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唯一青春物語  作者: クラブ34
61/149

中体連1

予習


俵返し 二人一組で人をダンベルがわりに相棒の腹を抱きかかえて何度も持ち上げる体幹トレーニングの一種

住永「いくぞ!!みんな!!初戦は大事だぞ!!」



前回中体連の覇者球七中学校ラグビー部はシード校で2回戦からの登場。



初戦は帯広中との対戦。




すでに午前中で快勝し、準決勝に駒をすすめた竜畑中メンバーが球七中の偵察も兼ねた試合観戦に来ていた。




小宮田「黒地さんが控えか。怪我をしたという噂は本当だったんだな」


もり「あの様子だと明後日の決勝も万全では望めないだろう」


新田あらた「知らない人がいる。芝崎?あんな3年生いましたっけ?」


小宮田「知ってますか?宮田さん」





しばらく沈黙したあとで宮田が口をひらく。


宮田「俺が知る芝崎だとするならば卒業した球七中の大怪物本多のフィジカルと住永のセンス、麻神のキレをあわせ持ったラグビーをやるために生まれてきた男だ」


「!!!!」


宮田「そんなに心配するな、お前らも俺からしたらラグビーをやるために生まれてきた天才だ。竜畑中の将来はお前ら3人にかかっている。明日の試合も頼むぞ」



全員「はい!!!!!!!」




最後のフォーメーションと呼ばれる連係の練習をおえて応援席に集合する球七中メンバー達。



慶次「腕が痛ぇ、すげぇ気合いばい。バックを持っててもタックルされた場所が赤くなってる」


すでに涙目の久保井。


久保井「この大会が終わったら3年生はいなくなるばい。寂しかばい」


宏樹「悔いば残さんようにせんとね」


昌利「3年生との思い出が甦ってくるばい」


慶次「そうね、色々あったけんね」


____________________________________



クラウチ、タッチ、レディー、ゴー!!


河川敷でスクラムを組む慶次達。




屋野「あっちゃん、いきなり浣腸せんでばい」


乃村「がはははは、昌利やるじゃんの剃り残しの髭で太ももがくすぐってぇ、がははは」


糸渕「気合いば入れんか!!」


宏樹「痛いっす!!糸渕先輩、あそこば鷲掴みせんでください!!」


ヨウちゃん「池山先輩、口臭がひどいっす!!スクラム内が死んだ魚の匂いがします!!」


昌利「百合男、お前頭がでかいけん屋野先輩専用のヘッドギア使えよ」


屋野「昌利やるじゃん、誰の頭がプラネタリウムてか!!」


昌利「そこまでひどく言ってないっすよ!!」



糸渕「筋トレすっぞ!!体重が近いもの同士で組んで俵返したい、宏樹はやりながら数ば数えろ!!一度でも落としたら最初からだけん集中しろ」


宏樹「いきまーす、いーち、にー、さーん」


ぶっ!!


乃村「慶次が腹に力入れたら屁をこいた」


屋野「笑って力がでねえ」


ぷrプルプル


必死でこらえる全員




宏樹「じゅうーいーち、じゅうーにー、じゅうさーん」


びちょ。



乃村「次は昌利やるじゃんが踏ん張りすぎて糞ば漏らした」


池山・屋野「ふ、ふざけんなて。笑って力が抜ける」


ドサッ、ドサッ、ドサッ


糸渕「はいやり直し!!最初から」


乃村「昌利やるじゃんぶっ殺すぞ!!」


久保井・宏樹「くせぇ!!!」



_________________________________



慶次・昌利【ろくな思い出がねぇ】









仲川監督「この大会が中学生での最後の大会になる。明日の竜畑中との試合は明日考えればいい。いまは目の前の帯広中との試合の事だけを考えろ。負けたら終わりぞ」


住永「監督。。」



仲川監督「1年も控えの2年生も全員円陣に入れ」



慶次達「!!!」


亮太達「!!!」



仲川監督「ぬしらは何べん怒鳴ったとやろかな、一番出来が悪かもんな。。」


糸渕「監督。。」


仲川監督「けどそのぶん、ワシからしたら一番可愛いかぞ」


乃村「ぐす、先生。。」


涙目になる3年生達と後輩達。




仲川監督「九州へいくばい、キャプテンいつもの頼む。今までで一番大きか声ば出してや」


すーーー


一度深呼吸する住永。




住永「声出していくぞ!!元気出していくぞ、気合い入れていくぞ、絶対勝つぞ!!球七中ファイ!!!」


全員「おおおおおおおおおおおおお!!」


「おお!」の掛け声で肩を組んだまま中央に集まり揉みくちゃになるいつもの球七中の円陣。控えや一年もいるのでいっそうぐちゃぐちゃになった。




仲川監督「よし!!息子ども!!行ってこい!!」


レギュラー「しゃあああああああ!!!」




2回戦


球七中vs帯広中


キックオフ













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