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青春学校  作者: むにょこ
小学校編
14/124

小学校編 14時間目

今回少し長めです


※とうり視点

「そういえばさ、たいようのお父さんってめっちゃかっこいいよね!」

「それなー!わたしもさっきパパ、あっお父さんと同じくらいかっこいいって思いました!」


!?


「相変わらずももはファザコンね……」


ファザコンなんだ……


「でもたしかにもものお父さんもかっこいいよね。歳も同じくらいじゃない?」

「父さんは32歳だったはず。」

「お父さんも32歳です!同じですね!」


みんな、若い……うち42だよ……

そういえば……


「りくとのお母さんもそのくらいじゃなかった?」

「え、あ、う、うん。そうだね。同い年じゃないかな。」


あっっ、俺、うっかり……

俺のバカ!!!


「とうり大丈夫だよ」

「どうかしましたか?そういえば、私のま、お母さんも32歳で同い歳だったはず……」


もうママパパでいいよ……


「俺の母親は1つ下で31だったかな」

「おお!近いですね!りくとさんのお父さん何歳なんですか?」


えっ、ちょっ……


「多分32かな。確か同級生だったって聞いてるから。」

「そうなんですね!もしかしたら実は知り合いかもしれませんね……ふむふむ」

「はぁ、親が若いといいねー。うちなんて過保護なおっさんだよ。今回も大変だったんだから。」

「いるだけいいじゃーん。私たちなんて親に捨てられてるんだからね!」


え、!?


「そうだったの!?ごめん、知らなかった……」

「え!?なんかごめん……そういうつもりじゃなくて!まあでも、私はもし親にあったら一発かましてやろうと思ってる!こんなに大きくなったんだぞ!って」

「みかぁぁぁ」

「ちょっ、さなちゃん泣かないで……!!」


俺、親が2人ともいて、恵まれてたんだな。

なんか申し訳ない……。


「っていうか!そもそもこの話題にしたの私だったわ!思い出したけど!いやーほんとごめんね。じゃあさ、親の話題は色々あるってことで兄弟の話題にしちゃう??チラ」

「みーかー?うちのお兄ちゃんも過保護なおっさんですけどー???」

「あははは ももちゃんにもお兄ちゃんと妹ちゃんいたよね?」


そうなんだ!!初耳!


「うん!お兄ちゃんはめちゃくちゃかっこよくて優しいし、妹はとにかく可愛いのー!あ!御三方は見たことないですよね!写真?見ます??」


この反応……もしかして……


「相変わらずブラコン&シスコンね……ほぼほぼコンプリートなのよね……」

「マザコンじゃなくて良かったって私心から思ってるよ」

「さなもあいりもひどいよ!」


やっぱり……マザコンではないんだ。ちょっとほっとした。


「男子勢は兄弟いないの??」


い、いる!!


「俺はいないけどとうりはいるよね?たいようは知らないけど」

「う、うん!いるよ!姉ちゃんが1人!めっちゃ喧嘩強いんだ!」

「そうなんですねー」


なんか興味なさそう……俺、勢いよく言い過ぎちゃった……


「たいようくんは、いるの?いない?」

「俺はね、兄貴が1人。隣に住んでるよ。たまにしか会えないけどね」

「隣に住んでたんだ!」

「そうそう!兄貴も良い奴なんだけどね……」


こっちにも何かありそう……

〈すみれさん〉

吉沢家別邸で働くメイド。たいようの父が子供の時からお世話をしていた。たいようの父が吉沢家に入る時に連れてきた。

ばあやと呼ばれるのを嫌がったため、今でも2人からはすみれさんと呼ばれている。

おしゃべりが好きな優しい人。

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