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エンゲージ・リンク  作者: 花酔
第一章 問いと契約のオーバーチュア編

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Link.15 賭けの行方

アマネを見かね出てきたセラノア

ロゼの尋問を受けるセラノアだったが、一つの情報が二人に衝撃をもたらすのだった


◆


「セラノアが……」

「一人目の天使……」


セラノアの独白に、アマネとロゼは情報を整理しようと考え込む。

静寂が辺りを包み、少しの時間が流れた


「──なら、危険すぎるな。やはり殺しておこうか」

「なっ……」

「後悔、独白、それらは罪に何の意味もない。危険ではない証拠がどこにある」

「ありません」

「セラノア!!」


目を細め、罰を受ける準備をするかのように顔を俯けるセラノア。

アマネはその自暴自棄とも言える行動に少し怒りが込み上げた


「待ってくれ!セラノアはっ……確かに、罪を犯したかもしれない……でも、俺が見てきたこいつは、決して、したくて人を殺すような奴じゃなかった」

「………」

「ただ、世間知らずで、ちょっと……毒舌で、料理が苦手で、それでも頑張ろうとする……普通の女の子に見えた」


アマネは縋り付くように、眉間に皺を寄せて苦しそうにポツポツと言葉を漏らす。


「………信頼されているのだな」

「……オツムが弱いんです。私の契約者は」


ロゼがセラノアに対して疲れたようにそう言うと、セラノアは少し泣きそうな声でそう言った。


「……貴殿は娘を守った実績もある。街のため、市民のために行動を起こした実績がある。……そうだな。初めに言ったことは撤回しない。貴殿らを少し、この目で見極めよう」

「──!つまりっ!」

「あぁ。殺さないでおこう」


その言葉に、涙を浮かべていたアマネはホッとして床にへたり込む。

セラノアは、安心したような、それでいて申し訳ないようなそんな顔をしていた


「一つ、条件がある」

「なんでしょうか」

「セラノア。貴殿のその殺戮の経緯を教えろ」


そう言ったロゼの言葉には、先ほどの圧はなく、ただど(・)う(・)し(・)て(・)そ(・)う(・)な(・)っ(・)た(・)の(・)か(・)を聞いていた

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