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同じ事もある

8月9日

 今日は予定通りヨシキくとロードファイターで対戦している。

 ヨシキ「やっぱりあそこはもう少し強気に行った方がよかったかなぁ」

 マエダ「そうだねー、それにしてもコンボの制度高いよね」

 ヨシキ「ああ、そうしないとユリに勝てないからな。ワンチャンス逃したら勝てなくなるからコンボ練習は結構してるよ」

 マエダ「確かに、私もよく隙つかれるんだよね。それにしてもユリちゃんは次元が違うよね」

 ヨシキ「うん、あれはプロ並みだ」

そんな話をしているとユリちゃんもといレナさんが入って来た。早速対戦を始めたが記憶通り、弱くなっていた。ユリちゃんがあんなわかりやすい攻め方しないし、動きもワンパターンで、そもそもコンボすら出来てない...これをレナさんがやっている姿を想像すると少し微笑ましい気持ちになった。

 ヨシキ「うーん...別の人が隣でやってるのかな?」

 マエダ「なのかな?ちょっとユリちゃんに連絡してみる」

 ヨシキ「わかった」

そう言ってユリちゃんに電話をかけた。

 マエダ「もしもしユリちゃん?」

 ユリ「ユリです。さっきはごめんなさいね、急にお父様から連絡が来てしまって」

 マエダ「そうなんだ。でも、誰がやってたの?」

 ユリ「レナにプレイしてもらってたの」

 マエダ「なるほど」

 ユリ「今更だけど、私も参加していいかしら?」

 マエダ「もちろん!通話の招待しとくね」

そう返し、通話グループの招待を送った。それから3人で5時間ほど対戦し続けた。

 ヨシキ「そろそろ抜けるね、お疲れ様」

 マエダ「うんお疲れ様でーす」

 ユリ「ええ、またやりましょう」

そう言って通話を切ろうとした時にユリちゃんに「あ!待ってマエダちゃん」と呼び止められた。

 マエダ「どうしたの?」

 ユリ「少し聞きたい事があってね」

 マエダ「なになに?」

 ユリ「ヨシキとはどうなの?」

といきなり聞いて来た。私は慌てて「な!ユリちゃん!ヨシキくんがいるのに!」と返した。

すると自信満々に「大丈夫よ、もう通話抜けてるのは確認してるから」と話した。私は「それにしても急だよぅ」と顔が熱くなってきたので手で仰ぎながら返した。

 ユリ「それで、どうなの?」

 マエダ「うーん...わからないけど...信用はしてくれてると思う」

それを聞いたユリちゃんは「大きな一歩ね!」と嬉しそうに話した。

 ユリ「それじゃあ次は女性として意識させないとね!服を変えてみたりするのはどう?マエダちゃんボーイッシュな服が多いから」

 マエダ「確かに...ちょっと考えてみる...」

 ユリ「ええ、頑張ってね。それじゃあ私も落ちるわ」

 マエダ「うん、また」

そう言って通話を切った。

 それから今持ってる服を出してみたが見事に可愛い系の服がなく、唯一あるのはユリちゃんからもらった白いワンピースだけだった。一瞬、ヨシキくんが選んでくれた服がある!っと思ったのだが正夢の記憶なのを思い出し、改めて自分の服のバリエーションの無さに驚愕した。

明日買ってこよう...そう思いながら私はお風呂に浸かった。


8月10日

 今日は予定通り家周辺にあるお店でヨシキくんが振り向いてくれそうな服を選びに来たのだが、全く思いつかなかった。どうしても短めのスカートやズボンは少し恥ずかしい...そんな感じでしばらく悩んでいる時に、ふと明日ヨシキくんとデパートで会う事を思い出し、ヨシキくんに直接聞こうと考え、この日は意図的に何も買わずに帰宅した。


8月11日

 ヨシキくんに会う当日、この日は偶然、そう偶然ヨシキくんに合う...狙って来ているわけではない。そんな事を考えながらどれにしようか選びながら待っているとヨシキくんを見つけたので私から話しかけた。

