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THE HERO  作者: ガイ
修業
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4/13

3話 壁

よかったら最後までお読みください。

第3話 壁


ボフッ

「疲れたー」


俺はベットに思いっきり飛び込んだ。


話が終わった後、今日は解散の流れとなった。


鷲尾さんは明日にこれからの流れと訓練をやると言っていた。


「あー、そうだ探さないと」


それと、別れる際に今年の体力測定の結果を見せるように言われた。


「おっ、あった」


<体力測定の結果>

握力…40kg       6点

 

上体起こし…30     8点  

   

長座体前屈…75     10点


反復横跳び…58 8点


20mシャトルラン…113  9点


50m走…6.8       9点


立ち幅とび…203cm    5点


ハンドボール投げ…38m 10点


合計で65点 

高校二年の16歳でのA段階である。


帰宅部にしてはよすぎるくらいの結果だある。


とりあえず、明日はこれ持って集合場所だな。


明日から忙しくなるだろうし、今日はもう寝よう。


--------


次の日に学校へ行くと周りは昨日の出来事で盛り上がっていた。


それもそうだろう、最寄りの駅で化け物が現れたんだ、実際に見た人が立花以外にもいた

みたいで、とても話題になっていた。


蓮も俺のところに来て興奮しながら話していたが、話を聞くと昨日他の所でも化け物が現

れたみたいで、俺以外の人がスーツを着て倒したみたいだ。


ネットでも話題になっており、俺が初めに現れたから”1号”でもう一人が”2号”だとか

で盛り上がっていた。


おそらく”2号”は昨日言っていた組織の誰かだろう。


俺も適当に話を合わせ、授業を受けて、学校が終わった。


学校を後にすると俺は昨日決めた待ち合わせの場所に急いだ。


付くと鷲尾さんが車で待っていて、


「じゃあ、乗ってくれ」


俺は車の助手席に座り、


「どこに行くんですか?」


「今から俺らの秘密基地に向かう」


「秘密基地?」


「そう、まあそうは言ってもそんなたいそれたものじゃないけどな。ビルの何室か借りた

捜査室みたいなもんだよ」


「結構大がかりなんですね」


「そりゃあそうさ、お前もわかるだろあんなやばい変身装置と化け物を生み出した奴らだ

からな。大がかりにもなるさ」


「確かにそうっすね」


俺らはその後、”2号”の話をした。


"2号"の事はよくわかっていないが、自分たちで化け物をわざわざ退治した理由には心当た

りはあるみたいだが、その話は基地についてからいうみたいだ。


その後、適当な話をした。


榊さんの時とは違って、車の中では話が弾んだ。


鷲尾さんは話やすく、気前のいいおっちゃんみたいの人だった。


その後、ビルに付き車を地下の駐車場に車を止めた。


「ほら、これ」 ポイッ


鷲尾さんは何かのカードを投げてきた。


「これは?」


「入るときに必要なカードキーだよ。毎回ここまで送ってやることはできないからな。場

所をしっかりと覚えておけよ」


「わかりました」


「あと、交通費も言えよ。こっちでだすからちゃんと言えよ」


そう話してビルの中にカードを使って入り、エレベーターに乗った。


目的の階に付き、中に入ると、中には榊さんと金髪でツーブロックの日焼け肌男がもう

一人いた。


「よし、じゃあ集合」


二人は立ち上がり、集まってきた。


鷲尾さんは俺に手を向けながら


「榊君は知っていると思うが、この子が装置に適合した”楠 亮”君だ」


「よっ、よろしくお願いします」


俺は礼をして、挨拶をした。


鷲尾さんは男の方に腕を向けて


「"雀野(すずの) 竹明(たけあき)"だ。俺らのメンバーの一人だ」


「よろしくねリョウ君、タケとでも呼んでくれ」


そういうとタケさんは俺に手を差し出し握手を求めてきた。


「よろしくお願いします、タケさん」


俺は答えるように握手をした。


タケさんは俺より少し身長が高いくらいで、鷲尾さんほど筋肉隆々ではないが鍛え抜か

れた体ということはわかる。


「ほかにもあと二人いるんだが、今はここにはいないからまた今度な」


「じゃあ、俺含めて6人しかいないんですか?」


「まあ、基本的にはそうなるな。人は少ないが、質はいい。少数精鋭ていったところだな」


思ったより人が少ないな。


公安っていう組織だからしょうがないのか?


