第15話:不意打ちの直球、夜空に灯る新しい星
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(月白が立っているサエキを見上げながら、動揺した表情で言葉を詰まらせる)
月白: え? あ……ううん! み、見てないよ……何も……。
サエキ: そうか?
(サエキがスマホの画面を確認する)
(サエキが眉をひそめながら)
サエキ: なんだよ、こいつもうすぐ誕生日か。
(月白が寂しそうな表情を浮かべる)
サエキ: めんどくせぇな……。いい加減、ブロックしときゃよかった。
(その言葉を聞いて、月白が驚きながらサエキを見つめる)
月白: ブ、ブロックするの? 何で?
サエキ: ああ、ツキシロのことじゃないぞ。ちょっと、そういう奴がいてさ。
月白: そ……それじゃあ、あのハートマークがついてた名前の人って、誰なの……?
(月白が思わず自分の口を手で塞いで驚く)
(サエキが月白の顔をじっと見つめる)
サエキ: 見たのか? 俺のスマホ。
月白: あ……そ、その、通知が光ったから、どうしても目に入っちゃって……ごめんなさい。
(サエキは申し訳なさそうにしている月白を見て、ふっと優しく微笑みながら言う)
サエキ: なんだ、そういうことか。こいつ、俺の元カノなんだよ。
月白: も、元カノ……?
サエキ: おう。でもちょっと変わったやつでさ、数日だけ付き合ってすぐ別れたんだ。まぁ、当時はめちゃくちゃ執着されて押しに負けて付き合っちゃったんだけど、正直、付き合わなきゃよかったと思ってる。
月白: あ……そうなんだ。じゃあ、その人は今はもう、執着してこないの?
サエキ: ん? ああ、こないよ。あいつ、別の地方の学校に転校していったからな。
月白: だったら……今は彼女、いないんだね?
(サエキが少し動揺しながら)
サエキ: え? ああ……まぁ、いないけど。それがどうした?
(月白がサエキを見つめながら、嬉しそうにふふっと笑う)
サエキ: なんだよ、その笑いは。
月白: ううん。将来、サエキみたいな男の子はどんな女の子と付き合うのかな〜って想像したら、なんか面白くなっちゃって。
(サエキが正面を見つめながら、ぽつりと呟く)
サエキ: 俺は……自分の傍にいてくれる人と付き合いたいな。例えば……ツキシロみたいな女の子とか。
(その言葉を聞いた瞬間、月白の顔がカッと真っ赤に染まる)
月白: な……何言ってんのよ!? わ、私……!? 私が!?
(サエキはそんな月白の様子を見て、からかうように笑う)
サエキ: 冗談だよ、冗談。嫌な気持ちにさせたなら悪かったな。……まぁ、ツキシロにとってのベガみたいな存在がいるように、俺も俺にとってのベガみたいな女の子に出会いたいなって思っただけだよ。
(月白の心臓が激しく波打ち、恥ずかしそうにサエキをチラリと盗み見ながら)
月白(M): 違うの……嫌な気持ちなんてなってない……。なんか、すごく不思議な気持ち……。ううん、これって……これが、恋っていう感情なのかな。
月白: サエキも、夜空に輝く『一番星』みたいな女の子に出会えるといいね。
サエキ: ん? ああ、ありがとな。
(サエキがスマホで時間を確認する)
サエキ: うわ、もうこんな時間か。ツキシロ、俺そろそろ帰るわ。
月白: え? あ……うん、バイバイ。
(サエキがベガの頭を優しく撫でながら)
サエキ: じゃあな、ベガ。お前の主人の家に、またしょっちゅう遊びにくるからな。
(月白が少し恥ずかしそうに口を開く)
月白: しょっちゅう、遊びにきてくれるの……?
サエキ: え? あ……あ〜、その……。
月白: 約束ね。
サエキ: 約束って……。
月白: うちの家に、またたくさん遊びにくるって約束して。
(サエキが少し照れくさそうに笑いながら、玄関のドアを開けて外に出る)
サエキ: 分かったよ、約束な。また遊びにくる。じゃあ、また明日、ツキシロ。
月白: うん……! また明日ね、サエキ。
(サエキが家を出ていった瞬間、月白はリビングでベガを強く抱きしめながら、嬉しさのあまりピョンピョンと跳びはねる)
月白: うわぁぁぁ〜! ベガ! サエキがまたたくさん遊びにきてくれるって、約束してくれたよ……!! 私、すっごく嬉しい!!
(月白が愛おしそうにベガの顔を覗き込む)
月白: ベガ……私ね、お前とは別の……。
『夜空に輝く、私の一番星』を見つけちゃったかもしれない。
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