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エンゲージ・リンク  作者: 花酔
第2章 巡る思惑のカノン編

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33/92

Link.32 光

第一競技の開始によって、チーム分けが行われた

アマネたちは、ダーナ、そしてアニス達と出会い、試験の合格を目指していた


◆


「暗いな………」


歩き始めて5分

青い火の揺らぐ方角へ進み続けると、大きめな部屋に出た


しばらく歩いてわかったことは、どうやらこの蝋燭は言っていた通り燃え尽きることはないらしい。

燃えているのに蝋が溶ける様子が全くなかった


「お、松明だ」

「火がついていませんね……『火球(ファイアボール)』……!」

「さんきゅ、アニスさん」


なんやかんや協力はできている。

一人を除いて


松明を持ち、広い部屋を少し進むと、ゴゴゴゴッと音を立てて地面が揺れ始めた


「なんだ!?」

「気をつけてくださいアマネ。何か来ます」

「何か………?」

「敵か!敵かっ!?」


セラノアが警戒してアマネを手で制する。

アニスの天使はどうやら戦闘が好きなのか興奮していた


「お、落ち着いて……シアちゃん……」


歩きながら話を聞くと、どうやらアニスさんの天使はネメシアという名前で、アニスさんが願いから生み出した誕生性天使とのことだった。


そして、ダーナの天使は鏡の天使とのことだった。

両者とも誕生性天使で、親から受け継いだ、もしくは存在していた天使と契約した後継性天使ではないようだった。


力の差はないないものの、ノウハウがないため誕生性天使は初めは弱いとされている──だが


「下がれ」

「へ?だ、ダーナ?」

「ぁ、危ないですよ………!」


ダーナは、二人の静止を無視して前に歩み出る。

ダーナの視線の先を追うと、地面が四角に切り抜かれており、そこから敵が競り上がってきているようだった。


ゴンッ!と強い音がなり、魔物を乗せたエレベーターは止まる。

石で作られたゴーレムだった


「お前達は僕の魔法に縋っていればいい。お前達の力など──いらん」


瞬間、ダーナが手を横に振り払うと、一つの光線の魔法が明後日の方向に放たれた


一瞬、なにをしたいのか理解できない4人だったが、一拍遅れて、すぐにその力を目にすることになった


「gr───」


チュンッ、と軽い音が鳴りゴーレムの頭の一部が消え失せ、煙を立てる。

辺りを見回すと、何かの破片が浮いており未だにその光は破片の中で舞っていた


すでにゴーレムを貫いた光は、2度、3度破片に反射してゴーレムを貫く

一瞬にも思える攻撃

ゴーレムはたった一つの魔法で崩れ落ちたのだった

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