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境界異常観測録《Re:Genesis》  作者: マチフクとーる
File3 失楽園の少女

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復活と代償

 名取の精神世界で生き続ける謎の女性、小夜。小夜は自身が神ではなく、神への憎悪によってこの世に留まり続ける存在であることを明かし、名取こそが、自らの願いを受け継ぎ神を討つ存在であることを明かす。

 小夜の導きによって現実へ戻った名取は、己の内に宿るもう一つの人格であり、殲滅眼の力を持つ堕天使サリエルと共に戦う決意を固める。

神格を前にしてなお立ち向かうことを選んだ名取とルシェル。

 そして今、三つの邪眼が揃い、真の力が解放されるのであった。

 ついに全ての邪眼を解放した名取、その瞳は千里眼を宿す橙色、先見眼を宿す紫色、そして殲滅眼を宿す黄色の瞳が、それぞれ輝きを放ちながら横一列に並んで現れていた。


「力が……溢れる……。理性も飛びそうなほどに気分がアガってくる……!」


 その力は神々しさとは程遠く、邪悪さの塊であったが、その力を我が物とした瞬間、それは名取自身が操る、唯一無二の武器となった。


 名取は凄まじい力で床を蹴り出すと目にも留まらぬ速さで闇をさまようものに飛び蹴りを浴びせる。


 その蹴りは物理攻撃を通さない体を捉え、闇をさまようものを祭壇まで飛ばしてしまった。


「嘘だろ……!? おい!?」


 思わぬ名取の力に新橋は驚愕する。

 名取は大きな笑い声を本堂中に響かせる。

 全身に纏った邪悪なオーラと闘争心のままに敵を蹂躙する力はもはや獰猛な猛獣であった。

 名取は新橋の方に振り返るとグッと親指を立てた。


「新橋さん、俺は大丈夫です! 前衛は俺に任せて下さい!」


 そう言うと名取は再び闇をさまようものに飛びかかる。


 闇をさまようものは触腕を唸らせ鋭く振り回す。

 名取はそれを体を捩らせて回避し、邪気を纏った腕を力強く振るい、弾き返し攻撃を防いだ。


 ありえない光景だった。


 邪神の力を借りたとはいえ人間が神格を相手に肉弾戦を挑んでいる。


「これは……もしかしたら……」


 新橋はそう呟く。

 目の前で起こる光景に、この場にいる全員が希望を抱かずにはいられなかった。

 何度も叩き込まれる拳。

 明らかに神を圧している。


「この戦い、必ず生き残るぞ! 名取!」


 新橋は強く決意した。必ず全員で生きて帰ると。


 その頃、ルシェルは上半身だけになってしまったデスの体の前で膝をついて祈りを捧げていた。


「ディズィー……見てて。お姉ちゃん、最後まで戦うから」


 デスへの祈りを捧げ、ルシェル自身も戦いに加わろうとした、その時――


「ヒュー……ヒュー……」


 ルシェルの耳は微かな呼吸音を感じ取った。

 ルシェルはデスをもう一度見る。

 すると、デスは微かに息が残っていた。

 微弱な心臓の鼓動と呼吸は、デスの消えかけていた命の灯を僅かに繋ぎ止めていた。


「ディズィー! 頑張って! まだ諦めないで!」


「デスは生きているのか! ギルに『再生の血』を持たせている! 急げ!」


 デスに必死に声をかけるルシェルに気づいた新橋はルシェルに再生の血をギルに持たせていることを伝える。


 ルシェルは再生の血を持っているギルの方へ走っていき、両肩を掴みデスの体を揺らした。


「ギルティア! ディズィーはまだ生きてる! 早く! 「再生の血」を出して!」


 ルシェルに揺さぶられ、ハッと気がついたギルはルシェルの言葉を聞くなり即座にデスの元へ走り出した。


「デス! まだ死んじゃダメだから! 死んだら……ギル、本当に許さないんだから!!」


 ギルは首元から顔を出した蛇の口から再生の血の入った小瓶を取り出すと、デスの口に流し込んだ直後のことだった。


 闇をさまようものが拳を打ちつける名取の目の前から姿を消した。

 突如として消えた闇をさまようものの行方を追うため、名取は邪眼を全て使う。

 千里眼で魔力の痕跡を、先見眼でこの先で起こる未来を読み取り、闇をさまようものの姿を徹底的に探し出した。


 すると、ルシェル達に狙いを変え、触腕を振り下ろす闇をさまようものの姿を先見眼が捉えた。


「まずい! ルシェル逃げろ!」


 名取が叫ぶも闇をさまようものは既に至近距離にまで迫っていた。

 デスの時のように、再び触腕が振り下ろされる。

 ギルを庇おうとルシェルは咄嗟にギルの前に覆い被さる。

 間もなく肉体が裂かれるであろうルシェルは死を覚悟した。


「伊賀流忍術 旋廻風車せんかいかざぐるま!」


 触腕がルシェルに触れる直前、間に新橋が割って入り、舞うように回転し触腕を受け流した。その回転は新橋を軸に周囲を突風が吹き荒れ、ルシェル達は押し流されるように闇をさまようものから距離を取った。


