優しい処刑
「さあ、最後の、お楽しみの時間だ!!」
僕は意図的に残しておいた両親の家へ向かった。
家に着き、とりあえず両親を気絶させる。
二人の首をセットし、準備完了!あとは刃をつなぐ綱を切り落とすだけ!
すると、先に父が目を覚ました。すぐに状況を理解したらしい。
「た、頼む・・やめてくれ・・・」
脚がジタバタ騒がしいなあ。切り落とすか。
ザシュッ
「ぐ、ぐああああああ!?」
いつもならこの脚も有効活用してるけど、今回は甘めにって決めてるし、しょうがないよね。
「じゃ、おとすよ~」
床が真っ赤に染まった部屋で、刃を切り落とす。
「やめろおおおおおおおおおおおっ!!!!」
刃が首筋に迫る瞬間、僕は落ちる刃を手で持って止めた。
「はっ、はあっ、ひあぁっ」
もう呼吸がおかしい。
「僕が簡単に殺すと思ったかい?」
僕はゆっくりと刃を下ろしていく。当たった部位から血がにじみ出る。
「ううぅぅぅううああああああああぁぁ!!!!」
だんだんと出血量が多くなる。
「あああああぁぁっぁあ!あああゴフッ!っっぁぁああああああ!!!」
「くっハハハハ!!!アーッハハハハ!!素晴らしい!!素晴らしいぞっ!!」
吐血しだした。もう終わりか。最後に感謝くらいはしておこう。
「さようなら。育ててくれてありがとう」
最後の父の顔は、絶望と驚愕に満ちていて、実に最高だった。
ちょっとした後、母も目を覚ます。
「なっ!?なによこれ!?」
「ギロチンだよ。知らないの?この世界は処刑方法も稚拙なのか」
中世だから拷問とか処刑ブームだと思ったんだけど。
「あ、あなたこんなことしてただですむと思ってるの!?」
「僕の心配より、自分の心配をした方がいいんじゃない??目の前が見えてないのかな?」
母の目の前には先ほど処刑された父の首の断面がある。
「きゃああああああああぁぁぁっぁぁぁぁあああああああ!!!!!」
「アッハハハッハハハ!!!!素晴らしい!!その声を聞きたかったんだ!!素晴らしいだろうっ!?やはりギロチンは切断面が素晴らしいっ!?もっと近くで見てみるかい!?」
そう言いながら、母のギロチンを父だった物に寄せていく。
「ひっ、い、いやっ、いやあああああああっ!!!」
血の滴る父の首の断面はもうあと数センチで母の顔面に衝突する。ちょうど父の食道が母の鼻に当たるだろう。
「クハハハハっ!!素晴らしいっ!!!」
ついに母と父が接着し、母はもう正気ではいられないようだ。ずっと言葉にならない悲鳴を上げているせいで過呼吸になっていた。まあ、鼻を父の食道で塞がれてるのもあるけど。
「じゃあ、もうそろそろ飽きたから殺すね。育ててくれてありがとう。母さん」
「へっ!?」
母は父と同じく驚愕の顔で見てくる。僕は気にせずギロチンをゆっくり下ろしていく。
「レオっ!レオなの!?どうしてっ!どうしてこんなことするのっ!?」
母の首に刃が到達し、皮を切る。
「何があったのっ!?ねえレオっ!話を聞いてっ!」
ズズズッと母の首を切断していく。
「何かいやなことがあったのっ!?レオっ!!」
「さようなら、母さん」
「レオっ・・・」
ゴトリッ
さっきまで必死に口を開けていた頭は、ピクリとも動かなくなっていた。




