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ペストマスクと修道女  作者: こじかつ
4/8

機械人形と曇り空

令和になりましたね

少しずつでも面白くしていきたいのでがんばります

曇り空の荒野、ただひたすらに目立つ巨人の化石の麓、機械人形と2人は向かい合っていた

赤色のランプから細い光の線がペストマスクまでのびる


 ガブリエルは本能的にその光の線を避け、その直後眩い光が2人の視界を赤く染める

 先程までガブリエルが立っていた地面は真っ赤に焼けただれていた


 地面が溶けるほどの熱量にガブリエルは興味津々であったが


「早く逃げましょうよ!!」


 カレンはウィンプルから乱れた金髪を覗かせながら、ガブリエルの腕を引っ張ろうとするが、跳ね除けられてしまう


「逃げるだと?逃げるなんてとんでもない・・・ここにまだ稼働している魔力炉が目の前にあるというのに」

「で、でも!!魔力炉を使って動いているならさっきのアレを何度も使えるってことでしょ?危険すぎますよ!!」


 そう会話する間にもセキュリティロボットから赤い閃光が2人に向かって何度も発射されるが

 それをいとも簡単にガブリエルは避けてみせ、カレンに当たらないように修道服を押したり引っ張ったりする


「そうだな、何度も発射できるようだが・・・特に危険というほどでもない」

 徐々に距離を詰めていくガブリエル


「ギギギ・・・テンバツテンバツ」

「もはや守るべき国すらない機械人形(ゴーレム)風情が私の邪魔をするな」

ガブリエルの持つ骨切断用ノコギリがセキュリティロボットに触れる


 ギコギコギコギコギコギコ・・・・・・ガキンッ!!


「ギギギギギギ・・・」

セキュリティロボットはシステムを制御する上部のランプ部分を失って機能を停止した


「な?簡単だっただろ?」

「生きた心地がしませんでしたよ!!」


慣れた手つきでガブリエルは機械人形を解体し魔力炉を取り出す

常に白く発光し続けるその球体はまわりに管が繋がれていてまるで心臓のようでもあった

しかし、あまりにも手馴れた手際の良さに

「先生?どうして千年前のものを扱えるんですか?」

と不思議がるカレン

「私ほどの研究者ならば当然であろう?」

「たしかに先生はすごい研究者でありながらすごい狩人ですけど・・・」

「そうだろうそうだろう」


「ところで先生は一体おいくつなんですか?」


「私の年齢か・・・・・・な、なんだ?急に」

突拍子もない問いに思わず言い淀んでしまう

「ど、どうでもよいではないか私の年齢など」

「アタシにとっては重要かも?しれないので・・・」

カレンの頬は少し赤かったがガブリエルは気にも止めていなかった

それどころではなかったからである


(カレン・・・侮れない女だ、まさか私の正体に気づいたのか?いや、そんなはずは・・・)

ガブリエルは乙女心に揺れるカレンを全く視界に入れることがないまま思考の渦に取り込まれていく


いったいいつから?

まさか、出会った時既に?いやそんなことはありえない・・・


ペストマスクの男は何年ぶりになるかわからない自分の記憶を辿るという作業をすることにした


そう・・・あれはいつだっただろうか


あの女「カレン」と出会ってすらいない頃



あれは、今日のように曇り空・・・いや、雨も降っていただろうか・・・

うまく表現しきれないことが多くて小説を書くのって大変だなあと実感しております

その分小説を書くのが楽しいのでまだまだですが書いていきたいと思います

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