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ハリセンマスターの謎?   作者: ハリセンマスター
第0章 仕事到来?
10/10

自重ってなんだっけ?

サブタイトルは適当です。


ふむ、やはりマリシャに乗ってくると早いな。

だが相変わらず結界の張り方が雑だから髪が乱れる。もう少し勉強させるべきなんだろうが、他のことが疎かになるだろうからそれも出来んな。

全く、なんでわしの従獣達はくせの強いのが多いんだろうか?困ったものだ。


[マスタ!サキニリリタントコイケバイイノヨ?!]


「ん?あぁ、先にリリーのところに行きましょう、と言いたいのですがそれは後です。先に私の結界の跡へ向けて進みなさい。こちらを先に直します。」


[マスタノケッカイ?ワカッタノヨ!]


「しかし、ルルシアはどういう壊し方をしたんですか。これではただでさえ不安定なこの世界が壊れるではないですか。あの寝坊助め!お仕置きも追加ですね。」


[マスタ、ルルタンオシオキスルノヨ?オハナシスルイッテタノヨ?]


「お話もしますよ?お仕置きもしますが。マリシャ、お喋りも良いですが飛ばしてくださいね。」


[リョウカイナノヨ!トバスノヨ!]








これはどういうことですかねぇ?壊した跡の周りになにやらおかしな痕跡がありますねぇ。

どれ

【析】

【迴】

…………………………………………ん?

え?

なに?

土地神が怒ったと思ってお供えとお祈りした跡なの?

え?馬鹿なの?

ここに土地神なんかいるわけないじゃないか。

なんで土地神がいると思っ…………

あぁ、俺が結界張ったからか。

そりゃ今までなんともなかったのに俺の張った結界をルルシアが壊したから周りに被害が出たのか。

それで土地神が怒った、になる訳か。まぁ、運悪くここら辺は雨が降らず土地が乾いてる所にアレだもんなぁ。

うん、うちの子がごめんなさいって感じだな。

ちゃっちゃか直して序でに水不足をどうにかしてやろう。

いや、本当にごめん。まさかルルシアが貴重な水源の水を蒸発させたとかないわー。

水不足を解消して少し【恵みの実り】を使って食料も多めに取れるようにしておくんで。

あぁ、本気でルルシアにはお仕置きが必要だ。


【封 -範囲拡大・強度変更-】

【恵みの実り -範囲指定・期間設定-】


ふむ、これだけ強く張ったから大丈夫だろう。


「マリシャお待たせしました。リリーの所に向かって下さい。」


[マスタ、モウイイノヨ?]


「えぇ、とりあえずはこれで良いです。後ほど落ち着いたらまた来ますので大丈夫ですよ。さぁ早くリリーの所に行ってあげないと」


[ソウダッタノヨ!!マスタイソグノヨ!ツカマッテナイトオチチャウノヨ!]


「大丈夫ですよ、飛ばしなさい。リリーが力を使えない状況なんて珍しいので疲労が多いと思いますから。」


[ハイナノヨ!]













『主殿はまだ来られないのか?このままだと私の力だけでは持たない。しかし他の者に頼むにしてもそれでまた力を使ってしまう。どうすれば………』


「リ、リー………?な、にか、言い、ま、した、か……?」


『バリー殿、喋ってはいけません。もう少しで助けが来ますから今しばらく寝ていて下さい。』


つい考えが口から漏れてしまったせいでバリー殿が反応してしまった。

早くしないと主殿の命に背いてしまうことになるというに!なんとかせねばバリー殿は持たない……


『マリシャに主殿の呼ぶように頼んでましたが、間に合わぬのか………?』


ギリギリまで範囲を狭くした結界の中で天を仰いで呟いてしまった。

このままだとバリー殿どころか自身の生命までもが危うい。

覚悟を決める時が来たのだろうか………




「リリー、遅くなってしまったようだ。すまなかったね、さぁ結界を解きなさい。」


『主、殿?主殿ですか?!どちらにおられるのですか?!』


待ちに待った主殿の声が聞こえた!

だが姿が見えぬ上に力を使いすぎて気配が上手く掴めない…

どうすれば…………


「リリー、落ち着いて俺の声を聞きなさい。良いですね?」


『っ!は、はい!かしこまりました!』


しまった!私としたことが主殿に気を使わせてしまった?!


「リリー結界を解きなさい。俺は結界の真上にいます。」


『結界の真上……。はっ。すぐに解きます!』


結界に回していた力を経つ。

するとガラスが割れるかの如く、甲高い破裂音が木霊した。

これで主殿の命に背かずに済みそうで少し安堵する。


「リリーご苦労様でした。暫く俺の中に入ってなさい、ここからは俺の領分です。」


『かしこまりました、申し訳ありませんが暫しの間休ませて頂きます。マリシャ、礼を言う。助かった。』


[リリタンオツカレ?ハヤクオネムシナキャメッナノヨ?!]


『あぁ、これから休む。すまぬが、あとは、まか、せ、た。』


ハリエルに向かって倒れるようにして消えた


「ご苦労様、リリー。少し寝てなさい。マリシャ!もう【変わりなさい】。これから仕事をしますので寝てて良いですよ。寝ないのでしたらルルシアを起こして来なさい。」


[ハイナノヨ!【変わる】ノヨ!マダネムクナイカラルルタンオコシニイクノヨ!]


みしみしみしっ

バキバキんっ!

