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THE HERO  作者: ガイ
修業
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5/13

4話 能力

よかったら最後まで読んでください。

第4話


一通りこれからやるであろうトレーニングのやり方を教えてもらった。


これからの流れとしては、トレーニングをしてその後タケさんと戦うというのを3週間

続けるみたいだ。


トレーニング自体は1時間ちょいかかるぐらいで、主にタケさんとの戦闘がメインみたいだ。


一日目にして、このハードさに心が来ている。


それに、疑問もある。


3週間もこんなことをやっている暇があるのか?ということだ。


3週間もあればあの化け物が町に現れて、荒れるのではないか。


そこらへんの事をどう考えているのか。


とりあえず、自分の中では答えがでないことだし、聞いてみることにした。


「あのー、鷲尾さん」


「どうした?」


「俺達3週間も余裕あるんですか?」


「何だ嫌にでもなったか?」


少しそれもあるかもしれないが、そうじゃない。


「いや、別に。ただ、この3週間の間に化け物が現れたらどうするんですか?俺が倒しに

いくんすか?」


「いや、お前はこの3週間はコッチに集中してもらいたいから化け物もとい怪人はスルー

してもらう」


「えっ!」


それって大丈夫なのか、あんなのを無視してて。


「まあ、お前の考えはなんとなくわかる。とりあえず、これから、それを含めて色々話す

から、とりあえず聞いてくれ」


俺は頷いた。


その後、鷲尾さんは椅子に座るように促し、俺たちは向かい合って座った。


「とりあえず、3週間のことからな。

 まず、怪人はここから3週間ほどは現れなという結論になっている」


「えっ、でも」


「そう、現れている。2体もな。でも、あれは怪人であって、れっきとした怪人ではない」


んっ?どういうことなんだ。


「現れた2体の怪人は、まだウイルスに感染途中で早熟した怪人で、本来の怪人ではない」


鷲尾さんはタブレットを俺の前に取り出し、昨日の俺の戦いの映像を見してきた。


「昨日の怪人は確かに俺ら人間目線で見れば十分凶悪だが、変身した目線で考えたらどう

だった?」


俺は映像を見ながら昨日のことを思い出してみた。


確かに怪人は強くて恐怖を覚えた。


あいつの腹に食らった攻撃は痛かったが、別に怪我したとかそういったことはなかった。


それに、俺のパンチ2発であいつを倒すことができた。


「確かに怖いと思ったけど、たいしたことなかったような気がします」


「そう、まだ完全には感染してなかったから、怪人になり損なっていた。だから、そこま

でたいしたことがなかったんだ。だから、あれくらいだったら軍隊と僧院させられれば、

何とかなるんだ」


まあ、たしかに戦車とか使えば何とかなりそうだ。


「だが、完璧に感染して成熟した怪人にはそうはいかない。前にも言ったようにその変身

スーツは怪人を作る時の副産物で生まれたって言ったよな。だから、成熟した怪人はその

スーツと同等の力を持っている。その力はとても強大でちょっとやそっとじゃ倒せない」


なるほど、つまり


「怪人が成熟するにはあと3週間必要ってことですか?」


「ああ、そうだ」


だから3週間猶予があるのか。


つまり、3週間後の怪人は昨日のとは比べ物にならないってころか。


「それと、成熟した怪人には能力がある」


鷲尾さんはポケットからカードのような物を取り出した。


「怪人の心臓には核があるんだ。これはお前が昨日倒した牛の怪人の心臓にある核を加工

したものだ。コイツを変身して時計にかざしてみるんだ」


「わかりました」


俺は立ち上がりボタンを押して、変身した。


その後、カードを受け取り、言われるがままに時計にかざしてみた。


すると、時計の画面が軽く光った。


「んっ?」


そして、俺の頭の中にはある能力がよぎった。


「今お前はあの牛の怪人が本来持っていた能力が使えるようになっている。成熟した怪人

