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力の行方 ルーフェイア・シリーズ08 作者:こっこ

Chapter:05 露見

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43/65

Episode:43

 で、抜いた情報を頼りに個人の端末までたどってみると、それなり当たりだった。
 網は張ったまま、この魔視鏡の中を漁る。

「……これはいける、かな?」
 思わず独り言。魔視鏡の中に、このテロ集団に関係する会話の記録が、ごっそり残ってる。
 ほんとにそのままで何の細工もされてないから、速攻で解析してみた。
 って……。

 この魔視鏡の持ち主は、大したことない。
 でも交信相手のひとり、マニアなんだろうか? ともかくかなりの情報通だ。
 危機感も何もない持ち主だから、記録から即座に、事情通の魔視鏡が特定できた。
 即刻ターゲットを変えて、通信網の海から探しだす。上手い具合に、接続中だ。

「ふふん、それなり頑張ってるんだ? でもこれじゃまだまだ甘いね」
 思わず魔視鏡に突っ込み入れたりして。
 この新しいターゲット、いろいろ気は遣っているけど、まだまだ。この程度の防御じゃ上級者にかかったら、簡単に中へもぐりこまれる。
 ボクもまぁ、軍に潜り込む程度の技術はあったりするから、あっさり命令権をゲットした。

「♪♪♪〜」
 市販製の防護壁なんてあっという間、ハミングしながらこの魔視鏡の中身を見ていく。
 結果は大当たり。
 会話記録に、まとめてみたらしい日程、さらに主要人物らしい名前まで残ってる。

――せめて消しとこうね。ヤバいことしてるんだから。

 とりあえずそれっぽいのをこっちへ写して、接続切ってから、中身を見てみることにする。
「うーん、これ売ったら儲かるかな〜。あ、違った。『白い森』探すんだった」
 とりあえず記録の中をざっと検索して、分類してみる。
 無関係のものも紛れ込んでいてちょっとめんどくさかったけれど、どうにか関係するものを抜き出した。

「けっこう緻密だなぁ……あれ?」
 一つのファイルを開いたところで、思わず手が止まる。
「ロデスティオ……?」
 慌ててこのキーワードで再検索してみた。ピックアップされた記録を片っ端からあたっていく。

 結果は――これもありがち。
 ようはクーデターを起こそうとしているこのグループと、ロデスティオとが組んだらしい。
 で、彼らがアヴァン国内で事件を起して注意を引き付けている間に、ロデスティオ軍があの難所の谷を超えて、侵攻しようってことだった。

――それで「殿下?」とやらを。
 こうなると、あんまり時間がなさそうだ。
 もう一回通信網に接続して、こんどはロデスティオ軍の魔視鏡をあたってみる。

「あ〜、もうちょっと、ちょくちょく来とくんだった!」
 去年シュマーの一件が片付いて以来、前みたいに遊びに来なくなってたのが災いしてる。
 あたりまえだけど他国へ侵攻しようっていうんだから、それなりに作戦としては大掛かり。それに気づかなかったのは、完全に怠慢ってやつ。

 腹いせに軍の内部をあちこち渡り歩いてみて、だいたいのところを手に入れた。
 ふぅん、なるほどね……。




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