悪徳トリオは蹂躙する
悪徳トリオの進撃が続きます。
ウルウルスは二刀を振り上げ突進する。
「やぁー」
従者Aに攻撃。しかし。
カキーン!!
「えっ!?」
矛盾の盾が作る光の壁に跳ね返される。
「ウォリャー」
従者Aが拳を振るう。
矛盾の籠手が光の壁をすり抜け腹に一突き。
矛盾の盾が作る壁は外から受ける攻撃は全て防ぎ、中から繰り出す攻撃は全て通す。結構優秀なアイテムかも。
バリーン!!
ウルウルスの甲冑が砕け散った。
「きゃぁー」
ウルウルスが甲冑から投げ出され地面を転がる。
カクン……。
ウルウルスは意識を失った。
悪徳領主があごひげをしごきながら地面に転がるウルウルスを見下ろす。
「まあ。ずいぶんちびっこい女ね。私の好みからちょっと外れるけれど、女は女よね。デヘへ。屋敷に連れ帰って楽しませてもらうわ。さあ、従者A運びなさい」
「ウス」
従者Aは気絶しているウルウルスを肩に担ぎ上げる。
そこへくノ一姿の小柄な女性が駆けてきた。
「お前たち。ウルウルスをどこにつれてく気あるか!」
「おやまあ。またちびっこい女ね。あなた誰よ」
「私の名はシレンティウムあるよ。隠密兵団長シレンのそっくりさんあるね」
「ホッホッホッ。今回は私が相手をしてあげる。かかってらっしゃい」
悪徳領主が腰のサーベルを抜く。
「あぃゃー」
悪徳領主にシレンティウムが飛びかかる。
空中からのクナイ投げ!! しかし。
カキーン! 光の壁に弾き返される。
飛びかかったシレンティウムの体も壁に阻まれ動きがとまる。
その瞬間、悪徳領主のサーベルが襲いかかる。
シュパパパパ
サーベルの刃が超高速で何度もシレンティウムの体に振り抜かれて行った。
この町は悪徳領主が見抜いた通りダミーです。
ぐるりと円形に作られた城壁の中に張りぼての家々。
中心には高い塔が立ってます。
本物の街はまだ百キロ以上東に位置しています。




