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Ideal Crossing 異世界で後輩ハーレム!?~かなんさん今何してんの?後輩と世界平和してる~  作者: 伝説の黒猫
第1章 水の都アイシクル~深まる謎~
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第12話 少女の秘密

書きたい事が多すぎて1話がいつもの2倍以上になってました(汗)

目が覚めるとめまいがする。

ここは?


「起きましたか!よかった。全然起きられないから心配したんですよ」

「フルールさん?ここは?」

「馬車の中です。街に戻らないといけないのでしょう。残念ながら中まではいけませんが」

近くまでなら」

「ありがとうございます。助かります」

「外はハトリが見張っているので大丈夫です。それと…ピアニャ」


ピアニャがフルールさんの後ろからぴょこっという感じででてくる。

かわいい。

別にロリコンじゃないヨ。


「………」

「ピアニャ」


ピアニャがびくっとする。


「ピアニャ、しっかりしなさい」

「…ありがとう…です」

「仇か」

「そう…です。声も…あのとき、昔は助けられなかったから今度こそって。優しい人だってわかったから…死なせちゃだめって…ピアニャ、思ったの」


ピアニャは泣きだして、俺は優しく頭を撫でてやることしかできなかった。

ピアニャが少し落ち着き、フルールさんの歌を聞いているうちにすやすやと寝息を立てる。

フルールさんが言う。


「すみません。まだ、この謝罪の意味が分からないと思いますが、お付き合いください。まず、少し昔話をしましょうか。なんだかこういう役回りが多いですね。


ピアニャの話です。

ご存知の通り、ピアニャはハーフエルフです。

ピアニャは、もともと天才的な才能を持って生まれました。

オーラという魔法です。

この魔法は基本三属性にも、光陰にも含まれません。

特殊な魔法です。

神術というそうです。

このような能力を持った者は他に何人か存在します。

レベル5に到達しているものは、みな持っているとまことしやかに噂されています。

あくまでも噂ですが。


神術は魔法よりも上位だと考えられています。

同じ火でも神術の火には勝てないといったものです。

神術の対になる術として、邪術があります。

どちらも、不明な点が多いものですが、わかっていることが四つかあります。


一つ、神術を使えるものは邪術が使えず、その逆もまた然りです。

二つ、術法使用者は必ず二つ以上の術を持っています。

三つ、術法使用者はなんらかの損失を受けます。

四つ、この術を多用すると存在ごと変質します。


なので、この四つと合わせて、死術または、死の呪いなんて言われたりします。

ピアニャの場合の損失は魔法が発動しないことです。

音を奏でることはできますが、魔法は発動しません。


ピアニャの両親は商人でした。

エルフの父と人間の母。


人間といってもピアニャの母はただの人間ではありません。

王族の血を継ぐ貴族でした。

そのため、エルフの国と人間の国。

この二つの国で貿易を行っていました。


あの日、二年前のあの日も、エルフの国から人間の国に行く途中でした。

オークに襲われ、ピアニャの両親は命を落としました。

ただ、殺されるだけならあのオークたちを八つ裂きにしてしまえばよかったと思いますが……いけませんね。

感情が高ぶってしまいまいた。


ふぅ。

続けます。

どうやらあのオークキングがやったようですが、ピアニャの父を殺し、あろうことかピアニャの母を隷属化して、凌辱したようです。

そして、この村の存在を暴き出し、オークキングたちはアメージン・グレイスにやってきました。

そして、物資の供給を強制したのです。

でなければ、ピアニャや村の者を順に殺すと。


選択の余地はありませんでした。

ただ、幸いと言っていいのかはわかりませんが、オークキングは、私たちに手を出してきませんでした。

ピアニャの母を使い捨てたように時折通りかかる商人などを襲っては同じことを繰り返していたようです。

私は奴らを許せませんでしたが、できることもなかった。

言う通りにするしかなかった。


ピアニャはその両親の一件から話すことができなくなりました。

声が出せなければ、楽器が弾けないピアニャにとって魔法、神術は使えなくなったのと同じです。

どうすればいいのかわからなくなってきていました。


そんな時に現れたのがあなたでした。

