初戦
今回も楽しく書けました。
これからもこの調子で楽しく書けたらなと思ってます
今日は俺の誕生日。俺達はケーキを食っていた
『はあ・・・幸せ・・・』
『一人の女の子が食べるには多すぎないか?』
『おやつは別腹ってよくいわれるじゃないですか』
『でも太r・・・なんでもないです』
・・・殺気を感じたので咄嗟に発言を取り消す
『女の子にその禁句を口にするとは配慮が足りない童貞ですね』
そもそもなんで二人でケーキを食っているかというと、まあ俺の誕生日だからというのはあるが、主な原因はフィメールがケーキを食べたいということを強く主張してきたからだ・・・それにしても大きなパーティー用のケーキを二人でわけるという食い過ぎだとは思うが、フィメールの、今日は俺の誕生日兼魔法使い就任祝いだからバースデーケーキも倍の量食べるべきなんですとかいう謎の理屈で押し通されてしまった
『ふぅ・・・俺はもう腹いっぱいだからフィメール食ってくれ』
『童貞のくせに珍しく気が利きますね。ありがたくいただきます』
・・・しかし本当にうまそうに食うなあ
・・・っておっと忘れてた
『そういや、俺は本当に魔法使いになったのか?』
『ふぁい、ふぉれはれふね』
『まて、まて、言葉になってないから、ひとまずは食べ終わってくれ』
『モグモグ・・・(ゴックン)・・・質問してきたかと思えば、先に食えといってきたり、はっきりしない童貞ですね・・・
もう魔法使いになっているはずですよ。あの言葉の魔法は今日効果を発揮するはずですからね』
『でも、どうやって魔法を発動するんだ?』
『自身に流れる魔力の流れをつかみ取り、自分の使いたい魔法をイメージすれば出来ます。・・・というか言葉で説明出来るものというより感覚で理解するものなんで、頑張ってください』
『・・・魔力の流れとか感じられないんですが・・・』
『おかしいですね、この童貞がよっぽどな鈍感なのか、魔法に不具合があったのか・・・あっ』
『ん、どうした?』
『もしかすると・・・この魔法が発動するには生後ちょうど16年経つ必要があるのかも
・・・』
『・・・どういうことだ?』
『つまりあなたが生まれた時間からちょうど16年後、日にちではなく、秒単位、コンマ単位で時間が計算されているようです・・・
ちなみに大輝は何時何分何秒生まれですか?』
『そんなの知るか!細かすぎんだろ!』
こんな会話の二時間後くらいに、俺は魔法使いになった。本当に身体の中に流れるなにかを感じることが出来るようになったり。フィメールからも圧力のような、力を感じられるようになった。・・・つうかかなり強い力だな、ビシバシ来るぜ
『今の所は一時的に力を放出させていますが、魔力を自在にコントロールし、また、魔力を抑えることで、敵に、自分が強い魔力を持っていることを気づかれないようにすることが必要です。』
というと。スーッと何かが引いていくような感じがあり、フィメールから、魔力が感じられなくなった。
『まあ先ほど言ったように、魔力のコントロールは理屈で説明出来るものではなく感覚がほとんどですので。経験を積めば、童貞でも出来るようになるでしょう。』
そんなものかねえ・・・ちょっと自信ねえな
『今日から魔法使いになると同時に、魔獣討伐の義務も発生しています。魔力のコントロールに慣れるためにも、魔獣討伐に行きませんか?』
俺とフィメールは今、町中を歩いている。フィメールは美少女だし、はたからみれば、俺が羨ましいデートをしているように見えるのかもしれないが、実際のところは魔獣討伐であると考えると色々と複雑な気持ちではある
それはさておき。
こんな適当に歩き回って魔獣なんて見つかるんだろうか
『なあフィメール』
『馴れ馴れしく呼びかけないでください。童貞くさい』
『いきなりひどくないか?!』
『冗談です・・・要件はなんですか?』
『お前はいつも本気で嫌がってるようにしか見えねえんだよ! ・・・こんな適当に歩いてて魔獣とやらは見つかるのか?』
『こんなものですよ。魔獣は人間に憑依して悪行を働いている場合もよくありますし、魔獣に出会えるかは運です。遠距離魔力探査も出来なくはないですが、弱い魔獣は反応が弱すぎますし、強い魔獣であればある程度は魔力を抑えられて隠れられてしまうので、近距離まで近づく方が見つけやすいです・・・あっ近くにいますね・・・』
『早速か・・・緊張するぜ』
『キャー』突然悲鳴が聞こえた。
『下着泥棒よ!!』
・・・なに?
