」
「住血吸虫ってのはさ、血管の中に寄生する寄生虫だよ」
「げっ!寄生虫!」
ムジーカが顔を歪める。
「ものにもよるけど、寄生されると下痢や血便、腹痛などの症状を起こし末期には腹水が溜まり内臓機能に障害が起こり最悪死に至る。おっかねえ寄生虫だよ」
俺はムジーカに説明してやる。
「高熱を加えるか長期間の冷凍で寄生虫はほぼ死滅します。本当は熱するほうが確実なのですが、地下ですので冷却にしておきましょう」
アルスちゃんは地面に落ちているトビガゼを風魔法で器用に一か所に集め一瞬で氷漬けにした。
「凄すぎるっすアルスのアネキ。その知識、その魔力、感服致しました」
ムジーカがアルスちゃんに頭を下げる。
「こんなもの凄いおふたりを従えるとは、やっぱりすげーや」
「いや、そんなおまけみたいに言われてもなあ」
俺はムジーカをジト目で見て言う。
「そっ、そんな事ないっすって!本気で言ってますって!」
「冗談だって」
「もうっ、勘弁して下さいよー」
わっはは、最初に会った時はつっぱった魔族の兄ちゃんだと思ったけど、こうしてみるとかわいらしいなあ。
ちょっと意地悪したくなっちゃうよなあ。
「ここは一体何なんでしょう?」
誰にともなくシャスカが問う。
「インチキ臭い城だからなあ、どうせろくなもんじゃなかろうよ」
「そういや、前にジェニファー・スプレーンとあった時もこんな風に地下に落とされたっけなあ」
「どこでです?」
シャスカが俺に尋ねる。
「フルードポアリエカレッジで。スプレーンはあっこの理事もやってんのよ」
「あのお嬢様学校のですか?ホントに何者なんですかスプレーンという人物は」
「怪しさが服着て歩いてるみたいな人物だよ」
「そういう意味じゃアロンゾの奴も負けて無いよなあ」
俺の言葉にムジーカが答えた。
「悪者ってのはすぐに地下に落とそうとするからなあ」
「そんじゃあアニキ、注意してくれれば良かったのに」
「いやあ、やっぱ悪者もそこら辺は上手い事やるんだよ。すぐにバレちゃあ意味がないだろ?」
「そりゃそっすね、なるほどねえ。悪い奴ってなやっぱり悪いもんですねえ」
なんだか良くわからない事で納得し合う俺とムジーカ。それを呆れたような目で見るシャスカなのだった。
その後もアースドラゴン(結局アルスちゃんはビビと名付けた)が威嚇ポーズをとるたびにやってくる魔物を、俺たちは順当にやっつけながら地下を進むのだった。




