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先生お願いがあるんだけどぉ

あれが入れ変わった、夢佳からの突然のLINE!少しドキドキしながらスマホの画面を見た博は?

第3話


夢佳と別れ、色々と深く考えながら自宅へと向かう途中、夢佳からLINEが入った。


『先生お願いがあるんだけど』

『なに?』

『先生のアレがパンツからはみ出るから、下着買って! あと、明日からの部活のことも相談したいんだけど』

『わかった。学校近くのお店だと顔がさすから、3つ隣の駅にあるイヨンモールの北側入り口あたりで待ち合わせしよう』

『わかった、着いたらLINEします』

『了解』


返信を送り、僕は自宅とは反対方向に向かう電車に乗り込んだ。


実は僕自身、股の真ん中に継ぎ目がある男物のトランクスを履いていて、その縫い目がデリケートな部分に当たって少しヒリヒリしていたのだ。どうにかしたいと思っていたタイミングだったので、彼女の提案に乗ることにした。


イヨンモールのある隣町は、地方線のターミナルがある中規模の街だ。多くの人が行き交う場所だが、僕の普段の生活圏とは逆方向のためあまり訪れることがない。「ここなら知っている人には会わないだろう」という判断からの待ち合わせだった。


電車に揺られながら、思考を巡らせる。一番の悩みは、真弓にどう打ち明けるかだった。


考えてもみてほしい。ある日突然、彼氏の“アレ”がなくなって女の子の“アレ”になってしまったら――アレのない彼氏に愛想を尽かしてしまうのではないだろうか? いや、真弓は僕のアレを愛しているのではなく、僕自身を愛してくれているから大丈夫だ……そんな考えが頭の中をぐるぐると駆け巡っていた。


電車が目的の駅に到着し、駅前のイヨンモールへ向かう。念のため、周りを警戒しながら駅から反対側の北口入り口へと回り込んだ。そこには、うつむき加減で待っている夢佳の姿があった。


「ごめん、待たせたか?」

「ううん、今来たところ」

「誰が見ているかわからないから、少し離れて歩こう。まずは夢佳の下着だね。僕も下着が合わなくて買いたいんだ」


フロア案内を確認し、まずは女性下着の売り場へと向かった。


知らない街のショッピングモール。夢佳の後ろを少し離れて歩きながら、普段行く地元のモールとの店舗の違いを目で追う。そして、女性下着の専門店へとたどり着いた。


さすがに一緒に入るわけにはいかないので店の前で待っていたが、しばらくすると夢佳が出てきて言った。

「何が良いかわからないから、一緒に見て」


普段、真弓と買い物に行く時に何度か入ったことはあるものの、やはりどこか恥ずかしさがある。だが、今はそんなことを言っている状況ではない。腹を括って夢佳と店に入った。


「先生、はみ出ちゃうから普通のピチッとしたのだと窮屈なんだけど……さすがに『アレがはみ出ない下着はどれですか?』なんて聞くわけにもいかなくて」

「確かに……」


僕は頷き、目についた女性用のボクサーパンツはどうかと尋ねた。

「さすがに可愛くないから嫌」

そう一蹴され、他を物色する。


勇気を振り絞り、店員に「少しゆったりとしたデザインの下着はありませんか?」と尋ねると、タップパンツを勧められた。夢佳も納得した様子で、洗い替えも含めて色柄違いで5枚ほど購入した。割といい値段がしたが支払いを済ませ、夢佳に袋を渡した。


店を出ると、夢佳が困り顔で話しかけてきた。

「先生、あと部活のスイムウェアを着る際、下の膨らみが目立ったら困るんだけど……どうしたら良いかな?」


僕は少し考え込んだ。

とりあえずスポーツ用品店へ向かい、男性用サポーターの小さめのサイズを購入。続いて文具売り場で養生テープを購入した。


「この養生テープで棒を反対側に押さえて貼って、その上からこのサポーターを履いて押さえるしかないと思う。タマタマは冷えると小さく縮むから問題ないと思うけど……」

「お家へ帰ったら試してみる」


その後、男性下着の売り場へ向かった。トランクスだと今まで感じたことのないスースー感があったため、股の部分に継ぎ目のない、少し高級なボクサータイプのトランクスを5枚ほど買った。


そのままトイレに向かい、すぐに履き替える。本来アレが収まるはずのパンツの膨らみが虚しくポコッと浮いていた。夢佳もトイレで履き替えて戻ってきた。


「あー、すっきりした!」

よほど窮屈だったのだろう。毎日真弓で鍛えて大きくなった自慢の“僕の分身”だから仕方ないと思いつつも、今はもう自分のものではないという悲しさが胸を締め付けた。


買い物を終え、ここまでにかかった交通費を夢佳に渡して解散した。


互いの「元に戻るまでの応急処置」はなんとか完了した。しかし、明日は容赦なくやってくる。

夢佳の部活、そして僕と真弓の日常――事態が解決したわけではないどころか、本当の難関はここからだった。


(第4話へ続く)


いよいよ、同棲してる彼女の待っている自宅への帰宅どんな風に博は真弓に今の状況を説明するんだろう?

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