表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でオカン(AI)がうるさい 〜追放された俺、最適化されて最強になる〜  作者: トレス=レイ
第三章 キョウ帝国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/134

第88話 商会設立と王都への道

皇帝とオーダが帰った翌日。太郎はギルドの執務室で机に突っ伏していた。


太郎「……昨日の視察で寿命10年は縮んだわ……」


後ろからオカンが肩を叩く。


オカン「太郎、寿命縮んでもええけど、背ぇ丸まっとるで。猫背は運気逃げるんや」


太郎「今は運気より休息が欲しい……」


そこへ蒼真と辺境伯が入ってきた。


蒼真「太郎、昨日の“個別会談”の内容、覚えとるか?」


太郎「ああ……皇帝から“商会作って帝国に支店出せ”って言われたやつやろ。で、どうすればええん?」


辺境伯が書類を広げる。


辺境伯「商会を正式に立ち上げるには中央商業ギルドで登録が必要だ。登録料は金貨千枚。王都で申請せねばならぬ」


太郎は顔をしかめた。


太郎「中央商業ギルド……嫌な思い出しかないんやけど……」


蒼真が苦笑する。


蒼真「そらそうや。中央から派遣されたギルド長に嫌がらせされて、最終的に追放したんやからな」


オカン「せやせや。あのギルド長、うちの太郎にケチつけよって。追放されて当然や」


太郎「オカン、声デカいって……」


辺境伯が太郎の肩に手を置く。


辺境伯「安心せよ。太郎殿の功績は王都でも知られている。私が事前に話を通しておく」


太郎は少しだけ肩の力を抜いた。


ふと、太郎は思い出した。


太郎「そういや……小麦相場で破滅したサカイって、どうなったん?」


辺境伯の表情が曇る。


辺境伯「……ビリケーン教と深く繋がっていた男だ。破滅後、行方不明になっている。王都でも警戒されている」


オカン「悪いことしたら、どっかでしっぺ返し来るもんや。小豆相場の件一生忘れへんで」


太郎は胸に嫌な予感を覚えた。


蒼真が話題を変えるように言う。


蒼真「太郎、途中まで魔道列車の試運転に乗せてもらえるで。線路は王都の中間くらいまで伸びとる」


太郎「マジで!? 歩かんでええんか……助かるわ……」


オカン「列車ええなぁ。うちも乗りたいわ」



そこへ、当然のように三人が現れた。


コハクが一歩前に出る。


コハク「太郎様。うち、もちろんご一緒させてもらいますえ。婚約者がそばにおらんなんて、ありえしまへんやろ?」


太郎は盛大にむせた。


太郎「いや、婚約者ちゃうて!!!」


マッチャが静かに続く。


マッチャ「殿下(=コハク)のおそばに仕える側近として、うちも同行させてもらいますえ。太郎はんのことも、しっかり見届けんとあきまへんし」


太郎はさらに固まる。


太郎「なんで俺、見届けられなあかん流れになってんねん……?」


ユラが微笑む。


ユラ「太郎さん、商会のことやったら、うち手助けできますえ。王都の手続き、慣れてますさかい」


太郎は頭を抱えた。


太郎「いや、なんで全員来る前提で話進んでんの……?」


三人は同時に、しれっと言う。


三人「そら、太郎さんのためどす」


太郎は完全に固まった。


太郎「……なんやこれ……うち、いつから“京都の姫さん三人に囲まれる主人公”になったんや……?」


後ろからオカンがぽそっと言う。


オカン「太郎、若いってええなぁ。うちも昔はようモテたで」


太郎「オカンの昔話はええねん!!!」



魔道列車の試運転が始まり、太郎たちは乗り込む。街の住民が見送りに来ていた。


子どもたち「ヒョウガミの兄ちゃん、いってらっしゃーい!」


オカンが手を振る。


オカン「太郎、気ぃつけて行きや! 帰ってきたら晩ご飯作ったる!」


太郎は少し照れながら手を振り返す。


太郎「……なんか普通に嬉しいわ」


列車はゆっくりと動き出した。


太郎(……王都で何が待ってるんやろ……)


────────────────────────


オカン「太郎! 列車乗るんやろ? ほな全員分の駅弁20個買うてきたで!」

太郎「誰がそんな食うねん!!!」

晴斗「オカンさん、僕の分……あ、もう手に持たされてる」

蒼真「太郎、覚悟しとけ。列車動いた瞬間、オカンのテンション跳ね上がるで」

玲奈「……すでに跳ね上がってる気がします」

ひより「太郎さん、がんばってください……(祈)」

コハク「太郎様、うちも同行しますえ。婚約者が離れるなんて??」

太郎「婚約者ちゃうて言うてるやろ!!!」

マッチャ「殿下のおそばに仕える側近として、うちも行きますえ」

ユラ「商会の手続きは任せてください。書類は全部持ってきました」

辺境伯「……なぜ私まで駅弁を渡されているのだ?」

スイター「太郎殿、これは……“ヒョウガミ味”とは何味なのだ?」

オカン「特製や! 食べたら王都まで元気モリモリやで!」

太郎「オカン!! 全員に爆弾みたいな弁当配るな!!!」

読んでくれてほんまおおきに。オカンは「ブクマ押しとき!損はさせへん!」とか「★評価?そら押すやろ常識やん!」と言ってます

もし少しでも笑えた、続き読みたい、オカンうるさいけど好き、など思ってくれたら、ブクマや★評価で応援してくれたらオカンがめちゃくちゃ調子に乗ります。作者もついでに元気になります。ほな、次回もよろしく頼むで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