「きゃっ!」


「あう!」


 床に転がるルシェル達。ルシェルは、自分達と同様に風に流されたデスの体を急いで拾い上げ、抱きしめる。


「大丈夫だからね。絶対に死なせないから!」


 ルシェルが黒い翼で包み込み、床に転がった際にできた傷口から血液を舐めさせる。

 すると、再生の血による再生が始まったのか徐々に上半身の切れ目から流れ出る血液はデスの肉体を再構築していく。

 再生の血による本来の再生速度にルシェルの治癒能力が合わさり、驚異的な速度でデスの再生は進んでいく。


「ん……んぅ? お姉……ちゃん?」


 ついにデスは意識を取り戻し、ゆっくりと目を開く。


「ディズィー。良かった……本当に」


 目を覚ましたデスを見て安心したルシェルとギルは二人で涙を流しながらデスを強く抱きしめる。

 デスは少し苦しそうな表情をするが、自身が生きていることに安堵していた。

 その直後、あることに気が付き赤面する。


「あ、あのね……下が……」


 その言葉に二人は下の方へ視線を移す。

 デスの下半身は再生こそしたものの、再生したのは肉体のみで、失われた衣服までは戻らなかった。

 デスは恥ずかしそうに下を隠す。

 その姿にギルは自身のローブをデスに着せて、自分は下着姿になった。


「デス、ギルのローブ貸してあげる。裸は嫌でしょ?」


「デス、ありがと」


 デスはギルのローブを借りて、デスの上半身を覆っていたローブをギルが着ることになった。


 再生の血によってデスが復活し、ルシェルとギルにも活力が戻り、三人に活気が出てきた。

 だが、その歓喜の裏ではもう1人が大切なものを失っていた。


 ――ボトッ


 小さく音を立て何かが床に落ちる音がした。

 それは人間の右腕だった。

 筋肉質なフォルムを長袖で隠した腕の持ち主は、誰が見ても明らかであった。


「ハハッ……。全て防げるなんて思っちゃいないさ。片手じゃ印も結べねぇ。俺もここまでかな?」


 闇をさまようものを目前に気の抜けた笑顔で力無くそう言ったのは新橋だった。

 新橋の右腕は二の腕から先はなく、切れ目からボトボトと勢いよく血を流している。

 隻腕となってしまった新橋は、忍者が忍術を扱うにあたって生命線とも呼べる「印を結ぶ」行為ができなくなってしまった。


 それは事実上、忍術を使えなくなったことを意味していた。


 万事休すと立ち尽くす新橋に終わりを告げるかのように闇をさまようものの触腕が振り上げられる。激しくうねる漆黒の触腕が振り下ろされようとしたその時――


「させるかぁ!」


 名取が飛び込み闇をさまようものを体当たりで飛ばした。

 名取は起き上がり、新橋に向けて叫んだ。


「新橋さん! アンタはまだ死なせませんよ! 全員で生きて帰るんです!」


 新橋は一瞬呆然としたが、フッと軽く笑うと「そうだよな」と呟く。


「新橋! 早くコッチに来て!」


 ルシェルは新橋を呼び寄せ、新橋の治療にあたる。

 ギルは再生の血を使い、新橋の右腕の再生を試みようとしたが、小瓶を取り出した時、先程デスに全て使ってしまっていたことを思い出した。


 デスは空になった小瓶を見て、申し訳なさそうな顔で自身の胸に手を当てる。

 だが新橋はそんなデスの頭に手を置き、優しく微笑んだ。


