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唯一青春物語  作者: クラブ34
38/149

VS柚希中2

予習


クイックスローイン(クイック) 


タッチの地点から後方(自陣ゴールラインに近い方)であれば、どこからボールを投入してもよく、タッチラインから5メートル以上ボールをバウンドさせずに投入すれば、プレーとして認められる。ただし審判や観客にボールが触れた場合は認められない。



ハンドオフ



片手でボールを保持しながら、空いてるもう片方の手でタックルしてくる相手をなぎ払ったりかわす技術。


【ラグビーの専門用語が沢山出てきます。ご容赦ください】




球七中のキックオフで試合がスタート!!




ボールをキャッチ後、ロック→ハーフ→スタンドオフと緩いペースでパスを回す柚希中のメンバー。



スタンドオフ金井は大きくキックするジェスチャーをしたあとで急にエンジンを代えて縦に猛スピードで切り込んできた。


大守にタックルされながらももう一人のロック180cmの細身の長身、島袋にパスを繋ぐ。


島袋は池山をハンドオフで突き放すと大きな歩幅を生かし、屋野、入江(ヨウちゃんの名字)、不二元の3人を引きずりながらラックに持ち込んだ。



仲川監督「慶次よく見ておけ、重量とスピードを活かして突進するタイプはお前のような鋭く低いタックルが効果的だが、今の柚希の5番(島袋)ようにバランスを取りながら歩幅を活かして切り込むタイプはタックルが鋭くても、人数をかけても倒すことは難しい」




慶次「・・・・」





柚希中のハーフ永田は人数が足りてるとみるや大きくサイドに展開。




柚希中のウイング赤西は有史を一度は振り切るが、鳴のポジショニングを確認するとわざと有史に捕まった。



赤西と平良で少人数のモールを形成。


平良は周りを確認後すぐに抜け出し、横に抜けると《後ろから追ってきた不二元に追いつかせた》





ピピー オフサイド!!




百合男「何がどうなったかイッチョン(少しも)分からん」



仲川監督「一度モールが形成されると選手は一旦ポイント(のライン)まで戻らないといけない。平良は13人目のプレーヤー【ルール】を味方につけたんだ」



仲川監督「まもる、前にゲインするだけがウイングではない、ウイングは点を取ることが最大の使命。無謀に突っ込んだり、サイドに押し出されたりして相手にボールを渡すことはしたらいけない。赤西のように時には仲間のフォローを待つことも強さだ」




仲川監督は慶次や護だけではなくリザーブにいるメンバーに一言一言分かりやすく戦況に応じた乗り越えるヒントや解決策を授けていった。




前半12分




ゴール自陣で再三に渡って攻撃を防いでいた球七中は住永のロングキックで大きく陣地を挽回!!!




上手く転がりボールはサイドラインを割った。終始責められ続けていた球七中の2年生、鳴や入江(正人)に一瞬安堵の表情が出たその時だった。


※正人、ヨウちゃん、昌利は全員名字が入江




「クイック!!」



ウイング赤西からパスをもらったフルバック神田は、最高スピードで球七中陣地に切り込む!!


乃村と住永を弾き飛ばすと平良→赤西と繋いでゴール裏にトライ!!



守りきったと思った後での一瞬の気の弛みが招いた痛恨のトライは球七中に大きくのし掛かる!!




沈黙して空気が重くなる球七中。


その時大きな声でエールを送り奮い立たせようとする男達がいた。





昌利「先輩!!ドンマイっす!!!これからっす!!まだ始まったばかりです!!」


昌明「潤平先輩ロングキック良かったです。乃村先輩もタックル今日も切れてます!!弾かれたのはたまたまですよ!!」





乃村先輩「昌利やるじゃんの野郎!!」


黒地先輩「あいつらに心配されたら終わりだぜ!!絶対逆転してやる!!」


潤平先輩「下を向いている場合じゃねぇ、俺達は俺達の仕事をしようぜ!!」


麻神先輩「ふ、ダサい所を後輩に見せてしまったな。挽回するとしますか」




仲川監督「(ワシまで励まされた気分だわ、恩にきるぞ、昌利、昌明)。ぬしゃぁ共、球七中のレギュラー名乗ってるなら意地ば見せんかい!!こいつらに励まされて、どがんすっとかい!!すぐさま点ば取ってこい!!」


球七中レギュラー陣「おう!!!!!!!!」









百合男「亮一くんも昌利達と一緒に先輩達に声ばかけたとばってんね。気づいてもらえてないね。声量が小さすぎるとたい」


亮一「くくく、百合男、それ以上言ったらぶっ殺すばい」















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