村の者では一体倒すのがやっとなのに二体も追い払ったというじゃありませんか。

これは良い機会だと思いました。

あのオークたちを倒すために。


嘘ではなかったのですが、あなたをオーク退治に誘導しました。

本当は、私たちのところにやってくる商人が売ってくれたんですけどね。


あなたが旅立って、すぐにその商人がやってきました。

普段は見かけないオークの集団を見かけたという話を聞き、まさかと考えていると、ピアニャが急に走り出したのです。


すぐにわかりました。

あなたを助けに行こうとしているのだと。

ピアニャの行動を見て、私は自分の行動を反省させられました。

私たちの安全のためだけならまだしも、私個人の復讐心のために、あなたを犠牲にしてはいけないと思いました。


私はハトリを先に行かせ、村の者を説得し、オークの呪縛から逃れることを決意しました。

その結果あの一戦のようになりました。


ここで2つお願いがあります。

図々しいのは承知しています。

1つは、私のことはどうなさっても構いませんので、ピアニャや村の者は許していただけないでしょうか?

もう1つは、ピアニャを引き取って、AA(アクアアカデミー)に通わせてあげてくれませんか?

ピアニャは、その能力から火の国に狙われているのです。

だから、A・Aに入れてあげたいのです。

水の国なら中立国を歌っているので比較的安全でしょうし。

ピアニャもあなたにならなついているようですし。


これが今回の一連の騒動の真実です。

どうなされますか?」


想像以上に重い話だった。

どうする…か。

ピアニャも含めて。

……よし。


「フルールさん、まずあなたについてですが、俺が今後困ったときに助けてもらうというのでどうでしょう?別に、死んだわけじゃないですし、助けてももらいましたから。ピアニャのことは、どういう扱いにすれば?」

「ありがとうございます。ピアニャは、腹違いの妹ということにして、メイドか何かとしておいてやってください。20歳以下の保護下にある間は奴隷扱いになりますから。あ!あと、この鉄の剣を持っていってください。村であまっているものですが、剣の状態があまりよろしくないようだったので。もうすぐ着くようですね」

「わかりました。ありがとうございました。また近いうちに寄らせてもらいます」

「そのときは歓迎いたします」


馬車を降り、ハトリと話す。


「いろいろとありがとう。ハトちゃんがいなかったら、今頃死んでたよ」

「うーん。あなたならどうにかできた気もしますけどね。一応、どういたしましてと言っておきましょう」


ピアニャを連れて、街に戻る。

まずは、ラウンジに行かないと。

ラウンジに向かい、幻獣の角とティア・ドロップを渡す。


「少々お待ちください。10分ほどかかりますので」


うーん。

暇だな。

ステータスでも確認するか。



**********************************

名前:かなん  Lv.2 学生

HP:25/48

MP:22/192

精神安定度 :E+

魔法適正値 :C+

聴音可能度 :S+

音楽理論初 :C

楽器技巧力 :B+

物理防御力 :F+

属性耐性 総合評価 D-

火:10 水:10 風:8 光:12 闇:20

アビリティ

《剣術(上)》《上級魔法》《分析(中)》《言語処理(大)》《適応力》《幸運》

《合体魔法》

EXエクストラアビリティ

【処理速度向上+1】【限定解除(リミッター・ブレイク)】

装飾品付与効果

雷無効

神術・邪術

奴隷商人(邪)

所持奴隷

ピアニャ

**********************************



確かにピアニャが加わってるな。

邪述?

なんで?

これは、オークキングのじゃないのか?

しかも、術者はなにか損失があるはずだ。

今のところ何も感じていないが。

術者は、2つの術を持っているはずなのに、1つしか持っていないからか?

わからないことが多すぎる。


考えていると、万能薬が出来上がった。


「これを。今回の報酬はこの万能薬二つです。急いで行ってあげてください」

「ありがとう」


ピアニャと寮に戻る。

鍵は開いている。

ナナはいないようだ。

とりあえず、急いで、万能薬を奴隷の少女に飲ませた。

すぐに、効き始めたようだ。

良かった。

しっかり話を聞かないとと思い、少女の起きるのを待つ。


やっと奴隷?を手に入れました。

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