表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
壊れかけた世界で死神は抗う  作者: 黒い水
白髪の少女
24/28

誤答

血が

血が

血が

声が出ない

何も見えない

いや、違う、痛みで体が機能していないのだ。

心臓が、心臓が、心臓が、心臓が、心臓が

失ったものから、血があふれ出る。命がこぼれる。


しかし、契約者であるが故か、意識はあった。

不正解その言葉が、切り返し再生される。


くそ、ああ、自分はクソ野郎だ。

うすうす、感じていたはずだ。知っていたはずだ。わかっていたはずだ。

彼が虐殺が起こしたのではなく、軍との衝突で起こったことだと。



なぜ彼が血を、自傷的な行いによって起こる力を、望んでいたのかを。


血というだけで、人の死を流血を望んでいると思い込もうとした。



言ってたじゃないか、死にたいんだって。

生きることが、辛いんだと。

大事な人の死から来る絶望。


自分は妹。

彼は、妻と子供。


彼の感情はわかる...いや、わからないだろう。

絶望はお互いにしたが、それでもその絶望の深さは二人とも分かり合えない。

ここでどちらが不幸か、なんて決められるわけがない。

どれだけ、彼がつらかったかなんて僕にはわからない。


神は、白石に願いを叶えると言った、神人の殺害を対価に。

だから、彼は契約を結んだ。

イザベラに会いたかったから...いやきっと...


幼くして死んだ彼女に、幸せになってほしかったからだ。


僕は、それに気づいて、殺せないことに気づいた。

殺意を持てなくなったから、気づかないように噓を叫んだんだ。

「正解です」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=230665557&size=200
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