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力の行方 ルーフェイア・シリーズ08 作者:こっこ

Chapter:06 反撃

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56/65

Episode:56

「ルーフェイアっ!」
 先輩の声と共にまた背中に気配を感じて、身体をずらす。さっきまであたしがいたところを、サイズの刃が薙いだ。
 血しぶきがあがって、再び敵が倒れる。
 全部が片付くまであっという間だった。

「よし、戻ろう」
「はぁい♪」
 ミルが緊張感の欠片もない返事をする。これで意外にもやるのだから、世の中というものはわからない。

 飛び道具を持つナティエスとミルとがまず敵を掃射し、そこへあたしとシルファ先輩が突っ込んで残りを片付ける。
――あたしも、覚えようかな?

 最前線ではすでに、銃は時代遅れだ。手から離れて飛ぶうえ弾は小さいから、持ち主の魔力をちゃんと伝えず、相手の魔法障壁を上手く破れない。だから用途はせいぜい、威嚇くらいだ。

 でも、前線を離れれば話は違ってくる。
 一般の人は魔法障壁を、常時展開なんてしてない。訓練しなければ出来ないし、それを補助する道具もかなり高価だ。だから十分、銃は通用する。
 でも、いちいち武器を持ち変えるのは、隙が大きいし……。

 そんなことを考えながら、目くらましに魔法を放ち、階段を一気に飛び降りて切り込む。
 そうやって思ったほど時間をかけずに、1Fのホールまで降りた。
 全員が止まる。
 おそらくここに残っていた敵の全部と、あの男。

「やってくれたな。だがここまでだ。もっとも殿下の居場所を教えるなら、多少は考えてもいいが」
「断る」
 シルファ先輩の即答。

「ほう、命が惜しくないのか?」
「あんな真似をする連中に、命乞いなどしない。だいいち、する必要もない」
 先輩が、やはり毅然と返す。

「小娘どもが言うな。まぁいい。この腐った国の連中に味方したのが、運の尽きだったな」
「ば〜か」
 割って入って、とんでもない一言を返したのは、ミルだった。

「自分が腐ってるから、そう見えるんでしょ? だから何?
 朝起きて、ご飯食べて、仕事して、子供の面倒見て、友達と話して、家へ帰って、みんなで夕食にして、ゆっくり寝て。
 それのどこが腐ってるのよ?」
 一気に言いたてる。




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