047妖艶美×魂振動/音分解な誕生×走馬灯/結婚か融合か『ブルー』『永遠豊』
火焔がオジュにまとわりつき、まるでオジュと同期しているかのように、オジュの動きにリンクしている。
オジュは妖艶に美しさを醸し出す――。
昼なのに何か夜になったみたい。ラナルータ!
滑らかにそして艶かしく本能的に、まるで宙を舞踊し、観る者の心を釘付けにする。
満月の下――奥深いジャングルと同時イメージ並行された乾いた砂漠――にあるオアシスの泉で――人間を含む動物たちに活力/創造性を漲らせるかのように。
ブルーは力強くそして時にコミカルな動きを魅せる。脚を大きく開いた態勢からの躍動的ステップ、そして身体全体と連動したハンドモーションを繰り広げる。
身体の内なる衝動をそのまま発露――体現しているかのようだ――。ジャングル砂漠の泉の女神に呼応するかのように魂が吠え、シャウトする。私たちの魂は振動して揺さぶられる。
私――は思わず、『サウンドボイス』を口から出していた。できるかぎり身体全体に振動させて、リズムを連続して弾き出す。それだけでは足りない魂と身体の周囲3メートルも振動させ、音源とし音を共鳴させた。
ジャンベ集団の太古なる太鼓の音と恍惚たるサックスの黄金色のサウンドが、ソウルフルに木霊し木魂し始める。
――リズムが段々とゆっくりに聴こえてくる。周囲も同じくそう感じているようだ。
音が歪んだ――。そして何も聴こえなくなった――。
私は泳ぐ――何かの中を泳いでいる――。
ソファたちも泳いでいる――。
そうか――これは音の洪水、渦のような――幾つものレイヤーの中を泳いでいるのか――。身体にそう感じるが、振動は体感できるが、メロディは感じない。
音は分解されていた。
嗚呼ここは――宇宙みたいだ――。
***
そして時が流れ始めたように、音の分厚すぎる歴史の詰まりに詰まって重なった音圧が、一気に身体に流れこんできた。
音が――人が――楽器が――歴史と将来が一気に流れこんでくる。
私が宇宙になったのか――。ブラックホールなのか。
ブラックホールとホワイトホールが融合する極、最も近く同時に最も遠い座標か何か『『『『『 』』』』』が発現された――。
(これやりすぎじゃない?)
私――は情熱的な衝動の最中に冷静さが残されていた。
ソファをみたくなった。ソファの位置/座標を確かめた。少しぼやがかかっているかのように見えずらい。
(ソファ ソファ ソファ……どこなの?)
ソファの後ろ姿がみえる。ソファは笑っている。ソファの子ども時代がみえる。お父さんみたいな人もみえる。紺の和服を着ている。
お母さんかな。ソファってどんな風に産まれたんだっけな――。
馬から?そんなわけない。
お母さんから産まれたのかな?きっとそうなんだな。
ソファは産まれた。
産声あげている――。
バブバブ。黄色いおべべ。
にこにこ。ふまふま。
あ、大きくなった。学校。
どんどん大きくなる。
近くにいるアヤツは誰だ。
ソファ可愛いな。何かこれ映画のような走馬灯みたいだ。私天に召されるんか。自分の走馬灯じゃないんか。私ソファなんか――。
ソファとチュッチュと結婚したいな――。あ、でも結婚制度残ってたっけ?アップデートされたけ?
何で結婚したいと感じたのかな?
ひとつになりたいのかな?
繋がっていたいのかな?
約束したいのかな?
周りに私たちを認められたくて認めさせたいのかな?
税金とか有利?
でも私たちはメタスキル『存在豊』で∞BANKs化――ずっと潤沢。
ソファと『融合』すればいいのかな?
二人の掛け合わせだから子どもを産むのと似てるかな?
融合したら記憶はどうなるのかな?
魂があるとしたらひとつになるのかな?
もし転生があるとしたら、融合したままならどうなるのかな?
『あの方』もずっと一緒にいたいな。ソファと三人で融合できるのかな。
そのまま転生したら――というか
転生してもしなくても永遠豊かにいたいわ。できるかぎり私たちみんなで。
《メタスキル『永遠豊』の座標と同期しています》
あらガイダンスこんにちははは。
……あれ?今私何してるんだっけ?
あ、ソファみーーーーっけ?
シェリーも好きよ。みんならぶ。
パパラパーパッパーパーパッパギュイーーーーーン。
限界突破チューニングされそうなソウルフルなサックスの音が聴こえたあとにエレキギター、ストラスメインでレスポールもちっくな融合されたイメージの三音くらいチョーキングしたかのサウンドが聴こえた。飛んでいきそう。翔べッッ。
みるとピックアップが☆と◯型?何それ?
シフォン/ハロがいつのまにかギターを弾いていて、しかも電子音が他の公園利用者に迷惑にならないようユニークスキル『防音/サウンドガーディアン』が周囲に張られていた。
デキル(女)『メタジェンダー』だわ。
アオ/ペキノに目配せしながらSync/意思共有する。
私は本気で踊ることにした――。




