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エンゲージ・リンク  作者: 花酔
第2章 巡る思惑のカノン編

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31/92

Link.30 第一競技

無事に予選を突破したアマネたち

どうやら裏で動く意図もあるようだが

ともあれ次の競技が始まろうとしていた──


◆


『おかえりなさいませ皆々様ァ!さぁバイブス上げて午後の部の開始だァッ!!』

「……午前よりテンション高くね……?」


少し耳がキンキンするほどの音圧に目を閉じてしまうアマネ。

元は3000人近くいた挑戦者が今や予選合格者27名しかいない。

ほとんどは広大な真宵の森で迷い、ギブアップしたかあのゴール前の障壁に阻まれていたまま時間切れになっていたようだった


(属性相性なんか難しくて忘れてたよ……ほんとよく覚えてたな)

『……記憶力は良……悪い方ですがそれでも覚えていたのですからアマネがやはり……』

(はいはいオツムは弱いかもな……!)


一応全員が集まる場だ。

うるさくしないように横目でセラノアを軽く睨む

セラノアは鼻で笑ってそっぽを向いた


『──では第一競技の説明に入るぜ!!』


その声と共に全員の視線が第二会場のスクリーンに集まった


⬛︎


地下対抗チーム戦!!

あぁ?名前なんかしょぼくなったな………

と思うことなかれッ!

言葉通り3人1組のチームになってもらうぜ

そしてチームには一つの蝋燭が与えられる!

燃え尽きることはないがァ……他人に消(・)さ(・)れ(・)る(・)こ(・)と(・)はあるかもな?

蝋燭が消えるとそのチームは脱落!

今まで集めた証もその場に落ちるか消したチームに譲渡されるぜ!


つまり!蝋燭を守りつつ、四つあるゴールのどれかを目指せってことだ!!

ん?地下はなんだって──?


⬛︎


『こ(・)う(・)い(・)う(・)こ(・)と(・)さ(・)』


解説がまだ続くと思っていた矢先、激しい身振り手振りで説明していた先生は、モニター越しにこちら見ているかと思うほど、鋭い目でこちらを見た


瞬間、地(・)面(・)が(・)消(・)え(・)る(・)


「──はっ?」

「っ!?」

『おっと霊体化は禁止させてもらうぜ?あの使い方は初めてだったからなァ!!さぁ!さぁさぁさぁ!!第一競技!!地(・)下(・)対抗チーム戦!!』


落ちていく体

離れていくモニター

しかし、アマネ達の目にはしっかりとその声が響いていた


『──開始だ』

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