「大丈夫だ。お前の場合は体半分なんだろ? 俺の腕一本なんてかわいいモンじゃないか。腕一本なくなったって俺は死にゃしねぇよ。それに……」


 新橋はギルの方に視線を移した。

 ギルはドキッとしたようにモジモジしながら肩を落とし、上目遣いで新橋を見ている。


「俺は再生の血をお前に渡す時に言ったよな? 『ここしかないと思った時に使え』って。俺はお前の判断を信じてる。お前は間違っちゃいないさ」


 新橋の優しい声かけにギルの表情は明るくなり、元気に頷いた。

 ルシェルは新橋の傷口付近に手を当て、傷を癒す。新橋の右腕は温かな光を受けて少しずつ流血は止まっていき、傷口が塞がっていく。

 新橋はルシェルの治療を受けている間に、自分の背後にある物を拾い上げ、ギルに渡す。

 それは、デスの失われた下半身だった。

 ギルはそれを見て少し青ざめるが、新橋は冷静に言った。


「一応……下も隠しとけ。下着も結構だが……外に出た後を考えるとな」


 言葉選びに苦労し上手く言葉が出てこないのか新橋はぎこちなく軽く赤面した表情で下半身を覆っていたローブを外して渡す。

 ギルはニヤッと笑ってローブを受け取り、腰布のようにして腰に巻いた。


「それにしても名取はあれだけよく戦っているがヤツは弱るどころかダメージを与えられているのかどうかも分からん。ヤツに弱点があるといいんだが……」


 新橋はルシェルの治療を受けながら、名取と戦闘を繰り広げる闇をさまようものに目を向ける。

 名取は相変わらず素早い身のこなしで邪気を纏った打撃を打ち込んでいるが、弱るどころか効いている気配もない。

 このままでは消耗し、追い込まれるのは名取の方だと容易に想像できた。

 そんな時、ギルが「あっ!」と声を上げる。

 どうやら何か思いついたようだ。


「この奥にパパがいつも儀式に使う隠し部屋があったよね? そこに置かれてる"変な剣"があったじゃん? あれ使えないかな?」


「変な剣?」


「そう! なんかパパがすっごい大事に置いてる剣があるんだよ。持ち手が変な『鳥』みたいな形の短い剣でパパは触るどころか近づくのもダメだって言うの。もしかしたらすっごい力があるのかなって思うんだけど。どうかな?」


 新橋はその特徴に心当たりがあった。それはまさしく新橋達がこの教会に派遣された目的である「柄がトキの頭のような形の短剣」である可能性が高かった。


「ただの飾りでないことを祈るが……このままではジリ貧だ。今それに頼るしかない! お前達、場所は分かるか?」


「うん、なんとなく」


 ルシェル達は記憶を頼りに本堂の奥に隠された隠し部屋にある短剣の入手を目指すのだった。


 一方の名取は、少しずつ体力の消耗が見え始めていた。


「クソ! コノ野郎全然クタバリヤガネェ! コノチカラモ長クハモタネェゾ!」


「ああ、そろそろ苦しくなってきた……。神格との力の差ってのはこんなに大きいものなのか?」


 額から冷や汗が滲む。何度打ち込もうと相手は倒れず、ただ赤く光る3つの目がこちらを見ている。

 背筋に怖気が走り、少しでも恐怖に怯めば体の自由は利かなくなる。

 敵の攻撃は極限にまで高められた千里眼と先見眼によって鮮明に映し出される未来視ビジョンによって完全に見切り、躱すことに限れば、名取は神格の領域に届いていた……がしかし、未来視ビジョンが映し出されるということはその数だけ自身が致命傷を受ける未来を見せられているのだ。

