魔大陸マギロス
主人公の能力は当分秘密ですが、ヒントは所々に散りばめます。
わかってくれる人がいたら嬉しいですね。
「私たちが今いるのは、魔族が暮らすマギロス大陸の北の果て、聖山セントウェスティアです」
「ウェスティアさんの名前がつかわれてるんだな」
「神竜として信仰の対象でしたから」
そんなすごい人……。竜と一緒に旅できるとは。
「戦闘といっても野生の獣や盗賊くらいで、腕の立つ相手はほとんどいません。私なら楽勝です」
「あたしもいるんだけど?」
シェルティは天使の資格を剥奪されたとはいえ、この世界では魔法が使えるようだ。
「基本的に魔法を仕えるのは魔族だけですね。人は魔法ではなく、科学力で戦います」
ということは科学が発展してるのか。
地球と比べてどれくらいのレベルなのかちょっと気になった。
「とりあえず魔都、マギロスを目指しましょう」
そこに魔族の王様がいるらしい。
歩くこと約3時間。
俺の体力は限界を迎えていた。
「ち、ちょっと待って……。もうむり〜」
なれない鎧に重すぎる剣。
帰宅部よろしくな俺には荷が重すぎた。
「もうですか?」
ウェスティアさんが呆れた声で僕を見る。
「アナタ本当に転生者ですか? どんな能力なのかもわからないとか」
うぐ。俺だって好きで転生したわけでもない。といか、駄天使だの神だのの被害者だ。
はぁ、せめて自分がなんの能力持ってるかわかればなぁ。
「少し早いですが、陽が出てるうちに野営の準備をしましょう」
その一言で、俺たちは荷解きを始める。
荷物はウェスティアさんの持ってるなんでも収納袋に入っている。
魔法の袋で、リュックくらいの大きさなのに中は一軒家が入るほど広いらしい。
うん、あれだ。ゲームとかでコイツら見た目手ブラなのに荷物どこにしまってるんだ? っていう謎を解明できるアイテムだ。
とはいえ。
「テントもたてられないんですか!?」
「面目ない……」
キャンプとかだって行ったことなかったんだよぉ。
「火起こしは私が魔法でやるわ」
シェルティの方がよほど役にたってる。
「えーっと、ココをこうして……」
あ、倒れた。
しかもウェスティアさん巻き込んだ。
「なにやってるんですか!」
怒られながらなんとか夜食まで辿り着いた。
「出かける前にも言いましたが、あの剣は吸魔の剣といって、相手の魔力を吸い取り、従属させることができます」
つまり俺はあの情けない戦いでウェスティアさんの魔力をこの剣に吸い込んだのか。
「でも、ウェスティアさんは信仰の対象になる程の竜なのに、それでも使い魔? 奴隷? にするくらい魔力吸い込んでも平気なんだね」
「伝説レベルの魔剣なので。で、私は本来あの場所で魔力を保持しなければ、魔脈が乱れて大変なことになります。大災害が起こる可能性もあります」
そんなヤバいことしたのか。
「だからあの剣はあの山に置いてきたのか」
「そうです。私の魔力の籠もった剣をおいてくれば、魔脈が乱れることもありません。
それで変わりにこの剣を渡しますので、この剣に慣れて下さい」
「アタシはー?」
「アナタは魔法使いなので、この魔導書を。一度見た魔法を使えるようになり、魔法が使える回数を一回増やすことができます」
「お、いいねー。アタシここだと3回しか魔法使えないみたいそれ以上は、アイテム使うか、3時間くらい休まないと」
しかも一度見た魔法を使えるとか、結構チートじゃないか?
僕は剣を鞘から抜き放つ。
「おぉ。? この先端に開いてる穴はなに?」
「そこに魔石をハメることにより、魔法の使えないヨーイチさんでも、魔石が壊れるまでは魔法を使えます」
「おぉ! カッコいい!」
立ち上がって振ってみるが、重さに振り回される。
「あら……」
「これは筋トレからですね……」
「面目ない……」
とほほ。神様ももっといい能力授けてくれよ……。
夕飯後にキツめに筋トレと剣の練習で絞られました。はい……。




