会話だ
◇ ◇ ◇
ラナとナタリ?が、オレの元にやってくる。
フサッ
オレが着ていた服を下半身に掛けられた。
そしてラナが、
「すみません志恩さん、ゴブリンから助けていただいたんですよね?それなのにこんな仕打ちを、、ナタリが志恩さんとお話したいそうなのですが宜しいですか?」
謝罪してくるラナに、コクンと頷く。
(パンツずらそうとした事は伝えられていない?)
ラナは耳から石を外しナタリに手渡すとその場から離れた。
「シオンさんでよろしいですわね?改めてまして、私はナタリ・ボルビッツと申します。
まず、ウチのメイドを助けていただき感謝いたしますわ。」っと貴族の礼をとる
「あーあのー色々誤解もあったみたいなので、とりあえず服を着たいんですけど、、、」
「その前に少し質問させてもらっても宜しくて?」ナタリは《眼》を発動させる。
志恩が頷くと、ナタリは志恩の目を観ながら
「あなたは敵ですの?」
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「いえ!違います!決して悪意があった訳では」
(ヤバい、絶対オレがラナを犯ろうとしてたと思ってる!心配しただけなんだよー)
「あなたは、何者ですの?」
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「気がつくと島にいた、普通の人間です」
(異世界から来たとか言っていいものだろうか?)
「あなたは、ゴブリンをどう倒したの?」
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「その時の事はあまり覚えてません」
(あの光景を見てから記憶が曖昧だ)
《眼》を発動させたナタリは考える
まず敵では無いのだろう。ラナの件も悪意はとりあえず無さそうだが、何かを隠している。ゴブリンを倒した事を覚えていないのは本当だろう。 彼は異常な存在だ。帝国人では無いだろうが、帝国側に回れば王国に脅威になるかも知れない。色々不安要素もあるが、こちらに引き込めないだろうか?
「私達はこの後、島を出ようと思ってますの、シオンさんはどうされますの?」
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どうする?どうするって島に残るか、一緒に島を出ようと誘っている?私達の中には当然メイドもだよな、ガチムチホモ野郎と?怒ると怖い令嬢と?
コイツらと行動って嫌な予感がしまくりだ…
それとも、ここでズッと一人で暮らす?……
いや待てよ、別に島を出るまでの事だよな?
その後は別れれば良いんだよね?
「一緒に連れて行ってくれるのか?」
「えぇ、王国まで案内いたしますわ」
‥…いざとなったら逃げよう
「わかった、オレも連れて行ってくれ」