 当然、そのような未来を見るたびに精神は削られていく。

 戦いが長引くにつれて、徐々に名取の身体は悲鳴を上げ始めていた。


 そんな中、視界の隅でルシェル達が祭壇の方へ走っていくのが見える。

 一体何をしようとしているのか名取には分からなかったが、何か狙いがあるのだろうとすぐに察した。


 名取は力を振り絞り、ルシェル達から遠ざけようと触腕を掴み引っ張り上げる。

 しかしその瞬間、手に掴んでいた触腕の感覚が消える。

 掴んでいたはずの闇をさまようものは姿を消し、闇に紛れてしまっていた。


「何度も同じ手は食わねぇぞ!」


 名取はまたルシェル達に狙いを変えた奇襲を仕掛けるのだろうと読み、祭壇の方向へ走る。


「チガウ! 罠ダ!」


 その瞬間、名取の未来視ビジョンは雷のような光が瞬き、視界が真っ暗になる。一体何をされたのか分からない。触腕での一撃を受けた訳ではないことは確かであったが、そこには黒焦げになった自分自身の姿が映った。


 そのことに気付いたときには遅かった。


 背中にピタッと張り付く細い触手。

 雷が落ちたようだった。

 刹那に跳ねる身体。

 視界が点滅する。

 身体中を走る電流は筋繊維や神経系を一瞬にして破壊していく。

 人間に耐えられるはずのない膨大な電力が身体中を暴れるように駆け回り、身体の自由を一瞬にして奪われる。


 名取は何が起こったのかも分からぬまま全身が黒く焼け焦げ、その場に倒れ伏す。


「名取!?」


 ルシェルは突如起こった大きな放電に驚き、名取の惨状を目にして叫んでしまった。

 すぐさま闇をさまようものはルシェルに狙いを定め、名取の時と同様、放電器官なのであろう細い触手を何本も伸ばしてくる。


「ここは俺が止める! お前らは先に行け!」


 新橋は小太刀を取り出し、触手を切り落としてなんとか電撃を防ぐことには成功したが、そこに触腕による攻撃も加わり、攻撃は苛烈さを増していく。

 片腕のみの新橋は今や少し身体能力が高いだけの人間であり、特異現象捜査部の捜査員であれば誰でも扱えるレベルの簡易的な魔術のみで戦うにはあまりにも相手が悪過ぎた。


 新橋はすべての攻撃を防ぎきれず、触腕によって壁まで飛ばされてしまう。

 新橋までやられてしまった状況で、ギルとデスは覚悟を決めて足止めをしようと決意しかけたその時、一本の触腕が素早くルシェルに向かって伸びる。


「「お姉ちゃん!!」」


 あまりの速度にギルとデスは反応が遅れ、攻撃を防げない。


 だが黒い影が割って入り、触腕を受け止めた。

 それは全身を焦がした痛々しい姿の名取だった。

 名取はそのまま触腕に掴みかかり、振り回されながらも必死に食らいつく。

 しかしそれも長くは続かず、ルシェルの方向へと勢いよく投げ飛ばされる。

 ルシェルは名取を受け止めようとするが、あまりの威力に名取ごと壁まで飛ばされ、背後にあった硝子を突き破ってその奥へ行ってしまった。


「お姉ちゃん!」


「デス! 今はお姉ちゃんを気にしてる暇はないよ! 名取お兄ちゃんも新橋のおじちゃんもやられちゃった今、ギル達しかいないんだから!」


 ギルとデスは闇をさまようものに祭壇の方へジリジリと追い詰められる。

 二人は身体を震わせ、心の中では必死に助けを請いながら虚勢を張ることしかできなかった。


 ◇ ◆ ◇ ◆


 壁の向こうへと飛ばされた名取とルシェルは、飛んだ先にある一室に辿り着いていた。


「ここは……」


 ルシェルは体を起こし、辺りを見渡す。

 壁にある無数の本棚。

 床に血で描かれた大きな魔法陣。

 台座とその上に飾られた燭台や聖杯などの祭器の数々。

 ルシェルはそこが自身のよく知る転生の儀式を行う隠し部屋であることに気が付いた。


 そして台座の方を見上げると、厳重な銀の装飾枠の中に納められ、壁に飾られた"ある物"を目にする。


 純銀に輝く少し大きめな刀身。

 刀身には象形文字が刻まれ、そして何よりも特徴的なのはその柄であった。

 柄は大きな鳥の頭のような形を模されており、まるで「トキ」の頭部であった。



 ――そう、そこにあったのはジョン神父がナイアルラトホテップの意向によって隠し続けていた遺物アーティファクト、「トートの短剣」であった。




ミニコーナー企画!