「じゃあ、本題に入る前に昨日言ったやつを見せてくれ」


「あっ、はい」


俺はカバンから体力測定の結果の紙を取り出し、鷲尾さんに渡した。


鷲尾さんは腕を組み、何か考えながら読んでいた。


「帰宅部なのか?」


「はい」


「中々いい結果だな。これだったら何とかなるかもな」


そう言うと鷲尾さんは紙を置き、手を胸の前で一回たたき


「じゃあ、これからのことを説明していくぞ」


仕切り直した。


「これからリョウには3週間で2つの事を目指してもらう。一つは、基礎体力の向上のため

に体力測定の点数をオール10点を目指してもらう」


「10点!」


全部10点は普通に難しいのではないか?


10点の物に近いものは何とかなるかもしれないが、点数が離れているものは難しい。


それも3週間で達成って普通に無理ではないか?


そもそも、そんなことやっている時間はあるのか?


「そう、10点。もう一つは、」


俺の頭の中で?がいっぱいあるなか、鷲尾さんは話を進め、タケさんを指でさし


「タケと戦って、一発入れてもらう」


「一発すか?」


「そう、パンチでも蹴りでもいいのを一発入れてもらう。腕とかで防がれたのはなしな。

一発入ったかはコッチで判断するから」


一発か、オール10点よりは簡単そうだな。オール10点の方を重点的にやるのか?


「今、簡単って思った?」


鷲尾さんは心を読んだのか、俺が思ったことを聞いてきた。


「まあ、はい少し」


「そうか、だったらまずやってみるか」


鷲尾さんたちは奥の扉の方へ歩き始め、俺もついていった。


扉を開き中を覗くと、壁の一面にガラスがびっしりとあり、ダンスをするような部屋が

あった。


しかし、ダンス部屋と違って、床には柔道で使われるようなマットが敷かれていて、おそ

らく改造したのだろう。


「ちなみに、ここの反対側にはトレーニングマシンとかがあるから、オール10点のための

トレーニングはそっちな。また後で教えるけど」


さすがだ。すごい色々と準備をしてくれているが、速すぎでは?


「昨日の今日でここまで準備したんすか?」


「いいや、3週間ほど前からかな。ここを拠点にやってこうと決めてたから」


さすがにそうだろな。


「それじゃあ、早速やってもらうか。タケはハンデとして打撃系だけな」


「わかりました」


鷲尾さんに言われるとタケさんは奥に行き、軽く体操をした。


俺も慌ててそれに続き、タケさんの逆側に行き、準備した。


しばらくして、


「じゃあもういいか、なら構えて」


合図とともにタケさんは右足を後ろに引き、両手を顔の前に持ってきた。


俺もそれを真似て構えた。


俺達二人の構えを確認すると鷲尾さんは


「はい、はじめ」


と号令をした。


始めの号令をされたが、タケさんは全く動かなかった。


なので、俺から行くことにした。


俺はテレビで見たことのあるボクシングの真似をしながら近づき、右手で思いっきり顔

を狙った。


ガシ


「えっ!」


だが、簡単に止められた。


俺は少し離れて、スッテプを踏み今自分ができる限りで左右の手でひたすら殴りかかった


しかし、受け止められたり、避けられ、一発も当たることがなかった。


俺は右手を思いっきり引き、自分の渾身の一撃を顔に放った。


パンッ


俺の渾身の一撃は、漫画のようにタケさんの左手の掌でキャッチされた。


シュッ


するといきなり俺の顔の前にはタケさんの拳があった。


「はい、一回そこまでな」


すると、鷲尾さんが止めに入った。


おそらく、タケさんは俺のパンチえお受け止め俺の顔の前で寸止めをしたのだろう。


俺は全く反応することができなかった。


「なんとなくここ3週間でやることはわかったか」


「まあ、はい」


考えが甘かった。


オール10点の方が楽だと思えるほどのとんでもない実力差が俺とタケさんの間にはあった。


はたして、俺はこの2つの目標を達成することができるのか?


「なら、とりあえずトレーニングしてからまた、同じことするからな」


鷲尾さんはそう言った。


俺は声を出すことができず、ただ頷いた。


俺たちは逆側にあるトレーニング室へと向かった







今回は最初の予定通り上げられませんでしたが、次は再来週の月曜日までにあげられるように頑張ってみます。

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