 マエダ「あ、ヨシキくん」

 ヨシキ「どうも、今買い物中?」

 マエダ「うん、ヨシキくんは?」

 ヨシキ「俺は夏用の服と肌着を買いに」

 マエダ「そうなんだ、私も服を買いに来たんだ。昨日ね、服の整理してたらイルカがプリントされた服しかなくて、そのなんというか...子供っぽい服ばかりで。」

そう言うとヨシキくんは「うちの姉ちゃんなら力に慣れると思うんだけど...」と話した。

私が「よかったら一緒に探してくれるかな?ヨシキくんが良ければだけど」と誘ってみるた。

 ヨシキ「俺で良ければ」

 マエダ「よし!じゃあ行こう!」

そう言い2人で服屋に向かった。

 ヨシキ「今持ってる服でどんな色が多い?」

 マエダ「えっと、黒と白と青かなズボンはジーンズばっかだね」

 ヨシキ「靴は?」

 マエダ「この赤いスニーカー以外はサンダルとローファーだけだね」

 ヨシキ「スカートとかは?」

 マエダ「ユリちゃんにもらった白いワンピース以外は持ってないんだよ」

 ヨシキ「なるほど...」

そう言いヨシキくんは少し考え始めた。そして縦に薄く折り目の入っている黒色のスカートを手に取り「これなら通気性も良くて、他のに合わせやすいかも」と言いながらこちらに見せてくれた。それから試着したり、着方を教えてくれたりした。私が会計など一通り終えてからヨシキくんの待ってる所に行った。

 ヨシキ「そしたら次は靴屋だね」

 マエダ「うん!」

そう言い続けて靴屋に向かった。

 ヨシキ「これとかどうかな?」

 マエダ「履いてみる...うん!めちゃくちゃいい!すごい!サイズも少し余裕があってだいぶ楽だよ!見た目もいい感じだし」

そう言いながら軽く歩いた。

 ヨシキ「他のは見てみようか」

 マエダ「いや大丈夫かも、見た目も履き心地もいいからこれ買う!」

そう言うと少し心配した様子で「自分で言うのもなんだけど、そんな鵜呑みにして大丈夫?」と聞かれた。それに対して「うん、実際にすごく履きやすいし、それにヨシキくんは色々考えてオススメてくれてるのをわかってるから大丈夫!」と元気よく返すと、少しだけ右を向きながら「そっか、変な事言ってごめんね」と話した。

 マエダ「それじゃあ買ってくるね」

そう言い会計に向かった。それにしてもヨシキくんはこの買い物デート?をどう思ってるのだろうか...というより私と違ってヨシキくんは顔や行動に出ないから分かりにくい。だからさっき少し右を向いていたのはなんかの合図かもしれない...そんな事を思いながら店を出た時、自分の荷物を靴屋に置いて来たのを思い出し、走る体制に入るとヨシキくんに「どうしました!?」と呼び止められ、冷静なってから話し始めた。

マエダ「買ったスカート靴屋に忘れた!」

ヨシキ「ここにあるよ」

と言いながらスカートの入った袋を見せてくれた。私は嬉しさのあまりヨシキくんに「ありがとうー!助かったよー!」抱きついてから袋を受け取った。

 ヨシキ「じゃあ、俺は服買ってくるね」

 マエダ「私の選んでくれたし協力するよ」

そう言うと「じゃあお願いしようかな」と笑顔で話してくれた。

ヨシキくんが買おうとしているのは決まっていたらしくすぐに買い物を終え、途中まで一緒に帰ることになった。

 マエダ「ヨシキくんありがとうね」

 ヨシキ「こちらこそ、お陰ですぐに見つかってよかったよ」

 マエダ「あのさ」

 ヨシキ「ん?」

 マエダ「今日の買い物、私は楽しかったけど迷惑じゃなかった?」

と何気なく聞くと「迷惑だったら断るだろうし、むしろ俺も楽しかったから」と答えてくれた。その言葉を聞いてヨシキくんに信用されてる事を改めて確認できた。私は「そっか、ならよかった。じゃあまた機会があったら一緒に買い物行こうね!」と笑顔で話すと少しだけ右を向いて「そうだね」と話した。

 ヨシキくんと別れたあと上機嫌で帰宅し、今日のことを思い出しながら買った物を整理していたのだが、つい嬉しくて抱きついてしまった事を思い出し急に恥ずかしくなってしまった。しかし、それと同時にで少しでも意識してくれたら嬉しいとも思った。


 そんな気持ちを紛らわすために冷たいシャワーを浴びにお風呂場に向かった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。これから色々と変化していきますので今後も見ていただけるとありがたいです。

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