VS樫原中3
球七中
1入江ヨウ
2久保井
3宏樹
4慶次
5入江昌利
6不二元
7昌明
8入江正人
9駿
10有史
11護
12鳴
リザーブ
FW
亮太
百合男
BK
亮一
基村
糸渕
見越
後半になっても球七中の勢いは止まらない。
ピー
本日11本目のトライ!!
フルバック高本「くそが!!全然倒せない!!」
ウイング志茂「ああ、イラつくぜ!!次は必ず止める!!」
スタンドオフ畠田「声出すぞ!!次のキックは集中だ!!」
ロック種田「ボールを俺に集めてくれ!!なんとかするけん!!」
ポジティブな樫原中とは逆に球七中メンバーの顔に暗雲がこめる。
全員が肩で息をして言葉もうまく喋れない。
有史「タックルで倒してもらった方がずっと楽だぜ」
正人「くそ、足がつってきたぜ!!」
鳴「あと5分か」
護「。。なんか嫌な空気だな。表情だけみたら俺達の方が負けているみたいじゃねえか」
試合中にずっと走りっぱなしで切れのあるステップこそ出来ないが余りの力の差で殆どがノーホイッスルトライの球七中は疲れがピークに達していた。
ピークに達していたが常に全力投球の精神と、力の差はあれど最後まで諦めずに挑んでくる樫原中の目力の前に、
格好悪い所は見せられないと膝に手を置きたくなる自分自身の弱さと球七中メンバーは戦っていた。
久保井「はあはあはあ、まだ攻めるばい!!」
宏樹「はあはあはあ、畜生、いい加減諦めろよな!くそ一年坊主!!」
仲川監督「腐ることなく最後まで挑んでくる。ある意味、最強のチャレンジャーぞ。熊本選抜と長崎選抜の試合を彷彿とさせる」
香合監督「これだけ大差の中、交代もせずにフルメンバーのままで対戦してもらえる。有り難いことじゃな。どんどん球七中の選手に挑んで強くなれ。それが球七中に対する敬意であり恩返しじゃ」
死に物狂いで球七中に食らい付く樫原中の教え子達を遠くから目を細めて見ている香合監督。
基村「トライを決めるバックスだけじゃなく全員Hゴールまでフォローするからフォワードも疲れが出るはずだけど。。」
糸渕弟「昌利先輩と昌明先輩と慶次先輩の三人は一向にバテる気配がない」
亮太「体力があるにもほどがあるばい。。」
後半も終わりに差しかかっていてもプレイの切れが落ちない三人。
昌明「次は俺がトライするといいたいところだけど点差が開いておいしくないからサインプレーはきっちりやるばい」
昌利「ラックは任せんしゃい、久保井ばかりに目立たせんばい!!」
慶次「体のサイズは俺も樫原中の一年と変わらんけんね、気を抜くと怪我するけん大差が開いても気が抜けんばい、チビはつらかばい」
仲川監督「慶次達は試合が本当に楽しいんだよ」
亮一「。。。」
慶次達が入ったちょうど一年前を少し思い出す仲川監督。。
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池山「ジャンケンポン!!ああ負けた!!」
黒地「じゃあ、負けた白組は慶次と昌利ね」
糸渕「ちぇ、昌明か。少しは紅の役にたてよな!!」
乃村「紅には亮一もいるぞ。紅白戦はこれで五分五分だな、がははは」
住永「てめえら!!あんまり慶次達を邪魔者扱いするなよな!!コイツらはコイツらなりに俺達2年についてこようと必死なんだぞ!!」
糸渕「わりいわりい、そんなにむきになるなよ、冗談だよ」
タッチフットや紅白戦のチーム分けの度に慶次、昌利、昌明、亮一の4人はいつもどちらのチームからも選んでもらえずに最後まで残っていた。
最初から入部していた鳴と正人と入江ヨウの3人は経験に差があるから別として、
他の有史や宏樹や久保井、不二元とは1ヶ月も違わないのに体格や足の早さで劣る事から普段の練習では平等だが試合形式になるといつも先輩達から邪魔者扱いで見られていた。
仲川監督「チームを勝たせる事が出来る者を試合に使う!!」
乃村「そんな事言ったって慶次達がいたら勝てる試合も勝てねえよ」
仲川監督「ぬしゃあ共!!つべこべいうな!!誰が支えで全力で体を張れるとおもっとうとか!!(思っているんだ!!)小柄のお前なら一番分かっとるはずぞ!!」
乃村「はい!!すいません!!」
ピー
紅白戦開始
仲川監督の怒鳴り声が河川敷に響き渡る!!
「慶次、ぬしゃあ!お前が率先して最後まで走りサポートせんか!!人一倍走らんで小柄なお前が普通にやってどがんすっとか!!」
「昌利、ぬしゃあ!!手からタックルいくやつがどこにおるとか!!頭をあげて胸からいかんか!!タックルしたらすぐに立つ!!甘えんなぞ!!大きか体ばチームのために生かさんか!!」
「昌明、ぬしゃあ!すぐ黙りこむな!!声を張ってチームば常に鼓舞せんか!!苦しい時にお前の声で流れば変えてみせんか!!小さいお前がチーム一の大黒柱になった時にチームは化けるぞ!!お前がやってみろ!チームば変えてみろ!!」
「亮一、エアガンば部活に持ち込むな!すぐしまえ!!」
乃村「仲川先生、熱くて良い話の流れの時に亮一をオチに使うのやめてください、亮一が可哀想です」
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