異能力・特異能力名鑑!


やほ! 毎度おなじみ葉月お姉さんだよ♪


このコーナーでは作中に登場した異能力・特異能力を紹介していくコーナーだよ!


作中に出てきた異能力や特異能力に関するさらに深掘りした解説をどんどんしていくからお楽しみにね!


さて、今回紹介していく能力は〜? お待たせしたね! 我が愛しの少年や和真くん、そして私の能力でもある「死神の力」を紹介していこう!


異能力No.2 神格憑依 死神


能力分類 特異能力  原動力 生命


使用者 和泉心陽 荒谷和真 葉月


能力概要 


死神葉月をベースに神格・死神の力を特異能力として使うことができる。

自身が存在する世界内のあらゆる特異的存在に干渉することができ、人間を除く特異的存在や物質に対して、死神の干渉能力を一時的に付与することができる。ただし、能力の付与状態を維持できるのは対象を視界に入れている間、または直接触れている間のみであり、対象との認識・接触が途切れた時点で効果は失われる。

能力の使用中は霊能力・呪力系統の能力の干渉を受けにくくなる。(移動系などの空間現象を除く)

使用時間や回数に制限は無いが、精神的・肉体的負担が大きく、限界を超えると心身ともに影響が出始め、最悪の場合、死に至る。



本作の主人公、少年や和真君にお姉さんがあげた特異能力だね。

この力はお姉さんの力をそのまま使えるんだけど、例えば体重を軽くしたり空間を切り裂いて移動したり出来るよ。

特異的存在への干渉っていうのは、ざっくり言えば見たり触れたりできるってことだよ。

例えば魔術や呪術を使った際、本来不可視のものでも、それを見ることも出来るし、触れることも出来る。透明人間も見破っちゃうね! あっでも時間や異空間など別次元へ姿を消した存在までは見ることはできないよ。


それと結界やバリア的な不可視の障壁に関しては、見たり触れたりは出来るけど、破ることに関しては別って感じかな。


能力による影響をあげるならば、三大欲求を一時的に感じなくなったりするね。長時間の活動などに役立つけど、能力の使用中は限りなく現世との繋がりが薄くなるから生存本能が一時的に希薄になってしまうメリットともデメリットとも言える要素だね。

その代わり、現世との繋がりが薄くなるということは霊能力・呪力系統の能力を使用する際、非常に高い精度で扱うことができるオマケが付いてたり?

この力の影響で最大の危険は、「本人が限界に気付けなくなる」こと。個人的には無茶して欲しくないからあまり能力を使い過ぎないでっていうのが本音なんだよね……。


そしてこの力は特異的存在や神秘に対する絶対的な特効能力があるけど、生身の人間相手には機能しないし、その割には負担も大きくて、みんなが想像するような超人パワーや漫画みたいな魔術や霊能力を持つわけじゃないから正直なところを言うと、凄いのは特異的存在への干渉くらいでぶっちゃけ神格レベルという割には……ってところが本音なんだよね……。他の神格レベルになるとさっき言った超人パワーや超絶魔術の世界だからね。

人間サイズ的には強いと呼べるのだろうけど、人間相手には機能しないっていうジレンマも抱えてるし、神格として見れば特殊能力寄りで、破壊力や支配力に特化した権能ではないから難しい立ち位置なんだよね……。


せっかくなら流行りの俺TUEEE!!系最強主人公にさせてあげたんだけどお姉さんの力不足でゴメンねぇ〜(泣)


まぁ多分作s……この世界の創造主様がそれ系のヤツがあんまり好きじゃないんだろうねぇ。


さて、私の死神の力の解説はこんなものかな? それじゃあこんかいはここまで! また次回!

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