第109話 教習所にて
次の日、もう来る事はないと思っていた教習所にやって来ていた。
「お?どうした斑鳩、何か受講する気なのか?」
そこには郷山講師がいた。
「いえ、瀧山講師に用事があってきました。」
「瀧山講師?お前達そんなに接点あったか?
1回あったか、ダンジョンからの脱出
それに、山奥のダンジョンにも一緒に行ってたとか言ってたな
もしかして、その時からか?
あ〜、まあ頑張れよ!」
一瞬何のことが解らず考えてしまった。
「えっちょっと違いますよ」
既に郷山講師は、変な誤解をして消えていた。
「あ〜まあいいか」
それからは待ち合わせの時間になるまで食堂にいた。
暫くすると瀧山講師がやってきた。
「ごめんごめん、なかなか仕事から抜け出せなくて
それと、辻本さんも今日はちょっと来れないってさ」
「えぇ〜」
「まあまあ、それであの山奥のダンジョン踏破した報酬山分け分ここで預かって貰ってるから手続きしといて
これが明細で、こっちがワタシの車代」
そう言うと、明細を見せてくれた。
「おぉ〜、なかなかな金額!」
1人分が600万程の額になっていた。
「もうちょっと人が住んでるエリアが近かったら良かったんだけどね〜
山奥過ぎた!」
「いやいや、これだけあれば充分ですよ」
「それでね、折角だから郷山講師に頼んどいたよ
槍の使い方、基本さえ出来ればモンスター相手だしそれなりに使えるから!」
…
……
………
「又あったな、そういやあ今日だったな
瀧山講師に頼まれてたの忘れてた」
「お願いします。
それとさっきのは誤解なんで」
「まあそれは置いといてだな」
「ちょっと置いとかないで下さいよ」
「まあいいだろう、始めるぞ」
全く誤解は解かせてくれなかった。
「それでだ、槍の基本からだが
先ず持ち方はこう
構え方はこうやる
付き方ははこうやる
叩き方はこう
払い葉こう
後、突いたり、叩いたりして外した場合や複数敵がいる場合は直ぐに槍を引いて戻す。」
その後色々郷山講師が槍をレクチャーしてくれた。
「まあ、1時間やそこらで出来るのはこれくらいだな
武器は違えど実践経験があるし、モンスター相手ならそれなりにやれるだろう
教習で教えていたこん棒と通じる部分もあるとは思う。
外した際の立ち回りや、刺さった後の事も考えておくように」
「解りました。有難う御座います。」
「どうだった?いけそう?」
瀧山講師が再びやってきた。
「まあなんとなくですかね?槍での実践は0だからなんとも…」
「まあ、なんとかなるよ最初は入り口付近にいる。単独のモンスターからやるつもりだからそこで慣れてくれればいいから」
「外に出てきたハグレではダメなんですか?」
「う〜ん、そっちの方が弱くて良いだろうけど時間がないからね。
溢れ出す前兆あるから、少しでも前に進みたいから
スパルタでいくよ。
ハハハハハハ」
なんか適当な感じがしてきて不安だ…
「解りました。明日、現地集合ですよね?」
「そうそう、現地集合で中型だから売店も大きいからそこで槍とか必要な物手に入れればいいから
それと、最初の内は日帰りで入るからね
流石に連携も取れてない状況で奥地までは、ワタシでも怖いわ」
その後、雑談をしてから帰宅した。