ゴキキッ


[ルルたんおこしてくるのよ!おこしたらマリシャはおしごとおわりなのよ?]


姿が変わると同時に最初の幼い声に戻って聞いてくるマリシャ


「そうですね、とりあえずはそれで終わりです。あぁ、どうせならカイの所に行って遊んでらっしゃい。」


[りょうかいなのよ!いってきますのよ!]


「はい、行ってらっしゃい。」


返事を聞くや否やもの凄い速さで狭間へと消える


「やれやれ、マリシャは元気ですね。さて早いところバリーを助けるとしましょうか。」


視線を下に向けると傷だらけというより、四肢が欠損してる所や骨が砕けて内臓までやられてる所もある。

きっと結界が壊れた余波で暴れた魔物や盗賊達にやられたのでしょう。

流石に数が多すぎたのだろうな、リリーだけでは人も物も護りながらでは限界があったのでしょう。

人だけでなく物もとなるとどちらかを切り捨てろと思うかもしれんが、リリーは俺の命令に忠実だ。

忠実というより命令を破ることが出来ない。

今回はバリーの命がまだあるから命令違反ではない。

流石にリリーだけでは今後もこうなる事があるかもしれないな。

いっそのこともう少し増やすか。


「ふぅ、とりあえずは内臓を治して表面からか。じゃないと治した端から血が出て失血死してしまいそうだな。んー、治した衝撃で起きられても辛いだけだろうから寝ててもらうか。」


手早く治す手順を決める


「よし、アルナ!手を貸しておくれ?」


呼びかけるとピアスの中から薄い水色の髪と目をした女が現れる


『ご主人、妾を呼ぶとは何事でごじゃりますか?』


「やぁアルナ。ちょっとこの人間を治すから合図するまで眠らせといてくれないかな?」


『ご主人のご命令とあらば容易いこと。ですがご主人?この人間はよく死しておりませんな?』


「リリーの結界が張ってあったし、結界を解く前に俺が上書きしたからね。この状態でも俺が結界を解かない限り死なないよ。」


『そうでごじゃりますか。ご主人が治してる間のみ寝かせておけば良いのですか?』


「うん、治し終わったら俺が起きないように眠らせとくから平気だろう。さ、始めるぞ。」


『御意でごじゃります。【静謐-範囲指定-】準備完了でごじゃります。いつでもどうぞです。』


「あぁ、【回汽-範囲指定・状態保存-】【流頸-状態保存・期間設定-】…………。【包-範囲指定・特殊設定-】うむ、これくらいで良かろう。」


『ご主人、《包》はかけなくても良かろうに、何故かけたのじゃ?《包》は人の身には過ぎたるものじゃろうて。』


「あぁ、この人間は生きてて貰わなくてはいけなくてね〜。リリーだけでは負担が大きいから他にもつけるけど、他のは荒いからね。うっかり死なれでもしたら困るんだよ。」


『そうでごじゃりますか…………。ではご主人、妾がこの人間に付こうかえ?妾とリリー、そうさな。後はカイさんでどうじゃろうか?』


「うん?ん〜、まぁいいか。カイに伝えなきゃなぁ。アルナ伝えといてよ。」


『御意でごじゃります。妾は[マスター!マリシャから呼ばれてると聞いて飛んで参りましたー!]……うぬは相も変わらずけたたましい彼奴よのぅ?』


[あ、アルナだ。おはようー!]


『おはようではないわ、寝汚い小童が。』


[えぇえ?!そんなに寝てないよー?!]


「煩いね、静かにしなさいよ。アルナも子供相手に本気で相手しないの。余計煩くなるだろ?」


『申し訳ございませぬ、ついこの童と相対すると説法せずにはおれませぬ。』


「分かるけどね、ほっときなさい。さぁカイのところに行ってきてくれ。」


『かしこまりましてございます。ではこれで失礼仕ります。』


綺麗に一礼をし姿を消すアルナ

アルナを見送り、先ほど現れた者に向き直る


「さてルルシア?なぜ呼ばれたのか分かるかな?」


[マスター、お仕事のお話で呼んだんだよね?]


「仕事の話ね、まぁ間違ってはいないね。」


[なになに?!マリシャに起こされたからなんでもイケるよ!]


「ルルシア【跪きなさい】。今から楽しい楽しいお仕置きの時間ですよ?」


ぐしゃっ

ずずずずんっ


[マス、ター、なんで、お、仕置、な、のっ?僕、な、にも、してな、いよっ?]


「あれほど枷を付けていなさいと言ったのになぜ外してるんでしょうねぇ?お陰で折角張った結界を寝呆けて壊してくれましたしねぇ?俺の仕事増やすとか許せませんね?」


[ぎにゃっ?!あ、その、枷は、お風呂に入るのに、邪魔だったから、外してました、そのあと、眠気に、負けて、つい、寝ちゃって………]


「ついでは済まないんですよ。今度から自分では外せない枷にしてあげましょうね?俺しか外せない枷に。さぁ、仕事を増やしたお馬鹿さんにお仕置きを始めましょうね?」


にーっこり


[ぎにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!]

















久々に書けたけど、書き方わかんなくなった………

作品とかサイトで書き方変えてるせいもあるけど、どういう書き方したっけ?と思わず考え込んでしまったw

時間出来たら続き投稿します。

面倒なので一話投稿毎に完結表記にしようかと悩み中……


誤字脱字、文法がおかしいのあったら教えてください。

時間見つけて直します。

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