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第7話: 暴かれた始まり、冷たい誤解

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!



(その日の夜、サエキの部屋)




(ベッドに横たわり、スマホを眺めているサエキ)




(その時、サエキのLINEに通知が届く)




サエキ: ん? ツキシロからじゃん。




(サエキがLINEを確認し、戸惑いの表情を浮かべる)




サエキ: な……なんだこれ。一体何なんだよ、この写真の量は……。




(月白から大量の猫の写真が送られてくる)




(サエキが悩ましげに頭をかきむしりながら)




サエキ: こういうの、なんて返信すればいいんだよ……。




(あれこれと考えた末、メッセージを送る)




サエキ: 『何だよ、この写真』




月白: 『へへ〜っ、うちの猫の写真だよ! 可愛いでしょ? 可愛いでしょ!?』




(サエキが口元を緩め、やっぱりなという表情を浮かべながら)




サエキ: 『ああ、可愛いな』




月白: 『反応が薄すぎる!』




サエキ: 『わー、すっごく可愛い。これで満足か?』




月白: 『余計に気まずいわ……』




サエキ: 『じゃあどう反応すればいいんだよ』




月白: 『そんな冷たい言い方しないで、もっと感情を込めて返してよ!』




サエキ: 『あ、そうなんだ。ごめん、俺もう寝るわ』




月白: 『サエキ!! 何それ! 私のこと嫌いなの!?』




(サエキはメッセージを既読スルーし、スマホを置いて横を向き、眠ろうとする)




(サエキが無表情のまま)




サエキ(M): ごめん、ツキシロ。俺、文字でそういうやり取りをするのは無理だ……。なんか、すごく気恥ずかしいっていうかさ……。




(一方、月白の部屋)




(月白がベッドに横たわり、眉をひそめながら)




月白: 何なのよ、サエキのやつ! このまま既読無視して寝る気!? なんて男だよ!




(月白がスマホを放り出し、大の字になってベッドにひっくり返る)




月白: 退屈だからお喋りしたかったのに……。ま、いっか。明日問い詰めてやろーっと。




(翌日、学校)




友人2: 月白、おはよ!




月白: あ、おはよ。




(友人2が月白の隣の席に座り、月白の顔を覗き込みながら話しかける)




友人2: サエキとはどう? うまくいってる?




月白: え? ああ、まあ、それなりに……。でも、最初に向こうから話しかけてくれた時より、なんだか感情が見えなくなってきた気がするんだよね……。




(友人2が動揺し、月白から視線をそらす)




友人2: あ……そ、そうなんだ。まあ、そういうこともある……よね。




(月白が不審に思い、友人2を鋭く睨みつけながら)




月白: ちょっと……何で視線をそらすのよ? 何か隠してることでもあるわけ? あるなら全部話しなさいよ!




(友人2は相変わらず視線をそらしたままだ)




友人2: あ……ううん、何でもないよ……。




(月白が友人2をじっと見つめ、詰め寄る)




月白: 私、真面目に聞いてるんだけど。全部話した方がいいよ? サエキと何か裏で話したことでもあるの?




(友人2が観念したような表情で、月白の顔を見つめながら口を開く)




友人2: はぁ……。実はね、あんたが今年の春にあの人に告白して振られてから、ずっと元気がなさそうだったじゃん? だから、その時たまたま一番に目が留まったサエキを、あんたのところに送り込んだの……。




(月白が衝撃を受けた表情で、友人2を見つめながら言葉を失う)




月白: あんたたちが……送り込んだの? サエキを? 嫌がるのを無理やり?




友人2: う……うん。私たちからサエキに、できるだけ明るく話しかけてやってくれって頼み込んだんだよね……。




(重苦しい沈黙が教室を支配する)




(月白が虚無感を湛えた表情と声で、小さく独り言を呟く)




月白: だったら……昨日の私のメッセージも、返すのが面倒だったんだ。あの時遊びに行ったのも、サエキにとっては全部迷惑だったんだね……。




友人2: え? 何て言ったの?




(月白が力のない声で取り繕う)




月白: ううん、何でもない。……教えてくれてありがと。なんか、すっきりしたよ。




(友人2が心配そうな表情で、月白の顔を凝視する)




友人2: 大丈夫……? 月白? あんた……目が真っ赤だよ。




(月白が今にも泣き出しそうな声と潤んだ瞳で)




月白: え……? ううん、大丈夫だよ。ただ、自分と気の合う友達ができたって、勝手に思い込んでただけだったから……。そうじゃなかったんだなって思ったら、少し悲しくなっただけ。平気平気! 私……ちょっとトイレ行ってくるね!




(友人2が慌てた表情と声で、うなだれたまま教室を出ていく月白の後ろ姿を見送る)




友人2: あ……うん、いってらっしゃい。……全然、平気そうに見えないんだけど……月白……。




(月白が廊下に出て、涙を堪えながらトイレへと向かう)




(トイレに向かう途中、向こうから歩いてくるサエキの姿が偶然目に入る)




(月白はサエキの姿を見るなりハッとし、咄嗟にきびすを返して引き返す)




(サエキが挨拶をしようと上げた手を途中で止め、背中を向けて立ち去っていく月白の後ろ姿を見つめる)




(サエキが戸惑った声で)




サエキ: あれ……? ツキシロ、こっちに来るんじゃなかったのか? 今回は俺から先に挨拶しようと思ったんだけどな……。残念。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!

次のエピソードもどうぞお楽しみに!

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