『・・・この下着泥棒が探査にかかった魔獣のようですね・・・』
デビュー戦が下着泥棒かよ!
『ハアハア・・・』
・・・下着泥棒が走ってくる。こいつは女物のパンツを頭から被り、変態的な息遣いという見るからにアレな奴だった
『ククク・・・俺の名前は行方大輝、魔法使いだ』
俺は下着泥棒に不敵に笑いかける
『・・・』
隣でフィメールがドン引きしているが気にしない。だって!魔法使いだぜ。厨二心がくすぐられるだろ、普通!
『俺の秘められし力が開放される前におとなしく下着をおいていけ』
・・・これだと俺が下着強奪しようとしているようにもとれるが、まあ気にしない
『嫌だ!俺は、俺は・・・下着に命かけてんだよ!女物の下着をクンカクンカしながらやられるなら・・・我が人生に一片の悔いなし!!』
・・・その発言の変態さを上回る男らしさに一瞬見逃そうと思ったくらいだ
だがそうはいかない
『なら、仕方が無い・・・俺の秘められし力をみるがいい・・・』
俺は魔力を集め、エネルギー弾を作り上げていく。
・・・この会話だけみてると俺の方が悪役っぽいな
『俺はこんなところで負ける訳にはいかないんだ・・・くらえ!』
モコモコモコ、と。人型のなにかがいくつも作られていく。
『自分の分身か・・・?フッ何人いようと結果は変わらない』
・・・本当に俺が悪役みたいだ・・・
『甘い!それは理想郷、ハーレム体験魔法だ!』
『ハーレム・・・?』
疑問に思う間もなく。人型が俺の周りを取りかこむ。
『大輝様〜!』『大輝・・・好きだ///』
『ヒロ君・・・私とイ・イ・コ・トしよっ?』
この人型は・・・全部美少女で。しかもどんな守備範囲にも対応出来そうなほどの数のキャラの種類
『童貞にこの魔法は・・・反則だろうがあァァァァァァァァァァ!!!!!』
俺は人生で一度も味わったことのない、ハーレムの味を感じながら、ハーレム世界へと溺れていった・・・
一方。下着泥棒は大輝が一時的に戦闘不能に陥っているスキに逃げ出そうてたしていたのだが
『私がいることを忘れないでもらえますか?変態』
大輝にドン引きしていたフィメールが我に返って立ちふさがる。
『お前も・・・ハーレム世界に溺れるといい!』
下着泥棒が今度はイケメン軍団を作ろうとするが、フィメールに一瞬で消し飛ばされる。
『私は処女性と軍事を司る精霊ですので
・・・そんな不潔なものに溺れることはありません。あんな腐れ童貞と一緒にしないで下さい』
『くっ・・・』 劣勢を悟った魔獣は逃げ出そうと走り出す。しかし
『こんな不潔な輩は浄化する必要がありますね・・・大輝もあとでたっぷりとお仕置きしなくてはなりませんね・・・』
ものすごい衝撃波とともに。魔獣という形で存在していた、異常な欲望の塊が浄化された。
大輝は全力で土下座をしていた。
目が覚めると。目の前にはものっすごい笑顔のフィメールが(ものすごい大きさのエネルギー弾つき)。
大輝は恐怖のあまり黙って土下座するしかなかったのだ・・・
その後10分間ほど土下座をすると。ようやくフィメールはエネルギー弾を解除してくれた。
『全くあのレベルの相手にデビュー戦を負けるなんて!そもそも偽のハーレムにハメられて戦闘不能になるとはなんたる無能!くそ童貞!童貞童貞っ!恥を知ってください!』
『今回ばかりはなにも言い返せねえ・・・』
『はぁ全く・・・しかも、なんですかあの気持ち悪さ全開の発言群は・・・あまりの気持ち悪さに我を忘れるくらいでした・・・思い出すだけで悪寒がします』
『だって・・・魔法使いってのでテンション上がってカッコつけたかっただけなんだよ・・・』
『・・・まあまだ最初なので許しましょう。ただ次からは・・・(ニッコリ)』
『はい、肝に銘じておきます・・・』
『ところで、今回のお詫びは当然ありますよね?』
・・・なんかとてつもなく嫌な予感しかしない
『私今日お腹が空いてるので・・・フランス料理のフルコースで』
『無理無理無理っ!学生にそんなの求めんな!つうかなんでもフランス料理のフルコースっていえばいいとか思ってんのかね、お嬢さん!』
次話は・・・未定ですがそろそろ学校のキャラについて触れていこうかなと考えています。




