第100話 目覚めたら知らない場所だった
斑鳩は、背中に衝撃を受け目覚めた。
「うっ…なんだ…」
目の前には、目が6個ある猪型のハグレがいた。
どうやら、最初に突進された時に意識が飛んでたようで壁に激突した衝撃で目覚めた様だった。
すると目の前にいた。猪型のハグレは、再度突進してこようとしている。
背中の激痛と、腹に受けたダメージでまだ動けないでいたが、なんとか横に転がって躱すことが出来た。
壁に激突せずに、致命傷を負う様な場所に噛み付いていたらと思うと血の気が失せる。
だが、今はそんな事より再び突進してこようとしている猪型をなんとかしなければ
自己治癒(中)と強固(小)があったおかげでまともに動けはしないが、突進ならばまだ避けられると再び転がって避けた。
「うぐっ…」
すれ違いざまに左肩を踏まれた…
動物的な生き物の体重なんて見た目で斑鳩には解らないが恐らく500-1000kgはある生き物
走った勢いで踏まれたので、
左肩が変な形になって潰れている。
強固(小)がなければ、きっとミンチになっていたと思う。
左肩は潰れたが、猪型もバランスを崩し
大きな岩に頭をぶつけてふらついている。
なんとか、立てるようになり近くに落ちていた流木を右手で持ち、ふらついている猪型の頭を砕く
「パンッ!」
風船が弾けたような音を出し猪型の頭が爆発する。
再び血塗れになった斑鳩がそこにはいた。
ただ、2回目だったので多少は躱せたので少しだけ血塗れ具合はましになっていた。
「くそっ、ここは何処だ…」
周りを見回すがさっきまでいた所とは何か雰囲気が違う。
川が小川になっているし、1m以上はありそうな岩がゴロゴロしている。
斑鳩はまだ気付いていないが、そこはさっきまで探していたまだ発見されていないダンジョンだった………
「くそっ、荷物もない…」
血塗れ状態で着替えすらない
あるのは、さっき拾った流木とコシに差していたナタと十徳ナイフだけだった…
「最悪だが、取り敢えず顔だけでも洗うか…」
諦めて斑鳩は顔についた猪型の血飛沫や肉片を小川で洗い流した。
「今までなら、命の危険があれば白い空間でアドバイスを貰えてたけど今回無いってことは意外と平気なばしょなのか?」
斑鳩は状況確認の為に周辺を探索し始めだした。