はそれとは別だが、それぞれ能力をもっているから、ヤバイんだよ」


鷲尾さんは困ったように言った。


たしかに、スーツ並みの力に特殊能力一つを持っていたら、能力によるだろうが手に負え

なくなりそうだ。


今の俺に勝つことはできのか。


いや、無理だ、今の俺の力じゃ多分。


俺はヒーローになると決めたんだ。


俺が知っているヒーローはみんな勝っている。


だから、俺は勝つための力を手に入れなければならない。


「それで、敵の組織も能力目当てで怪人を倒してんだ。本来なら自分たちの拠点で解決す

るはずだったんだが、ウイルが外に広がっちまったからな。逆にいえば俺らも強い能力を

手に入れチャンスでもある」


なるほど、だから2号とかいうのも現れたのか。


「これから、お前を強くしていくが、敵の組織のスーツ組はお前よりも強いだろうから、

この能力と使い方がカギになっていくはずだ」


確かに、強い能力を手に入れられれば、相手との差を縮めることができるかもしれない。


まあ、差を小さくするためにも俺そのものも強くならないといけない。


この3週間で俺はやりきらなきゃいけないんだ、たとえハードでも怪人にも敵にも勝てる

ように。


俺は拳を握り覚悟を決めた。


「ところで、なんの能力だったの? それ、」


「ああ、ええっと」


俺は右拳に力を込めた。


ビキビキッ


すると俺の右拳が結晶のように硬化し、固まった。


「どうやら、硬化みたいっす。拳がうごけはしないけどめっちゃ固いっす」


「なるほどな。まあ、使い方はこれから考えていこう」


俺は力いっぱい頷き、変身を解除した。


「それで、質問あるか?」


「とりあえず、大丈夫です。何するかわかったんで」


「そうか、なら今日はもう遅いし、終わりだな」


確かに今日はもう7時だ。


でも、3週間しかないんだ。


「いや、もう一回タケさんとお願いします」


やれるときにやっとかないと。


俺には時間がないんだ、3週間で強くならなければならないんだ。


「オーケー、わかった」


俺たちは再び、部屋へと向かった。


-------------------------


<1時間後>


息を荒げ、俺は床に寝っ転がっている。


一発も入れられなかった。


それどころか俺は何十発も入れられた。


てか、すげえ痛い。


「はい」


寝ている俺にタケさんは水を渡してくれた。


「ありがとうございます」


俺は水を受け取り、一気に飲んだ。


俺がこんなに疲れているのに、タケさんは全くそんな素振りもなく、余裕そうだ。


こんなに優しいのに、戦うときは全く手加減をしてくれない。


「そいつ、見た目は爽やかな優男に見えるけど、根は負けず嫌いだから、手加減は期待し

ないほうがいいぞ」


「ちょ、やめてくださいよ。まあ、でも負ける気はないよ」


鷲尾さんとタケさんは笑いながら話している。


やっぱり、タケさんには余裕があるようだ。


でも、俺だって、


「負ける気はないっす」


そう言うと、タケさんは口角を上げ、笑って、俺を見てきた。


俺もタケさんと目を合わせ、にらみ合った。


「バチバチだな。いいんじゃないかそういうの」


鷲尾さんはおもしろそうに、笑っていた。


「まあ、リョウは明日に学校もあるし、今日は終わりだ。家まで送るから帰るぞ」


「わかりました。じゃあ、タケさんまた明日」


「うん、また明日」


俺は鷲尾さんと一緒に車へと向かった。


-------------------------


「どうすれば、勝てるか?」


俺は車の中や、家についてからずっと考えていた。


とりあえず、寝る前に俺はネットで「強くなるには」などと検索して、ネットを漁り

まくることにした。


そして、明日はこれらを片っ端に試すことにしよう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次は、多分来週中にだします。

課題とテストが重なっているので、夏休み入ってらまただします。

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